平成29(2017)年9月24日(日)、箕面自由学園高校にて行われました大阪高校大会2017秋 予選リーグC 大阪産業大学附属高校(昨秋3位、今春1位) x 大阪学院高校(今春3位)の試合レポです。
他にもお伝えしたい大学・高校の試合があるのですが、今週末の試合告知も兼ねて、先にこの試合についてアップさせていただきます。
秋の大阪大会は予選リーグでブロックごとの総当たり戦を行い(2校しかないブロックもありますが)、一番勝ち点の多いチームが決勝トーナメントに勝ち上がる方式です。
そして、春大会と同様、上位3校が全国大会に出場できる仕組みです。
先日のレポで今秋一番の激戦ブロックは、関西大倉高校、追手門学院高校、箕面自由学園高校のAブロックと御紹介させていただきましたが、今春の大阪大会で1位となった大阪産業大学附属高校と3位となった大阪学院大学高校が激突するCブロックがそれに続く要注目ブロックです。
数年前までは春大会の上位校が秋大会のシード校になっていたのですが、3年生がいない春引退チーム上位校を秋大会のシード校にするのもあまり意味がないということになったのか、2年くらい前から、1年前の秋大会の上位校(今年でいうと、関西大学第一高校と関西大倉高校)がシード校という扱いとなりました。
…ということで、今春大会の1位校と3位校かつ、両校とも秋引退チームという大阪産業大学附属高校と大阪学院大学高校が同ブロックになってしまうというミラクルが起きてしまいました
両校とも先々週もしくは先週に、同ブロックの清風高校に勝利しているので、この予選リーグ最終戦の直接対決で勝利した方が予選ブロック勝ち抜けとなります。
大阪産業大学附属高校のコイントス前の整列です。
大産大附属高校は、9月10日(日)、清風高校に56-0の前半コールドで圧勝しました
春に続いての大阪1位での全国(関西)大会出場を目指します!
大阪学院大学高校のキックオフ前の円陣です。
大阪学院も、先週9月16日(月祝)に、清風高校に6-26で勝利。
点差は大産大附属ほどつかなかったものの、この試合に備えてプレイを温存している感がありました。
今春は初の関西大会出場を果たした大阪学院、メンバーが充実いている今年こそ、秋の全国(関西)大会出場を狙います。
コイントスは、私の立ち位置からは見えなかったのですが、大産大附属の前半レシーブとなりました。
私の立ち位置からはチェーンも見づらく、ヤード数は参考程度に思ってください。
また、サイドラインの観客写り込み防止のため、写真の画質をかなり下げている場合もありますが、御容赦くださいませ。
<第1Q>
大阪学院の7番K宮田修平選手(3年生)のキックオフで試合開始。
大産大附属、大阪学院の16番西村巧選手(3年生)らのナイスタックルで、あまりキックオフリターンできず。
先発QBは、春大会から引き続き、11番橋谷怜選手(3年生)。
3rdダウンで、大産大附属、早くもタイムアウト1回目を取得。
1Q残り8:57
大産大附属、3rdダウンでランプレイも、大阪学院の40番LB原口昌之介(3年生・主将)のナイスタックルで1stダウン更新できず、パント。
主将でFB/LBとして中心選手でもる原口選手、ハドルマガジンによると、中3・高1時に極真空手日本選手権で優勝しているそうです
よくぞ、アメフトを始めてくれました
大阪学院、16番Ret西村選手がパントリターンし、敵陣40ヤード(?)付近からといい位置からのオフェンスに。
この時、大産大附属に何らかの反則があったようですが、大阪学院はこれをディクライン。
先発QBは、こちらも春大会から引き続き、1番山口真輝選手(3年生)。
ハドルマガジンのハイスクールスーパースターにも選ばれている大阪学院のQB山口真輝選手、春引退チームをあわせても、(私が選ぶ)今年の大阪高校No.1QBですね
前節の清風高校戦ではその能力を温存していた感がありますが、その走力とパッシング能力をどう見せてくれるでしょうか。
大阪学院、1stダウン、99番RB山崎大輝選手(3年生)のランで1stダウン更新。
7番RB宮田選手のラン、1番QB山口選手→11番WR西尾武紘選手(3年生)のパス成功で、3rdダウンに。
大阪学院も、ここで早くもタイムアウト1回目を取得。
1Q残り6:55
大阪学院、3rdダウン、99番RB山崎選手のランで1stダウン更新。
続く1stダウン、7番RB宮田選手のランで…、
(写真↑、走路を開けてくれているのは、75番OL福島和樹選手(2年生)と…、ごめんなさい、左側の選手はちょっとわかりません)
タッチダウン!
7番K宮田選手のTFPキックも成功。
ホルダーは、写真↑右のWRでもある11番西尾選手。
LSは、RBでもある99番山崎選手です。
大阪産業大学附属高校 0-7 大阪学院大学高校、1Q残り6:16
大阪学院、1stシリーズで先制タッチダウンです!
大阪学院、7番K宮田選手がキックオフ。
大産大附属、25番Ret西山雄大選手(3年生)がゴロキックをリターンし、自陣30ヤード付近(?)から。
25番エースRB西山選手のラン×2で、1stダウン更新×2。敵陣45ヤード付近(?)へ。
大産大附属高校のRB西山雄大選手も、ハドルマガジンのハイスクールスーパースターに選ばれています。
関西大倉高校のRB安西寛貴選手とともに、今年の大阪高校アメフトのRBの双璧ですね
3rdダウン、11番QB橋谷怜選手→13番WR伴野圭祐選手(2年生)のパス成功で1stダウン更新。敵陣32ヤード付近へ。
続く3rdダウン6、ランプレイも大阪学院の40番LB原口選手らの2ヤードロスタックルで1stダウン更新できず。
4thダウン8ギャンブル、続けてランプレイも、大阪学院の5番DL横山雄紀選手(3年生)らのタックルで1stダウンには至らず、攻守交代に!
大阪学院の自陣25ヤード付近からのオフェンスに。
1stダウン、パス成功も大産大附属の33番LB大沢海生選手(3年生)のロスタックルにあい、2ndダウン12に。
第1Q終了、大阪産業大学附属高校 0-7 大阪学院大学高校
<第2Q>
大阪学院、2ndダウン12、自陣27ヤード付近から。
1stダウン更新できず、17番P森山将暉選手(3年生)がパント。
大産大附属、16番Ret廣見壇選手(2年生)がパントリターンし、敵陣40ヤード付近からと、こちらも好位置からのオフェンスに。
フォルススタートによる罰退もあり、2ndダウンロングに。
大産大附属、タイムアウト2回目。
前半残り8:19
大産大附属、11番QB橋谷怜選手→5番TE小林陸選手(2年生)、25番RB西山選手のランで、1stダウン更新×2。ゴール前へ。
大産大附属、ランプレイ×3も、大阪学院の64番DL大田垣 樹選手(3年生)や
78番DL川本守選手(3年生)のナイスタックルもあり、タッチダウンには至らず。
大阪学院のDL川本守選手も、ハドルマガジンのハイスクールスーパースターに選ばれています
大産大附属、タイムアウト3回目。
前半残り5:16
大産大附属、57番K濱端倫選手(3年生)のフィールドゴール成功!
以前も御紹介しましたが、57番K濱端選手はレフティー(左蹴)です。
ホルダーはRB/DBでもある6番永井叡選手(2年生)、LSはLBでもある33番大沢選手です。
大阪産業大学附属高校 3-7 大阪学院大学高校、2Q残り5:11
大産大附属、タッチダウンが欲しかったところですが、まずはフィールドゴールで確実に加点です。
大阪学院、ここまでは、強豪・大産大附属高校相手に攻守とも健闘を見せていましたが…。
大産大附属、1番K梶野魅斗選手(1年生)がゴロキック。
大阪学院、このキックオフされたボールを確保できず、大産大附属がリカバー!
大産大附属の敵陣30ヤード付近(?)からのオフェンスに!
25番RB西山選手のラン、6番RB永井選手のラン(写真↑)で1stダウン更新×2。ゴール前へ。
写真↑、走路を開けているのは、左から70番OL松永怜也選手(3年生)、50番OL天野敢太選手(3年生)、36番RB金山侑平選手(2年生)。
大産大附属高校の松永怜也選手(186cm・115kg)、天野敢太選手(176cm・104kg)はOL/DLリャン面選手ですが、OLでハイスクールスーパースターに選ばれています
36番RB金山選手は、春大会ではFBとしてボールをキャリーする機会も多かったのですが、秋大会ではTE位置に入ったりとブロッカーに徹していますね。
タッチダウン!
57番K濱端選手のTFPキック成功。
大阪産業大学附属高校 10-7 大阪学院大学高校、2Q残り2:41
キックオフリカバーで攻撃権を手に入れた大産大附属にとっては大きい、ファンブルで攻撃権を失った大阪学院にとっては痛い、タッチダウンになりました…。
大産大附属、1番K梶野選手が再びゴロキック。
大阪学院、あまりリターンできずも、自陣30ヤード(?)付近から。
2ndダウン、1番QB山口選手→11番WR西尾選手のパス成功で1stダウン更新。
しかし、大産大附属の58番DL山下凌選手(3回生・主将)のパスカットもあり、続けてはダウン更新できず、ここでタイムアップ。
前半終了、大阪産業大学附属高校 10-7 大阪学院大学高校
大阪学院高校が強豪・大産大附属高校を押している展開でしたが、第2Qのキックオフリターンファンブルで、一転、大産大附属高校ペースに。
とはいいつつ、点差はたったの3点差。
後半はどのような展開になるでしょうか…?
大産大附属高校のチアリーダーによるハーフタイムショーです。
いつもは正面方向から見させていただいてますが、横から見ても、美しく揃った隊形になっているんですね
いつもありがとうございます
その②に続く…。