大変遅くなりましたが、平成28(2016)年12月11日(日)、王子スタジアムにて行われました関西学生アメフト2016 Div.1-2入替戦 第1試合 神戸大学(Div.1-7位) x 桃山学院大学(Div.2A-1位)の試合レポです。
関西学生アメフトDiv.1の2016年シーズンの最終順位は、
1位:関西学院大学(7勝0敗)
2位:立命館大学(6勝1敗)
3位:関西大学(5勝2敗)
4位:龍谷大学(4勝3敗)
5位:甲南大学(2勝5敗)
6位:京都大学(2勝5敗)
7位:神戸大学(1勝6敗)
8位:同志社大学(1勝6敗)
…となり、下位2校の神戸大学と同志社大学がDiv.2との下位ブロック入替戦にまわることとなりました。
(※甲南大学と京都大学、神戸大学と同志社大学は勝ち数が同数ですが、両校間の直接対決で勝利した甲南大学、神戸大学がそれぞれ京都大学、同志社大学より上位扱いとなります。)
一方、関西学生Div.2の2016年シーズンの最終順位は、
<Aブロック>
1位:桃山学院大学(4勝1敗)
2位:大阪大学(4勝1敗)
3位:大阪産業大学(2勝3敗)
4位:岡山大学(2勝3敗)
5位:大阪体育大学(2勝3敗)
6位:大阪府立大学(1勝4敗)
(※桃山学院大学と大阪大学は勝ち数が同数ですが、両校間の直接対決で勝利した桃山学院大学が上位扱いとなります。また、大阪産業大学と岡山大学、大阪体育大学の3校は勝ち数が同数ですが、抽選により順位がついています。)
<Bブロック>
1位:近畿大学(5勝0敗)
2位:大阪教育大学(4勝1敗)
3位:京都産業大学(2勝3敗)
4位:神戸学院大学(2勝3敗)
5位:兵庫県立大学(1勝4敗)
6位:天理大学(1勝4敗)
(※京都産業大学と神戸学院大学、兵庫県立大学と天理大学は勝ち数が同数ですが、両校間の直接対決で勝利した京都産業大学と兵庫県立大学がそれぞれが上位扱いとなります。)
…となり、各ブロックで優勝した桃山学院大学と近畿大学がDiv.1との上位ブロック入替戦に出場することとなりました。
また、入替戦決定戦として両校が対戦した結果、3-34で近畿大学が桃山学院大学に勝利。
ゆえに、Div.1-2の入替戦は、勝った近畿大学が下位(Div.1-8位)の同志社大学、負けた桃山学院大学が上位(Div.1-7位)の神戸大学と対戦することとなりました。
桃山学院大学の整列前の円陣です。
入替戦決定戦は近畿大学に3-34と完敗しましたが、無理はしなかったために点差が開いただけように見えました。
リーグ戦での1敗となった2戦目の岡山大学戦は観ていないのですが、攻守とも乗せてしまうと手が付けられない勢いのあるチームです
シーズン前展望で私がDiv.1昇格候補の一番手と挙げさせていただいた桃山学院大学、1年でDiv.1復帰となるでしょうか。
コイントスです。
手前のカラー(赤)ジャージの神戸大学は、左から19番WR岸岡拓主将(兵庫県立姫路東高校出身)、58番OL高塚玄副将(高槻高校出身)、17番DB山本健人副将(淳心学院高校出身)、3回生の5番DL遠藤颯選手(大阪府立四條畷高校出身)。
奥側のホワイトジャージの桃山学院大学は、左から40番LB新井励主将(箕面自由学園高校出身)、41番LB仲宗根拓也副将(兵庫県立宝塚東高校出身)、2番DL/P有村雄也副将(大阪市立汎愛高校出身)、77番OL西村拓朗副将(大阪商業大学高校出身)。
コイントスは、桃山学院大学が勝利し、前半レシーブを選択。
神戸大学のキックオフ前の円陣です。
リーグ戦では1勝にとどまった神戸大学、
シーズン前展望では新スターターQBに対する不安について書かせていただきましたが、それよりも何よりも特にオフェンスでケガ人の多さに悩まされ、リーグ戦7戦でのタッチダウン数はわずかに4…。
得点力に不安が残ります…。
<第1Q>
神戸大学の9番K田中政行選手(3回生・大阪府立四條畷高校出身)のキックオフで試合開始。
このキックオフは、タッチバックとなり、桃山学院大学、自陣25ヤード付近から。
QBは1回生ながら春シーズンからスターターの10番浅野廉選手(大阪学院大学高校出身)。
桃山学院大学、
神戸大学の2番LB尾崎友哉選手(3回生・海城高校出身)らのQBサックなどで連続でロスし、1stダウン更新できず。
4thダウン15くらいでパント。
このパントは短く、
神戸大学、敵陣42ヤード付近から。神戸大のQBは、このシーズン春からスターターの12番福嶋賢悟選手(2回生・清教学園高校出身)と8番是澤太朗選手(1回生・東海高校アメフト部出身;写真↑右から2番目)の併用でした。
桃山学院大学の41番LB仲宗根拓也選手(4回生・兵庫県立宝塚東高校出身)の3ヤードロスタックルもあり、
3rdダウン10、12番QB福嶋選手(写真↑)→4番WR土屋裕睦選手(2回生・大阪府立池田高校出身)のパス成功も1stダウン更新には至らず、4thダウン1に。
50ヤードの長距離フィールドゴールは、失敗に。
桃山学院大学、自陣33ヤード付近から。
神戸大学の21番LB森田光一選手(3回生・加藤学園暁秀高校出身)の2ヤードロスタックルや
17番DB山本健人選手(4回生・淳心学院高校出身)のナイスタックルもあり、1stダウン更新できず。
4thダウン5、2番P有村雄也選手(4回生・大阪市立汎愛高校出身)がパント。
神戸大学、自陣23ヤード付近から。
3rdダウン、8番QB是澤選手(写真↑1番右)のキープで約40ヤードのロングゲイン!
(写真↑、リードブロッカーは4番WR土屋選手。)
敵陣32ヤード付近へ。
43番RB錦織優介選手(2回生・島根県立出雲高校出身)のラン×2でゲインし、3rdダウン1に。
関西学生アメフトークvol.1で濱田篤則さんが注目選手として挙げられていたRB錦織選手、陸上部出身ということで、何年か前の立命館大学のRB玉井選手のようなスラスラーっとした走りをされるのかと思いきや、FBのようなパワーランナーですね。
シーズン中盤はケガなのか出場されていませんでしたが、この試合には復帰されていました。
神戸大学、3rdダウン1、ダイブもゲインなく、1stダウン更新できず。
神戸大学、タイムアウト1回目。
1Q残り2:38
神戸大学、4thダウン1ギャンブル、再びダイブプレイも、桃山学院大学の2番DL有村選手などのタックルでダウン更新に至らず、ギャンブル失敗!
ターンオーバーです!
桃山学院大学、自陣23ヤード付近から。
神戸大学の17番DB山本健人選手や32番DB野村行彦選手(3回生・富山中部高校出身)などの連続ナイスタックルであまりゲインなく…、
3rdダウン9、神戸大学の15番DB林雄亮選手(4回生・高槻高校出身)がインターセプト!
神戸大学の敵陣39ヤード付近からのオフェンスに!
神戸大学のDB林雄亮選手は下回生の頃からスタメンで、インセプ奪取の多い選手です。
神戸大学、2ndダウン7、12番QB福嶋選手→19番WR岸岡拓選手(4回生・兵庫県立姫路東高校出身;写真↑)のパス成功で1stダウン更新。敵陣27ヤード付近へ。
ランも桃山学院大学の41番LB仲宗根選手らのナイスタックルでノーゲイン。
第1Q終了、神戸大学 0-0 桃山学院大学
<第2Q>
神戸大学、2ndダウン10、敵陣27ヤード付近から。
キープもゲインなく、桃山学院大学の31番DB後上直樹選手(3回生・箕面自由学園高出身)のナイスカバーでパス失敗となり1stダウン更新できず。
9番K田中政行選手の44ヤードフィールドゴール成功!
神戸大学 3-0 桃山学院大学、2Q残り11:07
神戸大学、フィールドゴールで先制です!
神戸大学、9番K田中政行選手がキックオフ。
桃山学院大学、
7番Ret植田将聖選手(4回生・大産大附属高校出身)がナイスキックオフリターンし、自陣29ヤード付近から。 2ndダウン、10番QB浅野選手のキープで1stダウン更新。自陣43ヤード付近へ。
2ndダウン7、10番QB浅野選手から…、
80番WR郭昴選手(1回生・大阪府立大正高校出身)へのロングパス成功! ランアフターでもゲインし、計48ヤードのロングゲインに!
桃山学院オフェンスは、ランプレイ偏重なのですが、それゆえ時々くるパスプレイが効果的かつ威力があります
一気に敵陣6ヤード付近へ。
ランもあまりゲインなく、2ndダウン6ゴールに。
桃山学院大学、タイムアウト1回目。
前半残り8:31
桃山学院大学、10番QB浅野選手から…、
87番TE中山誠弥選手(1回生・浪速高校出身)へのタッチダウンパス成功!
桃山学院大学、すぐさまタッチダウンで逆転です!
89番K井伊渉選手(4回生・箕面自由学園高校出身)のPATキック成功。 ホルダーは、1回生QBでもある8番橋上温選手(兵庫県立宝塚東高校出身)。
神戸大学 3-7 桃山学院大学、2Q残り8:27 (写真↑は、この後のキックオフ後に撮った写真なので、時計がタッチダウン時より少し進んでいます。)
第1Qは神戸大学がDiv.1らしく優位に試合を進めましたが、桃山学院大学も徐々に持ち味の勢いのある攻守が出始めるようになりました。
その②に続く…。