関西学生アメフト秋リーグ開幕まで、あと1日となりました
開幕直前スピンオフ企画第2弾「関西学生アメフト2016の展望と注目新人選手」の前に、関西学生リーグ終了後の甲子園ボウルに至るまでの西日本代表校決定戦の仕組みが今年から変わりましたので、簡単に御紹介します。
関西学生リーグのチケットの裏側、左が今年2016年、右が去年2015年です。
トーナメントツリー左側の西日本代表校決定戦トーナメントは階段状で、東日本(右側)にくらべて試合数が多くなりました。
前年度成績により階段の上段(シード)になるか下段となるのかが変わるらしく、昨年は関西学生リーグ以外で勝ち抜いた、つまり西日本代表校準決勝戦勝者である西南学院大学が所属する九州学生リーグが関西学生リーグに次ぐ上位リーグとなり、準決勝敗者である名城大学が所属する東海学生リーグがそれに次ぐ上位リーグという扱いになっています。
加えて、関西学生リーグ2位校も敗者復活の様にこのトーナメントに加わることとなり、甲子園ボウル出場への道が残されることとなりました。
例として昨年成績で今年のトーナメント形式に無理やり当てはめてみると、関西学生リーグ2位となった関西学院大学がそれまでのトーナメント勝者である西南学院大学(九州学生リーグ1位)と対戦し、その勝者が関西学生リーグ1位となった立命館大学と対戦し、その勝者が西日本代表校=甲子園ボウル出場校となることとなります。
うぅーん、ということはですね、場合によっては、関西学生リーグ最終節の立命館大学x関西学院大学という組合せが、西日本代表校決定戦で再びあいまみえるということです!
悪い言い方をすれば、関西学生リーグ最終節で勝とうが負けようが、西日本代表決定戦で勝つことが重要ということになります。
この新方式は、昨年の甲子園ボウル前に一部マスコミで報道され、特に一部の立命館大学パンサーズファンと一部の関西学院大学ファイターズファンに、
「来年から2回も、関西学院/立命館と試合しなくちゃならないの?!」
「西日本代表決定戦で勝つために、リーグ最終節は本気を出さない、勝ちにこないのでは?」
「満身創痍で2回の関西学院大学/立命館大学戦を勝ち抜いても、その試合を東日本代表校に研究しつくされて、甲子園ボウルが不利になるのでは?」
等々、大きな衝撃を与えることとなりました。
また、「ビッグゲームを増やすことで、連盟の収入を増やす目的があるのでは?」との意見もありました。
正式発表は昨年の甲子園ボウル後となりましたが、それに先んじた報道は「この制度に反対する誰かが、阻止するために先にマスコミにリークしたのでは?」との憶測まで呼びました。
そこで、報道のあった12月9日に、さっそくTwitterの投票機能を使って、皆さんにアンケートを取ってみました。
当時のTwitter投票機能は24時間までしか受付不可だったので、「300票くらい集まればいいかな?500票入れば御の字」と思っていましたが、たった24時間で1,119票もの投票をいただきました。
御協力ありがとうございました!
2位校にまで甲子園ボウル出場権が与えられることに対して賛成された方は27%、現状どおりを望む反対の方は73%でした。
ちなみに、投票された方のカテゴリーは制限していませんので、関西の方が多いと思うのですが、関西圏外からの投票もあったかと思われます。
賛成意見としては、たぶん関西以外の西日本の学生リーグの関係の方だと思うのですが、「甲子園が近くなった」とおっしゃってる方が何人かいらっしゃいました。
今年でいうと、九州学生リーグ優勝校は関西(2位)校と当たるまでが1試合減って、かつホームで試合会場が組まれているという利点はあるかもですね。
…と色々書きましたが、これはすでに決定事項ですので、3年程度はこの方式が継続されるだろうとのことです。
これにより、甲子園ボウルを目指したチームづくりがよりハードに、日程が進むごと試合の戦略がより重要なることは間違いなく、関西学生リーグがよりおもしろくなります…かね?
以上、遅くなりましたが「Twitterアンケートでの結果報告を、ブログの方でもせねば、せねば~!」と思っておりましたので、西日本代表校決定戦の新方式について御紹介を兼ねて御報告させていただきます。
おわり。