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【観戦メモ】10月28日の高校アメフト全国大会の模様などをちょこっと(ま)

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Road to Christmas Bowl! いよいよ始まりました第49回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会、10月28日エキスポFFにて行われました一回戦の二試合の模様をちょこっとお送りします!

 

 

昨年秋の再戦となった関西大学第一高校×同志社国際高校の試合は、昨年度とは打って変わっての大接戦! 同点タイブレークにもつれ込んだ熱戦に終止符を打ったのは関西大学第一高校! 昨年度クリスマスボウル出場校の関西大学第一高校がタイブレークを制し第二回戦進出です!

 

 

 

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TB

合計

同志社国際高等学校

7

7

0

0

3

17

関西大学第一高等学校

0

6

0

8

6

20

 

 

関西大学第一高校(大阪3位)×同志社国際高校(京滋第3代表)の試合ですが、実はこの2チームは昨秋も同じく一回戦で対戦。その時の結果は41-9と関西大学第一高校が圧倒的な差を見せつけての勝利でしたが、今年は全く違う展開の大熱戦! 全国大会関西地区一回戦第一試合は、お互いの良さをいかんなく発揮した素晴らしいゲームとなりました!

 

まずリードを掴んだのは同志社国際高校でした。京都府大会で立宇治を苦しめた同志社国際高校はここでも大阪強豪関大一高を苦しめる大奮闘。オフェンスではエースRB89相宮寛太(3年)選手の独走タッチダウンを含むナイスゲインやQB1渡辺雅友選手からWR13浜田健(3年)選手へのパス、ディフェンスではLB28前田泰一(3年)選手のインターセプト(実況では間違っていました。すみません><。)など攻守にわたり活躍を見せた同志社国際高校がまずは0-14と14点をリードします。

 

 

しかし、強力なオフェンスと共にキッキングや守備にも定評のある関西大学第一高校はP28秦野康平(3年)選手のナイスパントで同志社国際オフェンスを自陣1YDまで押し込むと、ディフェンスのプレッシャーもありエンドゾーン内でファンブルリカバータッチダウン! キックは不成功ながらも1本タッチダウンを返し、関大一高6-14同志社国際として前半を折り返します。

 

前半ナイスゲイン連発のRB89相宮選手! オフェンスディフェンス共にリズムをつかんだ同志社国際高校が6-14とリードして折り返します。

 

 

しかし後半に入り攻めあぐねる同志社国際に対し、関西大学第一高校が持ち前の地力を発揮。エースQB7篠原呂偉人(3年)選手を中心にしたカウンター系のオプションや、WR(?)14番横山智明(2年)選手のスィープやパスキャッチなどでドライブを前進。第4Qにはその14番横山選手のランでタッチダウンを獲得しさらに2ポイントコンバージョンも成功! 関西大学第一高校が粘り強いオフェンスで同点に追いつきます!

 

後半大暴れの関大一高14番横山選手! この横山選手のタッチダウンランと2ポイントコンバージョン成功で同点に追いついた関大一高。そのまま時間は流れ、試合終了。勝負の行方はオーバータイム、タイブレークに持ち込まれました!

 

 

14-14と同点で試合が終了しタイブレークを迎えた両チーム。先攻は同志社国際高校でした。ゴール前12YDまで前進した同志社国際高校でしたが、ここから関大一高のディフェンス陣がロスタックルを連発! 4thダウンに追い込まれた同志社国際高校はK22森雄大(3年)選手の37YDフィールドゴール成功で3点を獲得します。

タッチダウンは獲得できなかった同志社国際高校でしたが、K22森選手が難しい距離を決め3点を獲得。関大一高にプレッシャーをかけます。

 

 

タイブレーク後攻の関大一高。QBを任されたのは1年生QB2須田啓太選手でした。キープはロス、パス失敗で迎えた3rdダウン12の場面。1年生QB2須田選手からTE45村中勇太(3年)選手へのパス成功でタッチダウン! 関西大学第一高校が勝利をおさめました!

ボケボケですが、素晴らしいキャッチ! TE45村中選手が技ありタッチダウン! このギリギリのシチュエーションで決めてくるところがさすがですね! タイブレークにもつれ込んだ大接戦を制したのは関大一高。関西大学第一高校が二回戦進出を決めました!

 

 

タイブレークにまでもつれ込みながら勝利に一歩届かなかった同志社国際。試合終了後、渡辺キャプテンからの「いつもどおり最後まで!」という声に呼応して、悔しさを隠し正にいつも通り整然とお辞儀をする同国の選手の皆さんの姿は本当に清々しく、統制の取れた良いチームだなぁとあらためて感じました。3年生の皆さんお疲れさまでした。またどこかのフィールドでその活躍する姿を見せてほしいです。

 

一方、関西大学第一高校には苦しみながらも修正を重ね、最後には勝利を掴み取る試合巧者ぶりを見せてもらいました。キックをミスしたりといったところは少し心配しましたが、さすが昨年度のクリスマスボウル出場校といった粘り強さで同点に追いつき勝利をもぎとった関大一高。たしか昨年も大阪2位からクリスマスボウルまで駆け上がった関西大学第一高校ですから、今年もまさしく同じ場所に照準を合わせていることでしょう。

 

 

以上、大熱戦となった第一試合でした!

 

 

第二試合は、全国大会初出場となった県立三田祥雲館高校にトーナメント常連校大阪産業大学付属高校が快勝! 大量50点を越える勝利で充実さをアピールした大産大附属高校が二回戦へ駒を進める!

 

 

県立三田祥雲館高等学校 

0

0

0

0

0

大阪産業大学附属高等学校 

7

24

14

7

52

 

 

第一試合と対照的に第二試合はワンサイドゲームとなりました。

 

大阪の強豪として名高い大産大附属高校は春のトーナメント出場を逃しているだけにこのトーナメントにかける思いも熱く、序盤からエンジン全開! QB7橋谷壮(2年)選手、RB18山嵜大央(1年)選手らを中心とするランプレーで得点を重ねると前半途中からはパスの得意な1年生QB4桑原凛人選手を起用する余裕も見せ、圧巻の52-0で快勝しました!

 

 

大産大附属キャプテンTE5小林陸(3年)選手のワンハンドキャッチ!

少しタイミングがずれたパスをひょいと左手で掬い上げるTE5小林選手のワンハンドキャッチ! 大産大附属は春のトーナメントの出場を逃しているだけにこの秋シーズンに賭ける思いは人一倍でしょう。元々精鋭揃いの大産大附属ですが、前半途中から投入したQB4桑原選手などさらに戦力も増し春以上にパワーアップした感のある大産大附属。今後の展開に期待膨らむ充実した内容でした! 秋シーズンどこまで駆け上がるか楽しみですね。

 

 

一方全国大会初出場の三田祥雲館高校は、オフェンスディフェンス共に積極的な姿勢を見せるも敗退に。写真はこちらもキャプテン。パントを蹴る三田祥雲館高校2番有井一星(3年)選手!

オフェンスディフェンス共に苦しむ中、素晴らしいパントでスタンドを沸かせてくれた2番有井選手! 大産大附属との力の差は如何ともしがたく、徐々にリードが広がる中でも最後まで熱い声援を送っていた三田祥雲館スタンドの皆さんと、試合終了後そのスタンドの皆さんに御礼を述べるキャプテン有井選手とのやり取りは横で見ていた部外者の私にとっても感動的な光景でした。一回戦突破とはならなかった三田祥雲館高校ですが、LB18久門達矢(2年)選手やRB28角矢久龍(2年)選手などの活躍を見てもこの頑張りが次の世代に繋がっていくのではないかと、明るい未来を思わせる内容でした! 県立高校ながら全国大会出場まで駆け上がったこのチームを引っ張ってきた3年生、お疲れさまでした。この経験を大きな力にしてほしいと思います。

 

 

二回戦は今週末です!

 

 

さて、上記の結果を受けましていよいよ二回戦が今週末に行われます!

 

 

11月3日(土)@王子スタジアム

11:00~     箕面自由学園高等学校(大阪1位) vs 関西学院高等部(兵庫1位) 

13:30        崇徳高等学校(広島1位) vs 立命館宇治高等学校(京都1位)

 

 

11月4日(日)@EXPO FLASH FIELD        

11:00~  関西大学第一高等学校(大阪3位) vs 南山高等学校(東海1位)

13:30~    立命館守山高等学校(滋賀1位) vs 大阪産業大学附属高等学校(大阪2位)

 

 

簡単に展望を。

 

11月3日の第一試合は全国大会二回戦屈指の好カードとなりました! 大阪1位の箕面自由学園と兵庫1位の関西学院高等部がここで激突です! いやー、これは楽しみな対戦となりました。勢いに乗る大阪勢、その大阪1位の座を背負った箕面自由学園と、春大会準優勝の関学高等部がどのような戦いを見せてくれるのか大注目の一戦です!

 

第二試合は京都1位の立命館宇治高校が登場です。相手は広島1位の崇徳高校。昨秋クリスマスボウル出場を逃している立宇治にとってはここで負けるわけにはいかない戦いでしょう。崇徳高校は少ない人数ながら食らいついていってほしいですね。

 

11月4日の第一試合は一回戦を勝ち進んだ関西大学第一高校と東海1位の南山高校との対戦です。確かこれも昨秋の再戦となりましたね。二年連続クリスマスボウル出場を狙う関大一高にとっては負けられない試合、一方春に素晴らしい試合を見せた南山高校は昨年度のリベンジを狙う戦いです!

 

第二試合は滋賀県1位の立命館守山高校が登場、大阪2位の大産大附属高校との対戦です。実のところ秋シーズンの立命館守山高校の試合ぶりを観戦できていない私にとっては、立守が春からどのくらいレベルアップしているのかを量る一戦ともなります。全国大会一回戦の戦いぶりを見るに大産大附属もかなり充実したチーム内容ですし、熱戦必至の好カードです!

 

 

ではでは、秋深まる11月もアメフト観戦でお楽しみください!

 

 

(終わり)


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