待ちに待った関西学生アメフトのリーグ戦が、8月26日(金)に開幕しました
秋シーズンの試合レポ第1弾は、平成28(2016)年8月27日(土)、エキスポフラッシュフィールドにて行われました関西学生Div.1 2016 第1節 京都大学 x 龍谷大学の試合レポです。
ここで、過去5年間の秋リーグ戦での両校の対戦結果のおさらいです。
①2011年 龍谷大学 28-28 京都大学
龍谷大学は、この年、3年ぶりにDiv.1に復帰。
第3Qまで14-28とリードされていた龍谷大学ですが、第4Qで28-28と同点に!
さらに、試合終了間際、龍谷大学はFGトライで逆転勝利のチャンス!
…だったのですが、惜しくもFG失敗となり、龍谷大学にとっては悔しい引き分けの試合に。
ちなみに、この試合は、現地で観戦していました。
②2012年 龍谷大学 0-28 京都大学
スイマセン、この試合は見てないです
③2013年 龍谷大学 14-18 京都大学 試合レポ
第3Qまで14-3と龍谷大学がリード。
しかし、第4Q、試合時間残り5分を切ったところで、QB小原選手率いる京都大学オフェンスに神が降臨
試合時間残り15秒で逆転となる京都大学の2タッチダウン目が決まり、龍谷大学にとっては、タイムコントロールミスから悔しい悔しい逆転負けに…。
④2014年 龍谷大学 14-9 京都大学 試合レポ①・試合レポ②・試合レポ③
インターセプトやファンブルロストなど、ターンオーバー合戦を制したのは、龍谷大学!
龍谷大学が、リーグ戦で悲願の京都大学戦初勝利☆を果たしました。
一方、この第1節で出鼻をくじかれた京都大学は、1勝6敗でリーグ戦7位となり、屈辱の初のDiv.2との入替戦にまわることとなったのでした…。
⑤2015年 龍谷大学 7-52 京都大学
前年、ついに悲願の打倒京大を果たした龍谷大学でしたが、京都大学にまさかの大完敗。
この試合も現地観戦しましたが、京都大学にとっては「してやったり」、龍谷大学にとっては「まさかこんなはずでは…」という試合でした。
…というドラマティカルな展開が多い両校の対戦、今年はどうなりましたでしょうか??
上の書き方からにじみ出てしまっていますが、龍谷大学は小さな御縁が積み重なり、ここ数年、応援させてもらっているチームです。
なので、試合レポは龍谷大学よりの書き方になってしまいますが、ご容赦ください。
手前のホワイトジャージが龍谷大学、奥のカラージャージ(黒)ジャージが京都大学です。
京都大学の88番TE佐々木雄矢主将と龍谷大学の4番CB引野佑大主将のコイントスは、龍谷大学が勝利し、後半レシーブを選択。
むむっ、これは何か策略があってのことでしょうか??
京都大学のキックオフ前の円陣です。
そう!お気づきになったかもしれませんが、京都大学、ユニフォームが少し変わりました!
肩の深緑が明るい緑に、膝上には緑の太いラインが入り、ハーフ丈のソックスになりました。
同じメーカーを採用している関西学院大学も、この秋にユニフォームが少し変わりましたが、膝上にチームカラーの太いライン、ハーフ丈のソックスというのは同じ趣向です。
うーん…、これが今どきのナウでヤングなデザインなんですかね??
京都大学、新ユニフォームのお披露目を勝利をもって飾ることができるでしょうか?
龍谷大学のキックオフ前の円陣です。
引野キャプテンを中心に、整列前のサイドラインはピリッとして、よい緊張感がありました。
龍谷大学、昨年の完敗の借りを返すことができるでしょうか?
龍谷大学のスタメン表です。
(京都大学は、例年どおり、スタメン表の配布はありませんでした。)
<第1Q>
龍谷大学の8番K新宮和人選手(4回生)のキックオフで試合開始。
晴れていますが、風が強く、ホルダーが必要な状況でした。
京都大学、エンドゾーンに蹴りこまれたボールをあまりリターンできず、自陣深く12ヤード付近から。
結果論ですが、無理にリターンせず、タッチバックにした方がいいのではと思いました。
先発QBは、昨年から京大エースQBナンバーを背負う19番田中大輔選手(3回生)。
写真↑ではすぐ横の89番TE中辻威統選手(3回生)も184cmと背が高いのでそれほど目立たないですが、LT位置の77番OL町野友哉選手(2回生・大垣北高校出身・経験スポーツ:野球)が、めちゃめちゃデカいんですよ!196cm・110kg!
春に京都大学と対戦したので、昔タッチダウン誌に「マニア揃い」と書かれたパンサーズファンの間でも話題になっていました
ラン、パス失敗×2で、1stダウン更新できず。
4thダウン6、87番P番大輝選手(4回生)がパント。
龍谷大学、自陣42ヤード付近から。
龍谷大学、先発QBは、こちらも昨年からのエースQB11番上田将輝(まさてる)選手(3回生)。
ちなみに、京大のQB田中選手も、龍谷のQB上田選手も、同じ関西大倉高校出身!
関倉出身3回生QB対決です。
(ただし、京大のQB田中選手は、野球部出身で一浪なので、2人は高校時代には接点がなかったのではないかと推測されます。)
スナップミスでロスしたものの、
3rdダウン13、9番エースTB藤本拓弥選手(4回生)のランで1stダウン更新。敵陣46ヤード付近へ。
昨年までは18番だったRB藤本選手、最終学年となった今春からは9番(龍谷大学のエースRBナンバーだと思われます)になりました。
1stダウン、36番FB井上和哉選手(4回生)のランで1stダウン更新。敵陣32ヤード付近へ。
ちなみに、RB井上選手も、関西大倉高校アメフト部出身です。
龍谷大学、11番QB上田選手のドローでゲインし、2ndダウン2、9番RB藤本選手のランで1stダウン更新。敵陣13ヤード付近へ。
1stダウン、7番WR中塚明男選手(4回生)のランでタッチダウン!
PATキックは失敗。
京都大学 6-0 龍谷大学、1Q残り7:28
龍谷大学、左右にオープンをまくってまくってドライブし、1stシリーズで幸先よく先制タッチダウンです!
龍谷大学、8番K新宮選手がキックオフ。
京都大学、21番R原田陽平選手(2回生・浜松北高校出身)がキックオフリターンし、自陣32ヤード付近から。
ファンブル自らリカバーでロスも、19番QB田中選手→1番WR河野幹志選手(4回生)のパス成功で1stダウン更新。自陣49ヤード付近へ。
しかし、龍谷大学のロスタックルもあり、続けては1stダウン更新できず。
4thダウン11、87番P番選手がパント。
龍谷大学、自陣17ヤード付近から。
9番RB藤本選手のラン、11番QB上田選手→6番WR井貝尋亜(ひろあ)選手(4回生)のパス成功、9番RB藤本選手のランで、1stダウン更新×3。
敵陣36ヤード付近へ。
龍谷大学、3rdダウン9、11番QB上田選手のキープでゲインも、ダウン更新には至らず、4thダウン1に。
龍谷大学、タイムアウト1回目。
1Q残り0:36
龍谷大学、4thダウン1ギャンブル、
9番RB藤本選手のランで…、
龍谷大学、オフェンス2ndシリーズもタッチダウンで終え、出来過ぎなくらいの立ち上がりです
龍谷大学、タイムアウト2回目。
1Q残り0:29
先ほどPATキックを失敗した龍谷大学、それを取り戻すべく、PATはプレイを選択。
龍谷大学、9番RB藤本選手のランで2ポイント成功!
PATキック失敗は、その取れなかった1点が後々に響くことが多いですが、2ポイントコンバージョンで帳消しとします。
京都大学 0-14 龍谷大学、第1Q残り0:29
龍谷大学にとっては、攻守とも圧倒し、申し分のない立ち上がりです。
しかし、第2Qから、京都大学の逆襲が始まるのでした
その②に続く…。