後半最初から良いリターンを見せている柴田選手のダイブプレイ。オフェンスラインの頑張りも是非ご注目ください!
敵陣まで前進の立命館守山でしたが、啓明Dの鋭いパスラッシュやパスカットもあり、ドライブストップ。後半最初のドライブはパントに終わります。
パントリターンは立命館守山21番三木壮平のナイスタックルでストップ。啓明自陣よりの攻撃です。
さらに素晴らしいパスが続きます。QB14中岡→WR85池田優人(3年生)のダイビングキャッチ成功!敵陣13YD付近へ
ちょっと奥さん、見てくださいよこのスーパーキャッチ!! きっちり手におさめる技術もですがものすごい集中力です!
パスキャッチ後「捕ったぞー!」と手を広げる池田選手!
啓明レシーバー陣が乗ってきました!
しかしその後パス失敗、ランでゲインも立守ディフェンスが踏ん張り3rdダウン。立守DL34番南の強烈なパスラッシュをなんとかかわしてパスを投じるも失敗
K3冨田遼平のキックも成功!
点差を縮められた立命館守山、R26柴田がキックオフリターンし、自陣30YD付近から。RB29田野のラン、QB1荒木→WR19木村和喜パス成功でFDを獲得。さらに、飛び出した頭脳プレイ! 啓明のオフサイドの反則を見たQB1荒木がロングパス! これがパスインターフェアを誘って立命館守山FD更新!
オフサイドの時はロングパスを狙えというセオリーですが、すかさずやってのける荒木選手の落ち着いたプレーに感心!! 立守は相手から反則を奪って敵陣へ!
さらにWR19木村和喜へのパス成功で敵陣23YD付近へ。3Q終了です!
3Q終了【啓明 10-15 立命館守山】
追い上げられた立命館守山でしたが、返すドライブですかさずタッチダウン! こちらも荒木選手中心のオフェンス力を見せつけます!
試合残り約9分半【啓明10-21 立命館守山】
しかしここで立守に痛い反則発生。フォルススタート、ホールディングがあり、2ndダウン20に。パス失敗などで4thダウン。立守はバタバタしてディレイの反則を喫し、下がってパントへ。ここで啓明ディフェンスにビッグプレイが飛び出します! 啓明DB19福山昂汰?がパントをブロック!
なんと、啓明がパントリターンタッチダウンにより6点ゲット! 時間を使って陣地挽回を狙っていた立守にとっては痛恨の失点です!立命館守山、タイムアウト1回目。
一気に立守ディフェンスに囲まれる中岡選手! しかしそれでもラッシュをかわしパスを投じますがこれは立守三木選手のインターセプトに終わります。しかし、啓明、残り時間3:49、ワンポゼッション差に迫るタッチダウンをあげ試合の行方が分からなくなってきました!
見てください。まるで啓明の選手へと向かっていくようなボールの跳ね方を! 先ほどのパントブロックリターンタッチダウンにより息を吹き返した啓明、流れを一気に引き寄せるオンサイド成功!
やったぞ! と手を挙げる啓明学院の選手たち!
ランでごりごりとおしていく啓明。しかし立守も意地のディフェンスを見せ4thダウンに! 啓明、タイムアウト2回目。試合残り2:32
啓明の4thダウンギャンブル! RB28澤田康太のダイブでFD獲得! 敵陣36YD付近へ!
途中、鋭いラッシュに苦しむ場面もあった中岡選手のパスでしたが、ここは見事なタッチダウンパススロー!
WR15細川龍太郎選手の元に駆け寄るチームメイト!
パスレシーブの瞬間は撮影できていませんでしたが、私の記憶では美しいタッチダウンパスでした! このタッチダウンにより1点差で逆転した啓明、最後のタイムアウトを取り考えます。
先ほどギャンブルを成功させた澤田選手のランで、啓明2ポイント成功! 啓明学院、試合残り4分ほどであげた二つのタッチダウンにより14点を獲得し、11点差を逆転した啓明が3点のリード! しかしまだ試合時間は残っています!
この日初めてリードを許した立命館守山はこのドライブで少なくとも3点を入れなければなりません。自陣36YD付近から。QB荒木からWR81船越開智(2年生)や……
これもサイドライン際難しいボールを見事キャッチ! 81番船越選手!
WR7吉原大輝(3年生)へ次々とパスを成功させ敵陣へ!
ランなども織り交ぜながらも敵陣までボールを持ってきた立守、FD! QB荒木選手がスパイクで時間を止め試合残り約1分!
先ほどパントブロックしたのも福山選手だったか!? 1年生の値千金のインターセプトで啓明が立守の希望のドライブをストップ! 試合残り約1分、立守はこのインターセプトで万事休すか…… 。
インターセプトにより攻撃権は啓明へ。試合残りはわずか1分、もうあとは時間を使うのみの啓明はランプレイやニーダウンで時計を進めます。立命館守山は二つ残っていたタイムアウトを2回目、3回目と消費。するとニーダウンの後、啓明学院の攻撃が4ダウンに! 残り時間15秒!
すみません。画像は13秒ですが多分この後審判から2秒戻してくださいがあって15秒だったような……。とにかくこのへん記憶があいまいですが、それもこれもこの後のドラマのせいなのです!
啓明、ディレイで一度チームを落ち着かせた後のパントシチュエーション。サイドラインから大きな声をあげて出て行った立命館守山のキッキングチームがやりました! 立守DL34南友貴がパントブロック!!
こんなことがあるんでしょうか。残り15秒、絶体絶命かと思われた立守がパントブロックリターンタッチダウン!!! タッチダウンをあげたのはエースRBとしても活躍の田野選手!
タッチダウンの瞬間の画像です!
わざとぼやけた写真にしました。狂喜で沸くサイドラインとTFPに冷静に向かう選手ら! 劇的なタッチダウンにスタンドも大興奮です!!
立命館守山、K3三輪誠也(3年生)ののキックも成功!
試合残り0:06、啓明にオフェンスが回ってきます。立命館守山は短く蹴り込み敵陣48YDから。しかしながら時間はわずか0:03、ラストプレイ、WR18前田へのパス成功もスコアに至らず、タイムアップ!
前田キャプテンの元へ届くボール。しかし無情にも時計は流れタイムアップ!
試合終了【啓明学院高校 24-28 立命館守山高校】
イヤー、本当に興奮で我を忘れるかのような凄い試合でした!! 年甲斐もなくキャーキャー言わせてください。本当に凄い試合だったよー!キャーキャー!
まず何と言っても大きな声で述べたいのが、啓明学院の4Qの見事な逆転です! 時間を使いつつ試合をコントロールさせようとする立命館守山に対し、パントブロックリターンタッチダウンから流れを掴むと、オンサイド成功、さらにはオフェンスもギャンブルを乗り越えつつもきっちりエンドゾーンまで持っていき、2ポインまであっさりと成功させてしまう。またディフェンスも立守オフェンスをインターセプトに仕留め、選手らの気合と迫力が全て啓明の逆転劇につながっているかのようでした。私は正直、インターセプトの瞬間に啓明の勝利だと思っていました。
しかし、残り15秒。あの場面の立命館守山のベンチは異様でした。闘志あふれる声が次から次へと湧き出て、さらにはその闘志そのままフィールドへ向かった彼らのパントブロックリターンタッチダウン! 本当にまさかの展開に手の震えが止まりませんでした! 最後のパントの場面、啓明に他の選択肢もあったのではないかという議論もあるでしょうが、見ているこっちはとにかく全く冷静にはなれず、あと15秒、「啓明が守りきれば啓明の勝ち」「しかしわずかではあるけど、立守にも勝利のチャンスが残っている」と見守っていました。そんな中そのわずかなチャンスを掴み取った立命館守山。最後の最後まで諦めず勝利した立命館守山高校の選手らに。そしてもちろん、その直前まで鮮やかな試合運びを見せた啓明学院の選手らに。どちらのチームにも大きな拍手が送られました!!!
勝利した立命館守山高校は、いよいよ関西決勝に進出! 相手は、関西学院高等部となりましたが、その試合の様子はまたレポートします!
(終わり)