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4/26 高校京都府大会2015 立命館宇治×龍谷大平安その3(ま) 

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前半終了して14-14の同点、タイブレークへ

延長タイブレーク方式とは表裏に分かれ、敵陣25ヤード地点からお互いの攻撃陣が何点得点できるかを競うもの(多分)。攻撃する側は得点できるか、それは何点か? 守備側は0点もしくはできるだけ少ない失点に抑えられるかがカギとなってきます。表と裏攻撃して同点で勝負がつかなければ先後を交代してもう1回となるため、表=先攻の相手の得点を見て応手を変えることのできる裏=後攻の方が有利とされているようですが……。

タイブレーク前にコイントスで先攻後攻を決定します。
登場したのは立宇治QB21番西田主将平安74番宮前主将

両キャプテンが気合の入った表情で対峙する緊張の一瞬。こちらも息が詰まりそう。

コイントスの結果、龍谷大平安高校が先攻、立命館宇治高校が相手の得点を見てから自分たちの戦略を決定できる後攻に。


最後にキャプテン同士の握手!
ここまで死闘を繰り広げた両者が、タイブレークでの健闘を誓い合う。こういうシーン大好きです!

もう一度、気合を入れ直す立命館宇治!
昨秋、京都の覇者の立宇治負けるわけにはいきません!


今度こそ勝利を掴みたい龍谷大平安!
前節同国戦の悔しさを思い出しているのでしょうか。強い俺たちを見てくれと言わんばかりの大きな声で、迫力十分です!


タイブレーク一回戦 平安高校先攻です!


旗25YD地点より、平安の攻撃。まずはRB20西村亮のラン7YD!

平安自慢のランプレイで大きくゲイン! 見事なブロックをしている65番くん、ここまで名前が分からない分からないとぼやいておりましたが、65番OL福井雄基選手です!(皆様情報有難うございます!)


さらにRB11仲川のランでFDを獲得すると、今度はRB21大門のラン7YD!


でかいオフェンスラインがこじ開けた走路を駆け上がる大門選手のナイスラン! ここに来てまたもや平安RB陣のエンジン全開、立宇治ディフェンスに牙をむきます!


一方立宇治ディフェンスもやられてばかりじゃありません! RB20西村亮のランは立宇治D88田中がロスタックル! 


88番田中副将とLB80浦本選手、DL53相良選手らが素早い集まりで平安オフェンスを押し戻す! これで平安に残ったのは3rdダウン6。


ところがこの後立宇治Dがオフサイドの反則を犯し、平安オフェンスは労なくして5YD前進。いよいよエンドゾーンが見えてきます。平安、3rdD1ゴール前6YD、このチャンスに平安QB7山際がディフェンスを引きずりながらタッチダウン!


立宇治ディフェンスの執拗なタックルをこれでもかと引きずる山際選手! エンドゾーンぎりぎりで倒れタッチダウンかどうか協議が行われましたが、判定はタッチダウン!


タッチダウンが確認され、喜ぶ平安オフェンス陣!


79番柳生選手がガッツポーズ。しかし注目してもらいたいのはその後ろでTFPのキックに向かう11番仲川選手の背中です!


1点の重みを知っているのがこの選手。K11仲川、TFPキック成功!


同国戦、2ポイントコンバージョン失敗で勝利を掴み損ねた平安。この試合では決めるべきところを必ず決める仲川選手の安定したキックが印象に残りました!



タイブレーク先攻平安タッチダウン(TFPキック成功)
立宇治14-21平安】


平安高校の結果を受けての後攻、立命館宇治のオフェンス。もちろん立宇治は7点以上を取らなければ勝利はありません!


旗25YD地点より立宇治の攻撃、RB7平のランは平安LB74宮前、LB9岩本がナイスタックル!

この試合鮮烈な印象を残した1年生RB平選手の脚力を封じる強力平安ディフェンス! さらに2ndダウンのランも止められ立宇治オフェンスに暗雲が立ち込めます。

3rdD9に追い込まれた立宇治オフェンス、QB21西田のキーププレイ、FD獲得!


チームの窮地を救うのがキャプテンの使命、西田選手がひらりとタックルをかわしてFD獲得!


しかし、ここからも立宇治は平安ディフェンスに苦しみます。RB7平のラン3YD、QB21西田のラン3YDと小刻みにはゲインするもののブレイクまでは至らず。3rdダウン西田のランも平安DL79柳生が止め4thダウン!


孤軍奮闘する西田選手に襲いかかる柳生選手! これで立宇治4thダウンと絶対絶命です!


立宇治4thDギャンブル
ファーストダウンまでは4YD。立宇治が選択したプレイは……


絶体絶命のギャンブルプレイで立宇治はパスを選択! QB21西田→WR89(名前分かりません><)がパスキャッチ!FD獲得!


投げも投げたり捕りも捕ったり! 崖っぷちに追い込まれたこんな状況での肝の据わったガッツィープレイに立宇治応援団から狂喜の声! 立宇治ゴール前2YDまで前進! ここはタッチダウンしかない!

立宇治の攻撃はゴール前2YDから! ランは平安LB9岩本ロスタックル、RB98王本のランがゲインも残りインチ!凄い戦いです!最後はRB98王本のタッチダウンラン!


立宇治OL74川野選手と平安DL79柳生選手のゴール前のライン戦熱い!! 立宇治は王本選手がごりごりとエンドゾーンに持ち込みタッチダウン!!


喜ぶ立宇治の選手たち! これで後攻の立宇治も6点追加!!

ポイントアフタータッチダウン、立宇治はキックの1点で同点を狙うのか、2点で逆転を狙うのか。


キックで1点を狙う立宇治、キッカー81長尾選手登場。しかし右サイドから平安74番宮前選手がものすごいプレッシャー!! この迫力に動揺したかキックは左にそれてTFPキック失敗!


どんなにたくさんの言葉よりも一枚の写真の力はすごいですね。この試合のレポート、私は何度か執念という言葉を使いましたが、その勝利への執念がこの宮前キャプテンのワンプレイに宿っているような気がしました。 何度もキッキング中プレッシャーを受けていた長尾選手には少し気の毒なプレイですが、これは宮前くんに拍手でしょう!

この瞬間、平安高校の勝利が決定いたしました!


タイブレーク後攻立宇治タッチダウン(TFPキック失敗) 
試合終了【立宇治20-21平安】


勝利が決定した時、平安選手らが歓喜の輪!
喜ぶ平安の選手たち。しかしほどなくコーチから「浮かれるな!」と言う声が飛ぶと途端に冷静な態度に戻る平安選手らを見て、このチーム更に強くなるなと感じました。恐ろしや。


いやー、こんなただのアメフトファンの私が言うのもなんですが平安高校天晴な勝利でした! 実は私は平安高校に謝らなければいけなくて。というのも、同国戦が終わった時に「平安はキッキングに不安が残るし、総合力の立宇治に勝てないんじゃないか」と思っていたのですが、蓋を開けてみると二週間前の同国戦の失敗は全て反省の上修正し、隙のないチームをつくりあげていました。良い試合を有難うと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

一方、敗れた立命館宇治ですが、オフェンスもディフェンスも互角かそれ以上に戦っていた時間帯も長かっただけにこの敗戦は悔しいことと思います。しかしまだ戦いは終わっていません。京都府大会最終節対同志社国際戦に勝利すれば、三チーム一敗で並ぶこととなり立命館宇治高校のみならず3校に関西大会出場のチャンスがあります!(で、いいんでしょうか? ここらへんよく分かりません><)

京都府大会最終節は5月10日!! 同志社国際が単独優勝で京都府代表となるのか、はたまた立宇治が待ったをかけるのか。もちろん龍谷大平安は紫野に勝って、この勢いのまま関西大会出場の切符をゲットしたいところでしょう! 是非ご注目ください!


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