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Channel: アメフト観戦女子(関西)のブログ
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ライスボウル2016 パナソニック x 立命館大学①(や)

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平成28(2016)年1月3日(日)に東京ドームにて行われたライスボウル(アメリカンフットボール日本選手権) 社会人王者・パナソニック学生王者・立命館大学の試合レポです。

毎度のことながらアップが大変遅くなり、また、一般紙や専門誌等ですでに詳しく報じられていることもあり、簡単かつ立命館大学パンサーズファンならではの他の方とはちょっと違う目線でお伝えしたいと思います。

まずは、社会人王者・パナソニックインパルスの入場です。

JAPAN X BOWL(アメリカンフットボール日本社会人選手権)では、無敵と思われた前年王者の富士通フロンティアーズ相手に24-21で勝利し、7年ぶりに社会人王者となりました
JAPAN X BOWLは、平日夜の東京ドームでの開催なのでNHK BS1でテレビ観戦いたしましたが、パナソニック、いや日本のエースQBである高田鉄男選手が今シーズンでの引退を表明してのぞんだ試合での劇的逆転勝利。
「引退試合がライスボウル。しかも相手は母校・立命館大学。ドラマッチックすぎるやろ~!日本アメフト界は、高田鉄男のためにあるのかw」と、自宅で1人、大興奮いたしました(笑)

高田選手引退宣言のエピソードを抜きにしても、ここ数年、関西の社会人チームはベスト4に入ることすら御無沙汰で、「社会人リーグは、関西のレベルが低い」と言われても、「ぐぬぬぬ…」と押し黙ることしかできなかった訳で、関西の社会人チームがやっとこさ社会人王者に返り咲いてくれたことは、関西のアメフトファンとして大変嬉しかったです(^_^)

パナソニックは、大阪に拠点を置く社会人企業チームということもあり、高校・大学時代から見てきた関西出身の選手も多く、そういった意味でも私にとって楽しみな対戦でした。
チームを率いる荒木監督も、高槻中学・高槻高校のアメリカンフットボール部出身です!
また、67名の選手中、今回の対戦相手である立命館大学の出身選手は13名もいます。

続けて、学生王者・立命館大学パンサーズの入場です。
円陣は、チアリーダーPeeWeeS!(ピーウィーズ)とともに。
アメフト専用キャラのパン太くんもいますよ~。

ライスボウルは、5年ぶりの出場ですが、その時はオービックシーガルズに惨敗…orz
しかし、その前の7年前のライスボウル出場時は、パナソニック電工(現・パナソニック)に17-13で勝利し、これがここ10年での唯一の学生王者の勝利となります。
「社会人キラー」とも言われる立命館大学、当然のことながら前評判ではパナソニックが有利と言われてきましたが、どのような戦いを見せてくれるでしょうか。

パナソニックの92番LB高山主将(近畿大学卒)と立命館大学の57番DL田辺主将のコイントスの結果、(珍しく)立命館大学が勝利。
しかし、ディクラインし、後半レシーブを選択。

えぇぇ---((((((ノ゚⊿゚)ノ!なんとモッタイナイ

そして、始球式(始蹴式)を務めてくださったのは、なんと…、

麻生太郎 副総理兼財務大臣!!!
アメリカンフットボール国会議員連盟の会長でもあらせられるそうです。
この翌日1月4日から国会が開会という公務御多忙のところ、ありがとうございます!



リターンしたパナソニックの選手と握手する麻生副総理。
立命館大学がコイントスで普通に前半レシーブをチョイスしていれば、立命館大学がこのセレモニーに参加できてたのに~( ゜∋゜)
まぁ、セレモニーより、勝つための作戦実行の方が重要ですもんね( ̄- ̄)

キックオフ前に、立命館大学はビックゲーム恒例のオクラホマスタイル!
57番DL田辺主将の“Whose House?”の掛け声に対し、周りの選手が“Rit's House!”と答えます。
(無理やり日本語に訳すと「この場所を制するのは誰だ?」「立命館大学だ!」みたいな感じですかね。)

最後に“Win !”

立命館大学のこの日のスタメンです。
(パナソニックのスタメン表の配布はなかったと思います。)
<立命館大学:オフェンス>
OL:52番村田選手(2回生)、77番島野堅三選手(4回生)、73番西選手(3回生)、58番遠藤選手(4回生・副将)、78番齋藤選手(4回生)、TE:96番山下選手(2回生)、85番成田選手(1回生)、WR:86番猪熊選手(3回生)、84番近江選手(2回生)、RB:32番西村七斗選手(2回生)、QB:11番西山選手(2回生)、K:18番栃尾選手(3回生)
<立命館大学:ディフェンス>
DL:57番田辺選手(4回生・主将)、93番仲里選手(4回生)、91番大野選手(3回生)、94番松原選手(3回生)、LB:56番浦野選手(4回生)、4番長谷川仁志選手(4回生)、DB:13番奥田選手(4回生)、34番奥野敬介選手(4回生)、20番長尾選手(4回生)、3番八条選手(4回生)、30番木村選手(3回生)、P:82番宇治野選手(2回生)

<第1Q>


この日の立命館大学のジャージは、選手名が入ったライスボウル特別仕様です。
フォントもいつもと違い、カッコ悪いとの御意見もいただきましたが、この細字フォントは遠目でも比較的見やすく、実況屋にとってはありがたいものでした。
(実は、8と9が区別しにくいユニフォームが多くて、常々、見極めに苦労してるんです

16番K池上選手(3回生)がキックオフ。

パナソニック、2015年新加入の10番Rポーリー選手がキックオフリターンでロングゲイン!

自陣47ヤード付近と好位置からのオフェンスに!
先発QBは、8番高田選手(立命館大卒)。

8番QB高田選手→83番WR木下選手(関西大学卒)のパス成功でゲインし、2ndダウン2、33番RB横田選手(中央大卒)のナイスゲインで1stダウン更新!敵陣25ヤード付近へ。
ここで30番DB木村選手(3回生)や94番DL松原選手(3回生)らのナイスタックルもあり、立命館大学ディフェンスがなんとか耐え、続けてのダウン更新は許さず。

11番K佐伯(兄)栄太選手(桃山学院大卒)の33ヤードフィールドゴール成功!
ホルダーは、WRでもある15番頓花(とんか)選手(立命館大卒)。
パナソニック2年目の頓花選手、2015シーズンはホルダーも務めています。
(高校、大学とも、ホルダーをしているところを見たことなかったので、これはちょっとした驚きでした
パナソニック 3-0 立命館大学、1Q残り11:30
パナソニック、キックリターンで好位置を確保し、フィールドゴールで先制です!
立命館大学としては、失点したものの、フィールドゴール(3失点)に抑えることができたといっていいでしょう。

パナソニック、16番K佐伯(弟)眞太郎選手(立命館大卒)がキックオフ。
佐伯眞太郎選手は、キックオフで本気で蹴り込めばゴールポストも通過できるという長距離キッカーです。
(そうするとタッチバックになってしまうため、ゴールライン手前に蹴り込む訳ですが。)
佐伯兄弟は、正確性が売りの左蹴のお兄さん11番栄太選手がスコアリングキック担当、飛距離が売りの右蹴の弟くん16番眞太郎選手がキックオフとパント担当です。
なんと贅沢
「どっちか1人でいいから、よこせw」とおもっている社会人チームは多いはずです(笑)

立命館、注目の32番R西村七斗選手(2回生)がキックオフリターンも、パナソニックの20番齊藤選手(日本大学卒)のナイスタックルであまりゲインできず。

自陣15ヤード付近からと自陣深くからの1stシリーズに。
先発QBは、11番西山選手(2回生)。
11番QB西山選手→86番WR猪熊選手(3回生)のパス成功、32番RB西村選手のランで1stダウン更新×2。敵陣45ヤードへ。 
フリーフリッカーからのロングパス(失敗)や12番QB植村選手(1回生)のキープなどで仕掛けていきますが、続けてはダウン更新できず。
4thダウン3ギャンブルも、42番DL飾磨(兄)宗和選手(立命館大卒)らのタックルでほぼノーゲイン!
1stダウン更新できず、ターンオーバー!

パナソニック、自陣38ヤードから。
91番DL大野選手(3回生)、3番DB八条選手(4回生)らのナイスタックルもあり、1stダウン更新できず。
4thダウン1、16番P佐伯眞太郎選手がナイスパント。

立命館、あまりリターンできず、自陣10ヤード付近から。 
32番RB西村七斗選手のラン、パナソニックのオフサイドの反則で1stダウン更新×2。自陣40ヤードへ。

さらに、11番QB西山選手→85番TE成田選手(1回生;写真↑)のパス成功、32番RB西村選手のラン、パナソニックのパスインターフェアの反則で1stダウン更新×3。

自陣15ヤードの深い位置から、ダウン更新を5回重ね、ついに敵陣10ヤード付近へ!
立命館オフェンス、社会人王者相手に通用してる((((((ノ゚⊿゚)ノ!?!

11番QB西山選手のキープ、32番RB西村選手のランでゲインし、3rdダウンでゴール前2ヤードへ。

しかし、11番QB西山選手→32番RB西村選手→85番TE成田選手へのスペシャルプレイのタッチダウンパスは失敗に(>_<)
タッチダウンが欲しかったところですが、立命館大学はアンダードッグの挑戦者。
果敢にどんどん攻める姿勢はヨシですね

18番K栃尾選手(3回生)の19ヤードフィールドゴール成功!
ホルダーは、14番宇野選手(4回生)。
パナソニック 3-3 立命館大学、1Q残り1:47
立命館大学、ひとまずフィールドゴールで同点とします。

ここでなんと、立命館大学、オンサイドキックΣ(゚д゚;)

…でしたが、パナソニックの75番小西選手(大阪学院大学高校卒)がボールをおさえせて、オンサイドキック失敗!

パナソニック、自陣47ヤードからと再び好位置からのオフェンスに。
ここでQBを18番大原選手(神戸大学卒)に。

2ndダウン5、18番QB大原選手(写真↑左から2番目)のキープで1stダウン更新。敵陣34ヤードへ。
写真↑中央付近で逆サイドにモーションしている99番の選手は、本職はOLの淺野選手(立命館大学卒)。
このライスボウルでは、OL用番号78番から背番号を替えて、ブロッカーを強化するため99番でFB(TE?)として出場です。
(私の会社の元OLの係長が「淺野選手をブロッカーとするランがよく出ていた」と、感心していました。元ラインマンの方は、やはりブロックに目がいくんですね~。←私は、ボールキャリアーを目で追うのが精一杯です ^_^;)

続くオフェンスは、立命館の94番DL松原選手(3回生)のQBサックを受けてロスし、2ndダウン11に。

第1Q終了、パナソニック 3-3 立命館大学
社会人王者・パナソニックを学生王者・立命館大学が同点で追走です!
パナソニックの選手については、出身大学も書かせていただきましたが、「ほんと関西学生出身の選手が多いなぁ」と再認識いたしました。

その②に続く…。

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