平成28(2016)年12月18日(日)、甲子園球場にて行われました第71回甲子園ボウル(全日本大学アメリカンフットボール選手権 決勝戦) 2016 関西学院大学(西日本代表) x 早稲田大学(東日本代表)の試合レポです。
ちなみに、今大会から冠スポンサーが三菱電機さんになりました。
この日の午前には、中学タッチフットボールの招待試合(関西中学大会決勝戦)がありました。
立命館宇治中学と
関西学院中学部が対戦し、
関西学院中学部が14-7で、大学と同じく、立命館宇治中学を下しました。
関西学院中学部は、チェスナットリーグチャンピオンの大阪ジュニアベンガルズにも勝利し、1月9日(月祝)に、富士通スタジアムにて、関東王者の佼成学園中学と対戦します。
こちらは、クリスマスボウルと同じ組合せですね。
少し余談ですが、中学招待試合に女性の審判の方がおられました。
(ちなみに、関西学生リーグの審判は未経験者不可=女性不可ですが、関東には女性審判がいらっしゃるらしいです。)
ちなみに、サイドジャッジを担当しておられました。
私は大阪在住・在勤、兵庫にほぼ縁なしなので周りにファイターズファンはほとんどいなくって(多いのはギャンスタファンとパンサーズファンで)実感ないんですが、やはり関西学院さんは人気があります。
3塁側スタンドは外野も含めて、ほぼ満員です
ここまで集客できる大学チームは、関西学院大学さんくらいですね。
フットボールが文化として根付いているのかなと思います。うらやましいですね。
この大観衆を背に、47番LB山岸主将が率いる西日本学生代表・関西学院大学ファイターズが入場です!
大観衆の中、円陣を組んで「Fight on」です。
2年ぶりにこの甲子園という舞台に戻ってきました。
続けて、2年連続東日本学生王者の早稲田大学ビッグベアーズの入場です。
最後に円陣。
早稲田大学が甲子園ボウルに出場してくる年は、なぜか立命館大学が西日本学生代表となることが多いので、関西学院大学と早稲田大学は、意外にも甲子園ボウル初顔合わせです。
(昨シーズンの甲子園ボウルはその立命館大学の早稲田大学というエンジ対決でしたが、その前に発売の月刊タッチダウンの表紙で「甲子園ボウル初対決か?」と書かれて、「初対決にならなくて、悪かったなー」と思った立命館大学パンサーズファンでしたが、1年越しで初対決が実現しましたね。)
右側の関西学院大学の47番LB山岸明生主将と(4回生)と左側の早稲田大学の71番OL松原寛志選手(4年生)のコイントスの結果、関西学院が勝利し、前半レシーブを選択。
今回の甲子園ボウルも、例年どおり、1Q15分です。
早稲田大学は関東特有のある背番号に対し2人の選手が存在するWナンバー制で、かつ、パンフレットどおりの背番号ではなかったので、番号→選手名の返還が不明もしくは不正確ですが、御容赦ください。
<第1Q>
早稲田大学の20番K長谷川絢也選手(1年生!)のキックオフで試合開始。
関西学院、28番R高松祥生選手(3回生)がキックオフリターンし、自陣26ヤード付近より。
先発QBは6番伊豆充浩選手(4回生)。
1stダウン、6番QB伊豆選手→24番WR池永拓矢選手(4回生)の約30ヤードロングパス成功!敵陣44ヤード付近へ。
1stプレイはそのチームの自信のある、かつかたいプレイを入れてくるイメージが私にはあるのですが、いきなりのロングパス成功で早稲田に先制パンチを喰らわします
関西学院大学の鉄壁OL陣は、写真↑左から、59番藏野裕貴選手(4回生)、64番高橋良太朗選手(4回生)、73番松井和史選手(4回生)、72番清村壱成選手(4回生)、70番井若大知選手(3回生)と、その多くが集大成となる4回生です。
3rdダウン5、6番QB伊豆選手から…、
11番WR前田泰一(ひろかず)選手(3回生)へのパス成功で1stダウン更新。敵陣23ヤード付近へ。
ここで早稲田大学、早々にタイムアウト1回目を取得。
第1Q残り13:07
関西学院大学、続けては1stダウン更新できず、珍しく38ヤードフィールドゴールも失敗に。
攻守交代となり、早稲田大学の自陣21ヤード付近からのオフェンスに。
先発QBは、12番笹木雄太選手(4年生)。
フォルススタートでの罰退があったものの、3rdダウン9、12番QB笹木選手→85番WR鈴木隆貴選手(4年生)のパス成功で1stダウン更新。
関西学院のラフィンザパサーの反則でさらに前進し、自陣49ヤード付近へ。
続く3rdダウン8のパスは、関西学院の3番DB小椋拓海選手(3回生)のナイスカバーで失敗に。
1stダウン更新できず、39番の選手がパント。
関西学院、37番R小池直崇選手(4回生)がパントリターンし、自陣35ヤード付近より。
3rdダウン1、6番QB伊豆選手→88番WR亀山暉選手(3回生)のパス成功で1stダウン更新。敵陣45ヤード付近へ。
さらに、6番QB伊豆選手→11番WR前田泰一選手のパス成功、40番RB橋本誠司選手(4回生)のラン、6番QB伊豆選手→11番WR前田泰一選手のパス成功で、1stダウン更新×3。敵陣11ヤード付近へ。
1stダウン、6番QB伊豆選手(写真↑1番左)のドローで…、
(先方の選手たちのブロックも完璧です)
Touchdown!
TFP、1番K西岡慎太朗選手(4回生)のキックも成功。
1Q残り5:26 関西学院大学 7-0 早稲田大学
関西学院大学、2ndシリーズで先制タッチダウンです!
関西学院大学のキックオフはサイドラインを割り、5ヤード下がってリキック。
早稲田、85番R鈴木隆貴選手がリターンし、自陣35ヤード付近より。
1stダウン、12番QB笹木選手→85番WR鈴木隆貴選手のロングパス成功!
さらに、3rdダウン10、12番QB笹木選手→4番WR西川大地選手(4年生)のパス成功で1stダウン更新。敵陣17ヤード付近へ。
続く3rdダウン4、早稲田、タイムアウト2回目を取得。
第1Q残り2:02
早稲田大学、3rdダウン4、12番QB笹木選手のドローで1stダウン更新。ゴール前4ヤード付近へ。
1stダウン、6番RB北條淳士選手(4年生)のランでTouchdown!
(写真↑、肝心の6番RB北條選手が見づらくて、すいません)
TFP、20番K長谷川選手のキックも成功。
ホルダーは、この試合でワンポイントQBとしても出場している1番坂梨陽木選手(3年生)。
1Q残り1:19、関西学院大学 7-7 早稲田大学
早稲田大学、すかさずタッチダウンで追いつきます!
早稲田大学、82番の選手(鎌田選手?)がキックオフ。
関西学院、32番R北村翔選手(4回生)がキックオフリターンし、自陣24ヤード付近より。
3rdダウン5、40番RB橋本選手のランで1stダウン更新。自陣38ヤード付近へ。
ここで第1Q終了、関西学院大学 7-7 早稲田大学
<第2Q>
関西学院、自陣38ヤード付近より、1stダウン10。
1stダウン、33番RB野々垣亮佑選手(4回生)がスィングパスレシーブからのランで、タックルをジャンプでかわし1stダウン更新。自陣49ヤード付近へ。
このプレイは動画も公開され、話題になっていましたね
(でも、未熟なボールキャリアーがジャンプすると、着地のときにタックルを喰らってファンブルロストする可能性も高いので、初心者は気を付けてくださいね)
早稲田の47番LB梶浦嵩之選手(4年生)や
93番DL仲田遼選手(3年生)のタックルで、続けては1stダウン更新できず。
ギャンブルフェイクの6番QB伊豆選手のパントはナイスパントに。
早稲田、自陣1ヤード付近よりの攻撃へ。
3rdダウン、6番RB北條選手のランナイスでゲインし、セーフティーの危険地帯を脱する1stダウン更新。自陣12ヤード付近へ。
1stダウン、1番QB坂梨選手→41番WR小原嶺選手(2年生)の約33ヤードロングパス成功!敵陣45ヤード付近へ。
しかし、続く1stダウン、関西学院の53番DL松本英一郎選手(4回生)のナイスプレッシャーが早稲田のインテンショナルグラウンディングの反則を誘い、ロスオブダウンかつ罰退。
3rdダウン18、またしても関西学院ディフェンスのプレッシャーきつく、パス失敗し、1stダウン更新できず。
3番の選手(安部選手?)がパント。
関西学院、自陣14ヤード付近より。
2ndダウン5、6番QB伊豆選手→11番WR前田泰一選手のパス成功で1stダウン更新。自陣27ヤード付近へ。
しかし、こちらも続けては1stダウン更新できず、4thダウン7、1番P西岡選手がパント。
早稲田、自陣29ヤード付近より。
関西学院の37番DB小池選手があわやインターセプトのナイスカバーで失敗に。
続けてはダウン更新できず、4thダウン3、3番の選手(安部選手?)がパント。
関西学院、85番R松井理己選手(2回生)がリターンし、自陣29ヤード付近より。
1stダウン、40番RB橋本選手のランで…、
(OL陣のブロックも完璧です)
約36ヤードのロングゲイン!
(並走するブロッカーは、1回生からスタメンLTの70番井若選手(3回生)!)
一気に敵陣35ヤード付近へ。
早稲田のオフサイドの反則で前進し、1stダウン5、33番RB野々垣選手のランで1stダウン更新。敵陣21ヤード付近へ。
(写真↑、前方で走路を開けるのは、左から64番OL高橋選手、59番OL藏野選手、93番TE三木大己選手(3回生)。)
さらに、6番QB伊豆選手のスクランブルで1stダウン更新し、ゴール前9ヤード付近へ。
そして最後は、2ndダウン5ゴール、22番RB加藤隆之選手(4回生)のランでTouchdown!
1番K西岡選手のPATキックも成功。
2Q残り2:57 関西学院大学 14-7 早稲田大学
関西学院、1番K西岡選手がキックオフ。
早稲田、キックオフをレシーブした選手がリターナーに前パスするという反則を犯し、罰退。
自陣11ヤード付近からと不利な位置からのオフェンスに。
1stダウン、ここで早稲田のパスを関西学院の45番山本祐輝選手(4回生)がインターセプト!
そして、リターンTouchdown!!
1番K西岡選手のPATキックも成功。
2Q残り2:40 関西学院大学 21-7 早稲田大学
第2Qに入り、関西学院のパスラッシュやランが決まり始め、このインターセプトリターンタッチダウン…。
今シーズンの関西学院の強さを見せつけられてきた私は、失礼ながら、このインターセプトリターンタッチダウンで、「あぁ、関学、勝ったな」と思いました。
関西学院大学、1番K西岡選手がキックオフ。
早稲田、85番R鈴木隆貴選手がリターンし、自陣29ヤード付近より。
1stダウン更新できず、4thダウン5くらいに。
関西学院、前半1回目のタイムアウト。
(パント後の自分たちのオフェンス時間を残すためでしょうか?)
前半残り2:07
早稲田、4thダウン、3番の選手(安部選手?)がパント。
関西学院、自陣26ヤード付近から。
1stダウン、6番QB伊豆選手→85番WR松井理己選手のパス成功で1stダウン更新。
3rdダウン10、40番RB橋本選手へのパス成功も、早稲田の44番DB渡辺文太選手(2年生)のナイスタックルで5ヤードロスし、続けてはダウン更新できず。
関西学院、(今度は早稲田の攻撃時間をなくすため?)時間を目一杯使い、前半2回目のタイムアウト取得。
前半残り0:39
関西学院、4thダウン15、1番P西岡選手がパント。
早稲田の自陣16ヤード付近からのオフェンスは、スコアには至らず、タイムアップ。
前半終了、関西学院大学 21-7 早稲田大学
関西学院大学優位で、前半折り返しです!
その②に続く…。