前半を終了して14-7と府立池田リード! 府立池田は第二Q終盤、寺町選手のインセプからのオフェンスで得点しさらにリードを広げたいところでしたが、同志社国際の前田選手がインセプ返し! さらにもう一度寺町選手がインターセプトと、最後はディフェンスのビッグプレイの応酬でモメンタムが行ったり来たりしています。まだまだその差は7点差、しかも後半はリードされている同志社国際の攻撃からですが、その前に。
同志社国際チアのパフォーマンス!
いつも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれる同志社国際チア! スタンツやピラミッドは迫力満点、チアの見せ場ですねー
いよいよ後半開始です。 同国、池田のショートキックをリターンし、自陣46ヤード付近から。
追いかける同志社国際、この後半最初のドライブが注目! と思ったところいきなりのスナップミスで大幅ロスヤード。しかし、藤田のランで前進した後の3rdダウン9、RB21藤田成哉(3年)のランが30ヤード以上のロングゲイン!敵陣32ヤード付近へ! 連続写真で。
その1:まずはフルバックへのハンドオフフェイク!
フェイクの丁寧なQBを見ると「ああ、すごく練習してるんだなー」と嬉しくなります(そしてフェイクにはよくひっかかります)。こちら同国QB辻耀介選手が同国RB5幹田選手へ綺麗にフェイクを入れ……
連続写真その2:QB10辻→RB21藤田へピッチ!
QB辻選手がディフェンスの動きを見極めて、RB21藤田選手へピッチ! ボールを受け取った藤田選手が……
連続写真その3:RB21藤田選手がオープンを駆け抜けロングゲイン!
同国、理想のランプレイでFDを獲得! このワンプレイで敵陣30ヤード付近まで前進です。
さらに同国、1stダウンでRB5幹田真也(2年)のランでFD! ゴール前へ!
オープンの後はFB(フルバック)の中央ラン! 幹田選手が同じく2年生の鏡味選手から祝福を受けています! これでゴール前5ヤードまで前進した同国は……
最後はRB21藤田のランでタッチダウン!
同志社国際、ランランランと攻めエンドゾーンまでタッチダウン! 後半最初のドライブを思惑通りタッチダウンにつなげています。さらにK24三木貴博(3年)のキックも成功し、後半最初に得点を入れた同国が同点に追いついています!
3Q残り7:32【池田 14-14 同国】
同国のキックオフを池田、リターナー12番安田瑞樹(3年)がナイスキッオフリターン!
池田、後半最初のドライブは自陣38ヤード付近から。RB21 山田款太(3年)のランでゲインし……
同点に追いつかれた池田ですが、こちらもエースRB山田選手のランから順調にオフェンスが進みます。
さらに、QB10木下健太(3年)→WR35澤田康太(3年)へパス成功でFD獲得!
府立池田は持ち味通り、ランとパスを織り交ぜたオフェンスで。このパス成功の後、エンドゾーンへ出た澤田選手に勢い余った同国DBがぶつかりレイトヒットの反則! これで池田オフェンスは敵陣31ヤード付近へ前進です!
一気に敵陣30ヤードまで前進した池田はさらに、QB10木下→WR12安田パス成功!
リターナーでも活躍する安田選手へのパス成功、さらにRB21山田のランでFD獲得。敵陣20ヤード付近へ前進!
敵陣20ヤード付近からの池田の攻撃を連続写真で。
その1:まずはQB木下選手からRB92八木天嗣選手へのハンドオフフェイク!
ランプレイの写真は同じような写真ばかりになるので、ここはダブルフェイクからのQBキープの写真を……。まずはFB92八木選手のランフェイク。
連続写真その2:さらにRB21山田選手へのハンドオフフェイク!
この後ろにいるRB21山田選手へのフェイク! このフェイク一つで同国ディフェンスは中央にぎゅーっと集まってきます。そうしたところで……
連続写真その3:ダブルフェイクの後、QB木下選手がキープで9ヤードゲイン!
綺麗にフェイクが決まり、オープンが手薄になったところを木下選手のキーププレイでナイスゲイン! ワンプレイワンプレイ丁寧に行われています。池田、タイムアウト1回目。 3Q残り4:40
2ndダウン1、RB21山田選手のランでファーストダウン! 敵陣9ヤード付近へ!
OL78番辻選手の動きにもご注目! このランでいよいよインサイド10へ前進した池田ですが……
池田、敵陣9ヤードからの攻撃に同国ディフェンスも踏ん張ります。同国LB7坂本のタックルで6ヤードロス!
ここまでテンポよく進んできた池田オフェンスの前進をそうはさせじとナイスタックルの同国7番坂本キャプテン! これでヤードを失った池田、タイムアウトを取り、タイムアウト2回目。 3Q残り3:15
少し下がった池田ですが、QB10木下→WR35澤田パス成功で、ゴール前5ヤードへ。
澤田選手へのパス成功! 後半に入り木下→澤田のホットラインが目立っています!
タッチダウンか阻止か、勝負のかかった3rdダウン。池田OLはLT64中俣勇真(3年)、LG77府上立樹(3年)、C52平井良毅朗(2年)、RG78辻泰志(2年)、RT56八田佑陽(3年)、TE1高畑圭吾(3年)
同志社ディフェンスは、DL57ブライアン・ダウニー(1年)、DL53田中響(3年)、DL75寺井瑞基(3年)、DL61中邑勇介(3年)、LB17高島瑞生(2年)後ろにLB7坂本キャプテンとDB9東圭韻選手が見えますね。
この勝負のかかったランは池田ほぼノーゲインでタッチダウンには至らず。池田の攻撃は4thダウンに。K21山田の21ヤードフィールドゴール成功!
順調にドライブを進めてきた池田ですが、タッチダウンには至らず。しかしキッカーもつとめる山田選手のFG成功で、ドライブをきちんと得点で終わらせます。池田が再度リードです!
3Q残り2:00【池田 17-14 同国】
リードされた同国は池田のショートキックを34番松ヶ迫拓真(3年)がロングゲイン!
画面奥、左サイドラインを駆け上がる松ヶ迫選手! キッキングのロングゲインで同国はなんと敵陣30ヤード付近からの攻撃とビッグチャンスです!
追いかける同国、敵陣31ヤード付近から。 1stダウン、QB10辻のキープでFDを獲得し敵陣11ヤード付近まで前進した同国でしたが、QB10辻のキープやRB21藤田のランで前進を試みるも池田DL77府上らのタックルでストップ! 4thダウンへ。
3rdダウン2、タッチダウンを目指して飛び込む藤田選手をがつんと止める池田DL77府上選手ら。意地と意地のぶつかり合い、ここは池田に軍配。3Q終了です!
3Q終了【池田 17-14 同国】
4Q開始。いよいよ泣いても笑ってもこの1クォーターです。3点を追う同国ですが、前半からの姿勢継続の積極策を続行。ゴール前4ヤード地点からの4thダウン2ギャンブル!QB辻のランもFDには至らず
3点差の同志社国際、ここでFGで同点という選択肢もありましたが、まだまだ時間が残っていることもあり持ち味通りの積極策で! しかしこのオフェンスを府立池田ががっちりとストップ! ギャンブルをストップした選手の番号は見えずです。すみません><
ターンオーバー、攻撃権は府立池田へ!
同国の猛攻を水際で防いだ府立池田! ですが、攻撃は自陣深くからと厳しいフィールドポジションからとなります。
池田は自陣2ヤード付近からの攻撃へ。ランランでなんとか前進するもののゲインはあまりなく追い込まれた3rdダウン。なんと池田は、3rdダウンからQB木下選手がパントを蹴る頭脳プレー!!
4thダウンに追い込まれてからパントを蹴るより、同国がキッキングを警戒していない3rdダウンに蹴って陣地を回復してやろうというこの判断はホントお見事!! 蹴ったパントは……。
同国陣、27ヤード地点へ! ナイスパント!
QB木下選手がパンターであるというメリットも最大限に生かしたプレーに同国スタンドで見ていた私たちも思わず「なるほど」と唸りました! ベンチの好判断&木下選手のナイスキックで池田は陣地を大幅回復です!
池田のナイスパントで自陣27ヤード付近からの攻撃と、再スタートを強いられた同国ですがここからまた果敢に攻め込みます。1stダウン、RB21藤田のランでFD!
同国はなんといってもこの藤田選手のランがオフェンスを支えました! ハドルマガジンさんによるとこの試合一人で185ヤードを走るという大暴れ! ここでも同国オフェンスをぐいぐい引っ張ります!
しかし続くRB21藤田のランは、池田LB44石井耀大郎(3年)、DB47黒川嵩登(3年)のロスタックル!
何度も走られるわけにはいかんと池田Dが立ちはだかります! DB47黒川選手はLB44石井選手の後ろでナイスタックルです!
QB1渡辺選手のパス失敗で追い込まれた3rdダウン、QB10辻のスクランブルでFD! 敵陣46ヤード付近へ。
追い込まれた3rdダウンはQB辻選手の脚で稼いでFD! 同国またもやランランで敵陣まで攻め込みます!
RB5幹田のラン×2、RB21藤田のランでFDを獲得し敵陣32ヤード付近へ前進した同国は、1stダウンRB21藤田のランの後の2ndダウンでQBを交代。1年生の渡辺雅友へ!
ここまで主にオプションプレイの得意な辻選手が引っ張ってきた同国オフェンスですが、この場面でQBを1年生の渡辺選手へ! パスの得意な渡辺選手、京都府大会でもタッチダウンパスを成功させこの試合でも何度か登場してはパスを試みております。この場面で渡辺選手ということは、「パスだ、エンドゾーンへのパスの投げ頃だ」と予想していた私ですが、なんと……。
池田ディフェンスがどこまで警戒していたか分かりませんが、パスを予想していた私は完全に騙されました!! エースRB21藤田選手があっという間にエンドゾーンへ駆けこみタッチダウン! ここは同国してやったりのドロープレイで逆転!
TFP、K24三木のキックも成功!
3点差か4点差かは大きな違い。大事なトライフォーポイントですがK24三木選手が落ち着いて決め同国全部で7点ゲット! この試合初めて同志社国際が府立池田をリードします!
試合残り【池田 17-21 同国】
試合残り3分半、K31平中光洋(3年)選手中心に気合を入れている感じです。この平中選手のキックオフを……。
思惑と思惑がぶつかるキックオフ、府立池田の安田選手がナイスリターン! 自陣30ヤード付近から府立池田が逆転を目指すドライブです!
4点差を追いかける府立池田、FGでは得点が足らずタッチダウンを狙うしかありません。時間は3分半と多くはありませんがまだ十分残っています。自陣31ヤード付近から。 QB10木下のキープの後、WR35澤田へのロングパス成功もイリーガルフォーメーションで取り消し、2ndダウン14に。
ご覧いただくと分かる通り、WR35澤田選手へ見事なパス成功! 成功であれば一気に敵陣へ前進するプレイだったのですが、もったいないことに反則で取り消しに。ほとんどミスらしいミスのない池田、ここで痛恨の反則です。
2ndダウン14、QB10木下のランでゲインを狙う池田ですが、同国LB17高島、DL75寺井、LB7坂本らのタックルで、さらに大幅ロス!
同国LB17高島選手から強烈なプレッシャーを受けるQB10木下選手! この後、LB高島選手の手を振りきり再度ゲインを狙う木下選手ですが、第二波のDL寺井選手、第三波のLB坂本選手らまではかわしきれずロス!
しかしここであきらめるわけにはいかない池田3rdダウン20、QB10木下→WR35澤田パス成功で大きくゲイン! しかし4thダウン3へ。
この試合何度も良いキャッチを見せる澤田選手へのパス成功! タックルを受け少しボールがお手玉するも見事な集中力でキャッチしています! しかしまだFDには3ヤードほど足りず。
ショットガンフォーメーションから、池田の選択は……。
府立池田、パスでゲインを狙うもののギャンブルのパス失敗。ターンオーバーです!
ディフェンスのパスカットがあったか。池田のパスは失敗に……。逆転を狙う池田の攻撃はここでストップ、ターンオーバーです!
試合残り時間わずか。同国はニーダウンで時計を進め、試合終了!
試合終了。第4クォーターに逆転を果たした同志社国際の勝利です!
試合終了【府立池田高校 17-21 同志社国際高校】
以上のように関西大会二回戦は大接戦の末第4Qに逆転を果たした同志社国際の勝利となりました! 同志社国際はなんと言ってもエースRB21藤田選手の快走でしょう! 本文中にも書きましたがこの試合185ヤードを走る大活躍の藤田選手ですが、タッチダウン後は派手に喜ぶこともなくクールにTFPの準備に入るところがまた職人ぽくていいですね QB10辻選手とともに後半の逆転に大きく貢献しました。また、要所ではLB7坂本キャプテンのロスタックルなど前半14点を取られたディフェンスが後半は3点に抑えるなど、ディフェンスにおいても後半のギアチェンジが見事勝利につながったという気がします。
一方の府立池田もエースQB10木下選手を中心に自分たちの持ち味を生かした攻撃を見せましたが後半藤田選手のランを中心とする同国オフェンスに攻略され勝利には至りませんでした。後半は特にWR35澤田選手へのパスなどが印象的ですが、3rdダウンでのパントなど随所によく練られたプレーを見せた府立池田。3年生はこれで引退ということですが、この経験や試合に対する情熱はきっとサイドラインでこの試合を目撃していた多くの下級生たちに受け継がれるのだろうなと感じました。
最後に円陣。府立池田高校!
たくさんのファンの皆さんが応援に駆け付けてらっしゃいました。
自主、自律、貢献
素晴らしい理念ですね。これからも益々強くなりそうな府立池田、注目です!!
同志社国際の円陣!
勝利した同志社国際は、関西学院高等部との準決勝へと駒を進めました(レポート済)。
こちらからでは垂れ幕は撮影できなかったので。
こちらも多くの父兄、ファンが詰めかけ声援を送っていました。
また秋に向け楽しみな両チームの試合をお届けしました。終わり