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関西学生Div.1 2015 第1節 立命館大学 x 京都大学①(や)

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平成27(2015)年8月28日(金)、西京極陸上競技場にて行われました関西学生Div.1 第1節 立命館大学(昨年2位)京都大学(昨年7位)の試合レポです。

関西学生かつ関西アメフトの秋シーズン開幕戦となったナイトゲームは、いきなりのビッグゲームとなりました

京都大学は、昨年秋は7位となり、入替戦にまわるという屈辱のシーズンとなりました。
また、今春の試合も、同志社大学戦(今出川ボウル)と近畿大学戦をrtvで拝見させていただきましたが、同点及び敗戦と、芳しい戦績ではありませんでした。
しかし、京都大学にとって、西京極・ナイトゲーム・立命館大学戦の3点セットは、2年前に昭和時代以来の立命館大学を下した縁起のいい組合せであり、これをモノにすれば、今後ノッていけること間違いなしです

一方の立命館大学は、昨年秋も関西学院大学に完敗し2位となり、かつての優勝常連校が4年連続優勝から遠ざかっている状態です。
それどころか、今春は、関西大学戦、早稲田大学戦といずれのビッグゲームも完敗してしまい、各紙展望では優勝候補・関西学院大学の対抗馬としてすら挙げられなくなるという、こちらはこちらで屈辱の春シーズンを味わうこととなりました
ただ、春シーズン最後の近畿大学戦(JV戦)で復調の兆しが見えたことと、なんだかんだいいつつ選手層が厚さはダテじゃないことから、リーグ戦前半はなんとかなるのではと思いました。

また、西京極・ナイトゲーム・京都大学戦は、立命館大学サイドとしては2年前の敗戦というイヤなイメージは払しょくできませんが、実は立命館大学が最後に優勝した年である2010年も、初戦が京都大学戦@西京極のナイトゲームでした。(その前年、立命館大学が3位、京都大学が6位であったため。)
「あれ?実は、これって縁起がよいんじゃない?」と、ポジティブに考えつつも、初戦はやはり不安なので、有給休暇を取って、観戦に赴きました。
ちなみに、最後に優勝した2010年の立命館大学の初戦は、試合終盤に京都大学がミスをしなければ負けていたという、非常に苦戦したゲームでした。

この日の立命館大学のスタメンです。
<立命館大学:オフェンス>
ОL:52番村田選手(2回生)、77番島野選手(4回生)、73番西選手(3回生)、58番遠藤選手(4回生)、78番齊藤選手(4回生)、TE:8番中谷(なかや)選手(4回生)、WR:86番猪熊選手(3回生)、84番近江選手(2回生)、83番宗村(そうむら)選手(3回生)、RB:32番西村七斗選手(2回生)、QB:11番西山選手(2回生)、K:18番栃尾選手(3回生)
<立命館大学:ディフェンス>
DL:91番大野選手(3回生)、57番田辺選手(4回生・主将)、93番仲里選手(4回生)、94番松原選手(3回生)、LB:56番浦野選手(4回生)、4番長谷川仁志選手(4回生)、DB:19番荒木選手(4回生)、13番奥田選手(4回生)、34番奥野選手(4回生)、20番長尾選手(4回生)、3番八条選手(4回生)、P:82番宇治野選手(2回生)

関西学生ファンにはおなじみ(?)ですが、京都大学は例年どおり、スタメン表の配布はありませんでした。
しかし、場内アナウンスでのスタメン発表に、驚きの選手の名前が…!
これについは、また後ほど

さて、またしても前置きが長くなりましたが、ここからが試合レポです。

コイントスは、立命館大学が勝利するも後半を選択し、京都大学の前半レシーブに。
関西学生アメフトでは、4回生が後半戦のビックゲームで気合の坊主頭で登場という場面がよく見られますが、立命館大学の幹部は、春の関大戦での完敗以来、ずっと坊主頭です…。
危機感の現れですね…。

<第1Q>



立命館大学の16番K池上選手(3回生)のキックオフで試合開始。
な、なんと、立命館大学のキッキングチーム、11人中3人が1回生です(ノ゚⊿゚)ノ

立命館大学のキッキングカバーチームに出場していた1回生は、以下の3人です。

40番DB近田(こんた)優貴選手
立命館宇治高校時代はRBで、3年生の時は副将でLBも兼任でした。
「兼任のディフェンスの方が向いてるかも?」と思っていたら、大学ではDBになったんですねー。

47番RB平野貴洋選手
清教学園高校時代はRB/LB/Pでしたが、ワタシにはLBのイメージが強かったです。
高校時代に目をつけていた選手だったので、立命館大学に進学してくれて嬉しいです(ノ´▽`)ノ

48番RB藤岡峻平選手
立命館宇治高校時代は、RB/RETで、3年生の時は主将でした。
3年生の時はケガに苦労しましたが、その前の2年生の時にはタッチダウン誌のトップボーイズにも選ばれています。

今回の試合レポは、このように1回生紹介も交えてお伝えさせていただきますm(_ _)m

京都大学、立命館大学のキックオフリターンを、28番宮路選手(3回生)がビックリターンΣ(゚д゚;)

一気に敵陣40ヤードからのオフェンスに
先発QBは、19番田中大輔選手(2回生)。
春シーズンに(ま)さんのレポでも御紹介していただきましたが、フットボールの名門・関西大倉高校卒

…ですが、アメフト部ではなく、野球部の出身とのことです。
未経験者で2回生ながら先発の座を射止めるとは、楽しみな選手ですね
(*^ー^)ノ

しかし、1stプレイのパスを…、

立命館の20番DB長尾選手(4回生)がインターセプト((((ノ゚⊿゚)ノ

ビックリターンを奪われてからのいきなりのピンチを、ディフェンスのビックプレイであっという間に取り返し、ターンオーバーです!

ちなみに、翌日の神戸大学x近畿大学戦も、後半レシーブ選択→1stプレイでインセプ・ターンオーバーという展開でした

ここで、京都大学サイドの驚きのスタメンの御紹介です。

1回生の93番DL草野裕哉選手(高槻高卒;写真↑中央)です!
いやー、現役で京大に入学されたとは聞いていましたが、もうスタメンなんですね(ノ´▽`)ノ

93番DL草野選手は、昨年の高槻高校の関西大会初優勝時の主将です。
ポジションはOL/DL兼任の184cmと大型のラインメンで、3年連続トップボーイズに選ばれてました
トップボーイズに選ばれること自体が大変名誉なことなのに、3年連続トップボーイズですよ~~~。
しかも、高槻高校から京都大学に現役入学ですから、勉学もアメフトも、どんだけエリートなんですかっ((((((ノ゚⊿゚)ノドンダケー
ちなみに、進学校としても名門の高槻高校の試合は、いつも京都大学のコーチもしくはスタッフの方が見に来ており、そのリクルーティングのかいがありましたね(笑)

立命、自陣34ヤードからのオフェンスに。
先発QBは、スタメン表では11番西山選手(2回生・立命館宇治高卒)でしたが、実際にセットしたのは、なんと1回生の12番植村選手(大産大附属高校卒)!
(実は、最初の数プレイ、「西山くん、背番号が11番から12番に変わったんだなー」とボケたことを思っておりました


12番QB植村優人選手は、昨年の大産大附属高校の主将です。
(たまたまかもですが、元主将、多いですね ^_^;)
ポジションは、2年生時からQB。


…でしたが、3年生の時は、182cmの長身をいかしてWRで出場の場面も多かったです。
なので、てっきり、大学ではWRをされるのかと思っていました

立命館大学の春の最終戦の近畿大学戦(JV戦)で2ndQBとして出場し、ナイスプレイを見せてくれていたので、関大戦・早稲田戦と完敗続きでガックリきていたパンサーズファンたちにとっては「希望の星」やら「世紀末救世主伝説」くらいの勢いだったのですが、ま、まさかの第1節の京都大学戦というビックゲームで、先発として植村選手が登場するとは…((((((ノ゚⊿゚)ノ!

立命館大学のオフェンス1stシリーズは、1stダウン、いきなり京大の93番DL草野選手のナイスタックルにあったものの、


2ndダウン、32番RB西村七斗選手(2回生;大産大附属高校卒)がエンドゾーンまで走り切って…、

タッチダウンかと思われましたが、立命館のホールディングの反則で、これは取り消しに。
取り消しになったとはいえ、インセプからのこのあわやタッチダウンのロングゲインは、立命館大学オフェンスに勢いをつけたと言っていいでしょう。

2ndダウン15、42番RB長谷川航平選手(4回生;写真↑1番左)のランで13ヤードゲインし、3rdダウン2、32番RB西村選手のランで1stダウン更新。自陣45ヤードへ。

1stダウン、86番WR猪熊選手(3回生)のランでロングゲイン!
最後も、86番WR猪熊選手のランでタッチダウン!
猪熊選手、昨年は11番、今春は1番で、「1番が似合うなー」と内心喜んでいたのですが、今度は86番に変わってしまいました。

18番K栃尾選手(3回生)のPATキック成功。
ホルダーは14番宇野選手(4回生)。
京都大学 0-7 立命館大学 1Q残り9:18
立命館大学、先制です!

立命館大学、16番K池上選手がキックオフ。
京大、自陣25ヤード付近から。

21番RB大上選手(4回生)のラン(写真↑)なども、1stダウン更新できず、7番P大塚選手(4回生)がパント。

立命、自陣25ヤード付近から。

このオフェンスシリーズの最中は、豪雨でした
12番QB植村選手のキープも交えたランプレイでダウン更新を重ね…、


最後は、42番RB長谷川航平選手のランで、タッチダウン!
京都大学 0-14 立命館大学 1Q残り3:11

立命館、16番K池上選手がキックオフ。

京大、82番白根選手(4回生;写真↑1番右)がナイスキックオフリターンし、自陣35ヤード付近から。
19番QB田中大輔選手のキープで1stダウン更新。敵陣45ヤード付近へ。

立命館の93番DL仲里選手(4回生)のロスタックル(写真↑)もあり、続けてはダウン更新できず、7番P大塚選手がパント。

立命館、自陣25ヤード付近から。
32番RB西村選手のランで1stダウン更新。自陣40ヤード付近へ。

第1Q終了、京都大学 0-14 立命館大学
(レンズについて雨粒のおかげで、メルヘン効果がでてますね。)

2年前の京大戦敗戦の雪辱、不甲斐なかった今春シーズンの鬱憤を晴らすべく、立命館大学が攻守とも圧倒の第1Qとなりました

その②に続く…。

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