2016年9月18日立命館宇治高校のグラウンドにて行われました関西高校アメフト京都府予選、同志社国際高校(1勝0敗)×龍谷大付属平安高校(0勝1敗)の試合の模様を簡単にお届けします。この日は写真をご覧いただいてもわかるように、時折酷い豪雨に見舞われる悪天候。雨であること、さらにカメラマンが私という悪い条件が重なってあまり良い写真がありませんが、試合の空気だけでもお伝えします!
龍谷大平安の円陣!
前節立宇治に敗れ関西大会出場のためにはこの勝負を落とすわけにはいけない平安。雨の中虎視眈々と勝利を狙っています!!
同志社国際円陣!
こちらはいつも通り、威勢の良い声を響かせる同志社国際! 京都府一位を目指すためにはもちろん同国もこの試合を落とすわけにはいきません。
コイントスの結果、同志社国際のキックオフ龍谷大平安のレシーブで試合開始です!
リターナー21番大門のリターンにより自陣40YDと好ポジションからの攻撃へ。
平安自陣40YD付近より。なんとQBは4番渡邊卓哉(3年)! そのQB4渡邊のランなどでFD!
いつものエースQB山際選手ではなく、QBは4番渡邊選手! しかもこの渡邊選手からのオプションかな? ランプレイが止まらない!! 同国チームは渡邊選手の登場を想定していたのでしょうか? 私は完全に意表を突かれておろおろと動揺の気持ちを引きずったまま「わたなべのなべはどれだっけ?」とメンバー表をめくっておりました(現在高校アメフト京都には立宇治3年生のQB10渡辺和俊選手。同国1年生のQB1渡辺雅友選手。そして平安3年生QB4渡邊卓哉選手と三人の「わたなべ」というQBがおりましてね・・・・・・)
ランプレイが好調の平安オフェンス! 途中のプレイをちゃんと掴めてませんが3rdダウン10もエースRB21大門選手のランでFD! 平安が試合序盤から押せ押せムード全開で攻めあがります!
敵陣35YDまで前進した平安、しかしここから同国ディフェンスが立ちはだかります。RB21大門のランも同国DB9東圭韻(2年)がストップ!
さすがに何度もやられるわけにはいかないと同国ディフェンス。ここは9番東選手がストップ! 4thダウンへと追い込まれた平安は・・・・・・。
平安の4thダウン10、タイムアウトの後の選択はギャンブルです!
なんだか、この写真かっこいいですね。4番渡邊選手の両脇にRB31福井選手とRB21大門選手。
4thD10、どんなプレイで狙うかと注目していましたがここはパスを試みるも失敗。ギャンブル失敗により攻守交代です!
平安の猛攻を阻止した同国、自陣32YD付近よりの攻撃へ。同国は持ち味のランプレイで前進を図ります。RB21藤田成哉(3年)のランやQB10辻耀介(3年)のキープ(写真が見当たらないんだけどこのプレイあったかな?)でFD!
RB21藤田選手中心にいつも通りのオフェンスを組み立てる同国、しかしこのいつもどおりが本日の平安には通用しません。
しかし続くオフェンスを平安ディフェンスが許しません。ランパスもゲインなく、3rdD10ランもストップ。同国のファーストドライブはパントに終わっています。ここで1Q終了。雨という事情もあってかラン中心のこの試合、時計が回るのがいつもより早く感じます。
1Q終了 【同国0-0平安】
※この後は両チーム壮絶なディフェンス合戦となります。
2Q開始。平安自陣20YD付近より。QBは引き続き渡邊です。2ndD5 QB4渡邊のキープで3rdD1へ。時間なくなりタイムアウトの後のランは同国DL53田中響(3年)のロスタックル!
先ほどは軽々とFDを更新された同国ディフェンスでしたが、ここはさすがに対応が早い! ロスタックルは53番田中選手かな。平安4thダウンへ。
雨が降りしきる中の我慢比べ。キッキングも大変重要なファクターになってきます。1番西村選手がパントを蹴ります!
同国、13番鏡味巧磨(2年)のリターンにより自陣40YD付近より。しかし、先ほど同国オフェンスを抑えた平安ディフェンスがの勢いは衰えません!パスランもゲイン僅か、QB1渡辺のパスも失敗 パントへ
これは2ndダウンのランプレイの写真。ポールが邪魔ですが、平安67番下辻武之助(3年)と77番青根奨太(3年)が同国エースRB21藤田選手をがっちりとストップしているところをご覧いただきたい。お互いのディフェンスが相手の良さを打ち消すナイスディフェンスを見せています。
平安自陣より。QB変更、いよいよQB7山際陽介(3年)が登場しました。 RB31福井将司(2年)、RB21大門のランでFD!
RB31福井選手のランなどでFD! 渡邊選手のオフェンスに慣れてきたかなと思ったところにエース山際選手を投入し、またもや同国ディフェンスを攪乱しようとする平安オフェンス。平安チームの準備の深さがうかがえます!
そうです。QB山際選手の足も警戒しなければなりません。このランなどでFDを更新した平安でしたが、続くオフェンスはストップ。(時計が見える位置でなかったので残り時間が判然としませんが)時間もなくなり前半終了です
前半終了 【同国0-0平安】
あっという間に終わってしまった前半戦。同国優位かと思われたこの試合でしたが、平安がオフェンスディフェンスともに鋭い動きを見せ前半を終了して0-0の同点! 第一節、立宇治に対し良いところなく敗れた龍谷大平安ですが、勝負をこの第二節の同国戦にかけていたのかもしれません。冒頭からQBに4番渡邊選手を起用し同国ディフェンスを翻弄。得点には至っていませんが、攻守ともに勢いが感じられる内容となっています! 平安ファンのみなさんから「行けるぞ!」との声が聞こえてきそうです。
一方、受け身になったわけではないと思いますが、前半はこれといった見せ場が少ない同志社国際。オフェンスも頼みの綱のエースRB21藤田選手のランを止められ、FD更新も数えるほど。同国ファンのみなさんにとっては予想外の展開に「このままで大丈夫か?」との声がこれまた聞こえてきそう。後半のアジャストが重要となってきます!
後半へ。