その3です! 現在の状況は、
試合残り9:40 【啓明学院14-17関学高等部】
啓明が逆転すれば、関学高が逆転と面白い展開となりました決勝戦! 試合残り9:40からです。
関学高K29大隅のキックオフを啓明80番三上岳(3年)がナイスリターン! 自陣35YDより。
啓明学院自陣35YDからの攻撃です。
3点を追う啓明学院、自陣35YDから。QB11平尾→WR7塚崎正吾(2年)パス成功、RACでロングゲイン! 一気に敵陣25YDへ!
短いパス成功からRAC(ランアフターキャッチ)でロングゲインするWR7塚崎選手! 関学高DB32市川直輝(3年)選手が待ち構えていますが、並走しているWR88番好井貴啓選手がナイスブロックでさらにゲイン! 敵陣25YDまで前進です!
敵陣25YDまで前進した啓明学院。パス失敗、QB11平尾→WR2福山パス成功、3rdD1 RB21中作勇斗のランFD! 敵陣10YDへ。
啓明も綺麗なカウンターのプレイで前進! RB21中作選手がディフェンスの波を進みFD! 一気に敵陣10YDまで!
しかしここから関学高ディフェンスが立ちはだかります。ランは関学高DL96手塚大介(3年)のロスタックル!
RB29福田選手のランは関学高DL96手塚キャプテンのロスタックル!
続く2ndダウンQB11平尾のキープもゲイン僅か。3rdD12 QB11平尾→WR82佃厚志(2年)パスもFDには至らず。
WR82佃選手へのパス成功も関学高DB25長井佑都(2年)選手がすぐにタックルしタッチダウンは阻止!
啓明4thダウン。K9古河凛之介(2年)の25YDフィールドゴール成功!
啓明学院同点を狙ったフィールドゴールは成功! 試合残り6分少々でなんと同点に!
関西大会決勝戦はまたもや振り出しへ。ヒリヒリするような熾烈な戦いに勝利の天秤は水平に戻りました。
試合残り6:20 【啓明学院17-17関学高等部】
啓明K9古河のキックオフ!
そのキックオフを関学高1番福原楽(3年)がリターンしようとしますが、啓明8番藤沢陽(1年)らがすぐにタックルしあまりゲインできず。
啓明8番藤沢選手、98番後藤慶(3年)選手、10番今関伸吾(2年)選手らがリターンを許さず。関学高等部自陣18YDからの攻撃となります。
関学高自陣18YDより。RB29大隅俊輝(3年)のラン、パス失敗、3rdD8 QB3山中勇輝(3年)→WR1福原楽へのパス成功もFDには至らず。
関学高WR1福原選手ナイスキャッチ! しかしすぐに啓明DB36北田大貴(2年)選手?のタックルにあいFD獲得ならず。関学高4thダウン、P29大隅のパントへ。
パントしたボールを啓明82番佃がナイスリターン! 試合残り4:51、攻撃権が啓明学院へと移ります!
試合残り4:51から攻撃権を手に入れた啓明学院、敵陣45YD付近よりと絶好のポジションです! RB21中作勇斗(3年)のランナイスゲインFD! 一気に敵陣20YDへ。
ワンタックルでは止まらない! RB21中作選手の粘り強いランで啓明学院レッドゾーン進入です!
その後もオフェンスを続ける啓明学院。パス失敗、RB21中作のラン、QB11平尾渉太(3年)のキープFD! ゴール前10YDへ。
試合残り3:46。
QB11平尾選手のキープが本当に頼もしい! 3rdダウンロング、厳しいかなと思った距離をQB11平尾選手が自ら打開! 啓明学院、あっという間にゴール前10YDへ!
啓明ゴール前10YDより RB21中作のランの後、QB18穴田悠真(2年)のランでTouchdown!(1枚目)
ゴール前からのタッチダウンランはオフェンスラインの殊勲です! ここでもOL75小林大紀(3年)選手、OL55金城俊旭(3年)選手、OL52牧野隼大(3年)選手、そして見えていませんがFB45小西匠(3年)選手がナイスブロック! OLによって作られた走路を走るQB18穴田選手が・・・・・・
(2枚目)体を伸ばしてエンドゾーンへ! QB18穴田選手のタッチダウン!
足を関学高DL17トゥロター選手に掴まれながらもエンドゾーンへ飛び込むQB18穴田選手! 手前サイドラインでは4番久門慶太副将が手を挙げて喜んでいます! 啓明学院、試合残り2分半でいよいよ試合をリードします!
OL52牧野選手の右手が空へ!
啓明学院は他のチームと比べても特に次のプレイ(TFP)への準備が早く、ほとんどガッツポーズなど撮影できてないのですが、ここはOLの見せどころ! OL52牧野選手が「俺らやったぞ!」と高らかに宣言するガッツポーズ! それと・・・・・・。
QB18穴田選手の左手も!
TFPの準備に向かいながらのQB18穴田選手! OL65牛尾海(2年)選手、WR82佃選手らここに写っている3人はまだ2年生ですね。もちろん総力戦で挑んでいる啓明学院、頼もしい限りです!
K9古河のキックも成功!
大事なTFPのキックも落ち着いて決める啓明K9古河選手! 試合残り2分43秒を残し啓明学院が7点をリード!
しかし、関西学院高等部にも逆襲の時間が残っています!
試合残り2:43 【啓明学院24-17関学高等部】
啓明学院K9古河のキックオフはタッチバック。
7点を追う関学高等部自陣25YDからの攻撃。残り2分30秒ほどで75YDドライブが必要です!
勝利にはタッチダウンしかない関西学院高等部ですが、この2分半を全力で戦い抜きます!
まずはRB28前田公昭(3年)のランでFD! 続くプレイ、QB3山中→WR12今西宗太郎(2年)パス成功FD! フィールド中央付近へ。
RB29大隅のラン、パスインターフェアで前進で敵陣43YDへ前進した関学高等部。 試合残り1:25
関学高等部敵陣40YD付近より QB3山中のラン前進。関学高等部タイムアウト後半1回目。試合残り1:15
啓明DL92原田凌太郎(3年)選手のタックルによりロングゲインとはならずも前進。関学高等部タイムアウトで時計を止めます。
QB3山中→WR81山下皓輝(3年)パス成功FD! 敵陣30YDへ。試合残り1分!
吸いつくようなボールキャッチ! WR81山下選手! このパス成功でいよいよ敵陣30YDまで前進した関学高等部。しかし残りは1分です!
関学高等部敵陣30YDより。ラン前進、カットされたボールをTE89遠藤壮真(3年)がキャッチ!
パスカットされたボールを落ちる前にキャッチ! TE89遠藤選手! 関学高等部後半2回目のタイムアウト。
しかしFDまではまだ足らず。関学高等部の3rdD5 QB3山中→WR80篠川諒(3年)へのパス成功FD! 敵陣20YDへ!
次々とパスが決まる関学高等部。レシーバー陣が素晴らしい集中力を見せています!
関学高等部、QB3山中がスパイクして時計を止めます。
試合残り46秒
関学高等部敵陣20YDより。QB3→RB28前田へのスクリーンパス成功からのランでナイスゲイン!(1枚目)
パスキャッチしてからのRACでロングゲイン!
(2枚目)タックルを外しながらするするとゲインするRB28前田がゴール前2YDへ! 試合残り37秒!
関学高等部、RB28前田選手のナイスランで一気にゴール前2YDまで前進です!
これを見て啓明タイムアウト。後半1回目。 試合残り37秒。
ゴール前2YDより関学高等部、最後も頼れるエースに託します! RB28前田のランでエンドゾーンへTouchdown! 関西学院高等部 6点追加!
RB28前田選手のランプレイで関学高等部タッチダウン! 7点を追う関学高等部でしたが、試合残り2分半からのドライブをきっちりタッチダウンにまでつなげています!
WR80篠川選手がRB28前田選手に祝福に駆け寄ります!
しかしまだ勝負は決まっていません。関学高等部のTFP(トライフォーポイント)1点か2点かに注目が集まります!
ここで、関西学院高等部は決断の時となりました。決勝戦はタイブレイクはありません。 現在24-23で啓明学院1点のリード。試合残り30秒ほど。
キックが成功すれば1点追加。同点で同校優勝が濃厚。
2ポイントが決まれば2点追加。逆転となり関学高等部が勝利へ大きく歩みを進めます。
勝負のTFP前に関学高等部タイムアウト、ラストタイムアウトです。
関学高等部QB3山中が入りました。関学高等部2ポイントトライを見て、啓明後半2回目のタイムアウト。
上げていくぞ! と両手を広げながらフィールドへ入っていくQB3山中選手! 関学高2ポイントの構えを見て啓明学院タイムアウト。一度ディフェンス陣を落ち着かせます。
いよいよ勝負の時間です。関学高等部、決まれば勝利へぐっと近づく、2ポイントコンバージョン!
どのプレイでエンドゾーンを目指すかに注目が集まった、ハラハラドキドキの2ポイントトライ!
2ポイントコンバージョンのプレイはRB28前田の右オープン! しかし啓明DL51八百孝汰(3年)がナイスプレッシャー! (1枚目)
ものすごい速さでRB28前田選手に襲い掛かった啓明DL51八百選手! RB28前田選手、このタックルを躱して前進しますが当然スピードは落ち・・・・・・。
(2枚目)RB28前田のランはエンドゾーンに届かず! タックルは啓明6番金原岳志(3年)と81番尾割士良ランディ(2年)! 関学高等部の2ポイントは失敗です!
ここまで関学高オフェンスを背負ってきたRB28前田選手に最後も託した関学高等部でしたが、ここは啓明DB6金原選手、DB81尾割選手らがタックル! これほどまでに互角の勝負を見せ、成功も失敗も紙一重のこの状況下、最後は啓明ディフェンスに軍配! 関学高等部は2ポイントコンバージョン失敗です!
サイドラインに戻ってくるDL51八百選手にナイス! のタッチはQB11平尾選手!
2ポイント阻止に大きな役割を果たしたDL51八百選手、良い笑顔! サイドラインでたくさんの「GJ」をもらっていました! 関学高等部の2ポイント失敗で、未だリードは啓明学院。しかし、時間はまだ残っています!
試合残り25秒 【啓明学院24-23関学高等部】
場内時計が間違っており、「残り25秒です」のアナウンス後もなかなか「33秒」から変わらない時計にハラハラ。
関学高等部、オンサイドキック前に啓明最後のタイムアウトです。
勝負のかかるオンサイドキック前に集中力を高める関学高K29大隅選手!
目指すべき場所を手で示しつつ集中力を高める様子のK29大隅選手!
関学高等部、勝利を目指してK29大隅のオンサイド!
関学高等部オンサイドキック! 大きく跳ね返ったこのボールを・・・・・・。
確保したのは啓明LB4久門慶太(3年)! 攻撃権は啓明学院へ!
ちょうど10YDの地点でボールを確保する啓明LB4久門選手!
(2枚目)オンサイドキックのボールは啓明4番久門選手! 関学高等部は万事休すです!
これで攻撃権は啓明学院へ。啓明学院、勝利をほぼ手中にする確保です!
啓明フィールド中央付近よりの攻撃へ。関学高にタイムアウトは残っておらず、残り時間を啓明が消費すれば勝利。啓明ニーダウンで時計を進めます。
落ち着いてニーダウンを行うQB11平尾選手! ここでタイムアップ!
試合終了! 春の関西大会を制したのは啓明学院。 啓明学院高校が初優勝です!
派手に喜びを見せない啓明ですが、80番三上選手と99番岡部選手が喜びを分かち合うシーン。ぐっと来ます。終盤までどちらが勝つか分からないほどの互角で推移し熾烈を極めたこの兵庫県対決。手に汗握る熱戦となった決勝戦を制したのは啓明学院。
啓明学院が初優勝です!
啓明のコーチさんも笑顔笑顔!
すみません。不勉強なものでコーチの皆さんのお名前は存じ上げないのですが、素晴らしい笑顔だったので・・・・・・。ここ数年の啓明の勝ちっぷりとコーチ陣の指導に感銘を受けている夫は、この勝利の瞬間サイドラインの指導者さんらの写真ばかり撮ってました。なんでやねん。いやいや、選手らを支えた啓明学院に関わる全ての皆様おめでとうございます☆
試合終了 【啓明学院24-23関学高等部】
同点、逆転、再逆転、同点と手に汗握る熱戦にスタンドのファンは大興奮! 「兵庫の雄」同士がぶつかった同県対決はわずか1点差で啓明学院が勝利をおさめました!
整列の後、フィールドでは両校の選手らが握手や抱き合ってお互いの健闘をたたえ合っていました!
決勝戦に相応しい素晴らしい試合を見せてくれた両チーム。啓明2番福山キャプテンと関学高96番手塚キャプテンも抱き合っていますね。お互いがお互いを称え合う光景に清々しさを感じます。もちろんスタンドからは両チームの選手たちに大きな拍手が送られました!
フィールドでは表彰式が行われています。 優勝 啓明学院高等学校!
啓明学院主将2番福山選手に賞状が贈られます。
準優勝 関西学院高等部
関西学院高等部主将96番手塚選手に賞状が贈られます。
個人賞の表彰も行われました。
最優秀選手賞 啓明学院高校QB11平尾渉太選手!
ビッグゲームメーカーでもあるQB11平尾選手! 納得の最優秀選手賞受賞ですね☆
QB11平尾選手のパススローの1枚。
この試合だけでなくこれまでの試合でも数々の大逆転劇を演じてきたQB11平尾選手。決勝戦では得意のパスプレイに加えQBキープでもオフェンスを牽引し、優勝に大きく貢献しました。私はここ二年で4回の「啓明×KGH」戦を観戦しているのですが、4分の3は啓明の勝利! その勝利の立役者は間違いなくQB11平尾選手でしょう。おめでとうございます!
敢闘選手賞 関西学院高等部RB28前田公昭選手!
圧倒的な安定感あるランでオフェンスをけん引したRB28前田選手! こちらも納得の受賞です!
RB28前田選手、ランプレイの一枚。
この日メインスタンドで観戦していた私たちですが、関学高等部のラストドライブ、ゴール前2YDまで前進したときに近くにいた関学高等部ファンのおじさまたちが「28でええやろ、28のランや!」という言葉に私も心の中で思わず「がってん」と頷いた程、素晴らしい活躍でした。おめでとうございます!
最後に啓明学院選手のスタンドへの整列。
ここ数年目覚ましい活躍を見せ、関西の顔にもなってきた啓明学院が2017春の関西大会初優勝をあげまた一つ歴史を作りました!
まだまだ続きそうな啓明学院の快進撃! このまま秋も啓明旋風によって新たな歴史が刻まれる予感もありますが、決勝で敗れた同県ライバルの関学高等部を筆頭に他チームももちろん、虎視眈々とクリスマスボウル出場を狙っていることでしょう。
こんな決勝戦を見せてもらっちゃうと秋大会も熱戦の期待が膨らみますね
2017関西高校アメリカンフットボール春大会は素晴らしい熱戦をもって幕を閉じました。
両チーム並びに、参加したすべての高校フットボーラーに大きな拍手を!
ひとまず決勝戦のレポを終わります。