平成29(2017)年10月7日(土)、宝が池球技場にて行われました関西学生アメフト2017 Div.1 第4節 京都大学(前年6位) x 立命館大学(前年2位) の試合レポの続きです。
京都大学 17-28 京都大学、2Q残り1:26
<第2Q途中から>
キックオフリターンタッチダウン直後の京都大学、23番K海士湧平選手(4回生・大阪府立天王寺高校出身)がキックオフ。
立命館大学、京都大学のナイスキックオフカバーであまりリターンできず、自陣17ヤード付近から。
しかし、目には目を、ビッグプレイにはビッグプレイを。
立命館大学、1stダウン、19番QB荒木優也選手(2回生・立命館守山高校アメフト部出身)がハンドオフフェイクから投じたロングパスは…、
5番RB永見優諭貴(まさゆき)選手(4回生・明石商業高校野球部出身)にヒット!
WRからRBへコンバートとなった4回生の5番永見選手も、この秋の急成長株の1人です
下回生時からチーム1、2を争う俊足でファンの期待も大きかったのですが、WRとしては1本目になりきれずにいました。
たぶん春にケガ人続出となったRBの穴を埋めるべくというチーム事情でコンバートとなったのかと思うのですが、これが大当たり
1回生RBの42番立川選手とともに、エースRB西村七斗選手の穴を埋める活躍を見せています
立命館大学、16番K多田羅翔吾選手(3回生・立命館宇治高校サッカー部出身)のTFPキック成功。
京都大学 17-35 立命館大学、2Q残り1:06
この試合、前半残り2分を切ってから3タッチダウン目です
立命館の16番K多田羅選手のキックオフは、タッチバックに。
京都大学、自陣25ヤードから。
この写真↑は、2ndダウン10の時のものですが、この試合の立命館ディフェンスは、このような2DL隊形をちょくちょくしいていました。
また、3DLでも手をつくダウンラインメンはNT1人といったような1DLに近い隊形もありました。
京都大学、3rdダウン10、立命館大学のパスインターフェアの反則で1stダウン更新。自陣40ヤードへ。
19番QB田中大輔選手(4回生・関西大倉高校野球部出身)→17番RB植木宏太郎選手(2回生・高槻高校アメフト部出身)のパス成功などでゲインも、ダウン更新には至らず、4thダウン1に。
京都大学、タイムアウト3回目。
前半残り0:27
京都大学、4thダウン1ギャンブル、立命館のフェイスマスクの反則で1stダウン更新。敵陣34ヤード付近へ。
しかし、立命館の9番LB木村仁哉(じんや)選手(4回生・浪速高校アメフト部出身)らのQBサックで大幅ロスし、ここでタイムアップ。
前半は、立命館大学に追いすがった京都大学でしたが、後半にぐっと引き離されれてしまいます。
後半1stシリーズは、11番QB西山雄斗選手(4回生・立命館宇治高校アメフト部出身)のタッチダウンに始まり、
アメフト観戦女子@amefootkansen立命館大学の42番RB立川玄明選手のタッチダウンラン (2017.10.7.京都大学戦@宝が池球技場) https://t.co/QuziONm1li
2017年10月07日 23:56
42番RB立川玄明選手(1回生・大阪産業大学附属高校アメフト部出身)のランや
アメフト観戦女子@amefootkansen立命館大学の28番RB平野貴洋選手のタッチダウンラン (2017.10.7.京都大学戦@宝が池球技場) https://t.co/TwecRkneTT
2017年10月07日 23:59
28番RB平野貴洋選手(3回生・清教学園高校高校アメフト部出身)のランで、第4Qのフィールドゴール成功に終わった1シリーズ以外、立命館大学オフェンスは毎シリーズタッチダウンで終わるという猛攻を見せつけ、最終的には、
京都大学 17-66 立命館大学
…という大差で、立命館大学が京都大学を下しました。
最後になってしまいましたが、是非紹介したい、立命館大学の1回生がいます。
それは、Cの66番OL永福(ながふく)大悟選手(立命館宇治高校アメフト部出身)です。
昨年の主将でもあり3年間スターターCを務めた西選手の引退で、どうなることかと思った立命館大学の新Cですが、秋シーズンからはなんと1回生の66番永福選手がスターターCとなり、安定したスナップをみせてくれています
高校生ながら昨年のU19でもCを務め、当然、その後のU18でも日本代表選手に選ばれました。
ちなみに、立命館大学のこの試合のOLは、写真↑右から2番目から、
LT:50番水野大貴選手(4回生・滝川高校アメフト部出身・185cm・110kg)
LG:55番村田 圭選手(4回生・立命館宇治高校アメフト部出身・180cm・116kg)
C:66番永福大悟選手(1回生・立命館宇治高校アメフト部出身・179cm・109kg)
RG:77番仁川雄太選手(4回生・市立西宮高校アメフト部出身・184cm・135kg)
RT:78番安東純一選手(3回生・立命館宇治高校アメフト部出身・184cm・120kg)
…と、なかなか壮観なメンバーとなりました。
高校時代からLTとしてQB西山選手の死角を護ってきたOL村田選手がLGに、昨年はLGだったOL水野選手がLTと入れ替わっていますね。
また、このメンバーが揃って、54番/91番山下憧(しょう)選手(4回生・龍谷大学付属平安高校アメフト部出身)を再びTEにまわすことにできるようになったのが大きいです。
昨年、関西学院大学に2度敗れ、一番悔しい思いをしたのは、このOLユニットのはず。
是非、今シーズンの彼らの活躍を注目してみてください。
勝利した立命館大学は4戦全勝に。
立命館大学の次戦は、今日10月21日(土)15時から、西京極陸上競技場兼球技場にて、3勝1敗の関西大学(前年3位)と対戦します。
昨年の立命館大学は、この関西大学に10-6で辛くも勝つという苦戦を強いられました
京都大学に快勝した立命館大学ですが、最終節で王者・関西学院大学に挑むために、昨年の苦杯を思い出し、「勝って兜の緒を締めよ」の気持ちで次節以降も臨んでもらいたいと思います。
一方、関西学院大学、立命館大学に連敗し、2勝2敗と優勝が遠のいてしまった京都大学、次戦、同じく今日10月21日(土)12時から、西京極陸上競技場兼球技場にて、1勝3敗とはいえ、龍谷大学にアップセットし勢いに乗る同志社大学(前年8位)と対戦します。
関西学生アメリカンフットボール連盟@kcafaえっ!? タダなん!?? 学生無料✨️『COLLEGE STUDENT DAY🏈』 2017関西学生アメリカンフットボールリーグDiv.1〜第5節 10/21(土)西京極陸上競技場 12時〜同志社大-京都大 15時〜立命館大-関… https://t.co/eLwFZLlpUC
2017年10月18日 00:53
この2試合は「学生無料DAY」として、全国の大学生、大学院生、専門学校生、予備校生が入場無料となります。
出向で流れ流れて、現在、専門学校に勤めている私としては、専門学校生まで無料にしてくださるとは嬉しい御配慮です
ちなみに、高校生は昨年から入場無料となっています。
あいにくの雨予報ですが、現地観戦に来られる学生さんたちは、学生証を御持参の上、お越しくださいね。
おわり。