昨秋の大阪大会では、関大一高、大産大附属高校、関西大倉高校の強豪校3校が同じブロックで、「死のDブロック」だったわけですが、この「死のDブロック」3校に昨春大阪2位の府立豊中高校が加わって、パワーアップ版「地獄のDブロック」となりました
新人戦レポでも書きましたが、新人戦で、大阪、いや関西王者である高槻高校以外で頭一つぬけているのは、関西大倉高校でした。
不安要素としては、QBが試合経験の浅い新2年生であることですが、新人戦2戦をもって頼もしくなりましたし、それをもって余りあるくらい攻守のラインの押しが強く、キャプテン徳茂選手をはじめとするLB陣も強力です。
ちなみに、これより前の4月5日(日)の3試合は所用により観戦できなかったので、緑色ブロックの紹介は、この翌週の準々決勝レポの時にさせていただきますm(_ _)m
さて、試合レポに戻ります。
関西大学第一高校のキックオフ前の円陣です。
この日のスタメンです。
(場内アナウンスを聞き取っておこしたものなので、聞き間違いがありましたら、申し訳ありません。)
<府立豊中高校:オフェンス>
OL:70番高山選手(3年生)、66番中田選手(3年生)、64番榎原選手(3年生)、79番休徳選手(3年生)、51番藤原選手(3年生)、TE:36番今西選手(3年生)、QB:37番岡口選手(3年生)、RB:4番諏訪選手(3年生)、7番村井直樹選手(3年生)、WR:6番村井将樹選手(3年生)、48番吉田選手(3年生)、P6村井将樹選手
<府立豊中高校:ディフェンス>
DL:36番今西選手(3年生)、19番江藤選手(3年生)、70番高山選手(3年生)、66番中田選手(3年生)、LB:64番榎原選手(3年生)、4番諏訪選手(3年生)、10番与島選手(3年生)、DB:17番梅岡選手(3年生)、7番村井直樹選手(3年生)、48番吉田選手(3年生)、6 番村井将樹選手(3年生)、K:77番細川選手(2年生)
<関西大学第一高校:オフェンス>
OL:77番浅野選手(3年生)、62番池野選手(3年生)、52番今井選手(3年生)、71番橋本選手(3年生)、79番森川選手(2年生)、TE:2番若松選手(3年生)、QB:7番畑中選手(3年生)、RB:99番中川選手(3年生)、11番田中選手(3年生)、WR:16番小田選手(3年生)、30番小池選手(3年生)、P:2番若松選手(3年生)
<関西大学第一高校:ディフェンス>
DL:77番浅野選手(3年生)、99番中川選手(3年生)、62番池野選手(3年生)、72番池選手(3年生)、LB:27番児玉選手(3年生)、54番山下選手(3年生)、2番若松選手(3年生)、39番竹内選手(3年生)、30番小池選手(3年生)、16番小田選手(3年生)、15番古賀選手(3年生)、K:27番児玉選手(3年生)
<第1Q>
豊中、6番村井将樹選手(3年生;写真↑中央)がナイスキックオフリターン。
豊中高校、自陣41ヤードとまずまずの位置からの1stシリーズに。
先発QBは、新人戦に引き続き、37番QB岡口選手(3年生)。
今さらですが、なぜか岡口選手の背番号は、QBっぽくない番号ですね(^_^;)
関大一高の2番LB若松選手(3年生)がリカバーし、ターンオーバー!
先発QBは、こちらも新人戦に引き続き、7番畑中選手(3年生)。
イリーガルシフトの反則で罰退したものの、3rdダウン15、OL陣のナイスパスプロテクションもあり、7番QB畑中選手から…、
2番TE若松選手への36ヤードロングパスヒット!
一気に敵陣10ヤードへ。
3rdダウン6、11番RB田中選手(3年生;写真↑右から2番目)のランで…、
タッチダウン!
(写真↑右から2番目、2番TE若松選手もナイスブロックです。)
府立豊中高校 0-7 関西第一高校
関大一高、ターンオーバーから得たチャンスをタッチダウンに繋げ、先制です!
関大一高、27番児玉選手がキックオフ。
豊中、6番村井将樹選手(写真↑右)が、またしてもナイスキックオフリターンし、自陣37ヤードから。
しかし、ランプレイ×3も、1stダウン更新できず。
4thダウン6、関大一高のラッシュがきつく、パントはショートに。
関一、自陣48ヤードから。
こちらも、1stダウン更新できなかったものの、2番若松選手がナイスパント。
豊中、関大一高の16番小田選手(3年生)と28番吉村選手のナイスカバーもあり、あまりリターンできず。
豊中、自陣5ヤード付近からと自陣深くからのオフェンスに。
ここで5人揃った写真が撮れ次第開催、不定期OL陣紹介コーナーです。
豊中高校OL陣は、写真↑左から66番中田選手(3年生)、79番休徳選手(3年生)、51番藤原選手(3年生)、(37番QB岡口選手)、64番榎原選手(3年生)、70番高山選手(3年生)、(4番FB諏訪選手、36番TE今西選手)です。
新人戦を見てきて、この試合の序盤を見、「豊中高校、関大一高相手では、やっぱりちょっと苦しいかぁ…(´・ω・`)」と思い始めた訳ですが。
しかし、ここから、豊中高校の猛攻が始まります
7番RB村井直樹選手(3年生)のランで2ndダウン6にし、
37番QB岡口選手のキープで1stダウン更新。自陣30ヤードへ。
4番RB諏訪選手のランで、2ndダウン7に。
第1Q終了、府立豊中高校 0-7 関西大学第一高校
<第2Q>
豊中、3rdダウン、ピッチを受けた7番RB村井直樹のランで1stダウン更新。敵陣43ヤードへ。
4thダウン1、4番RB諏訪選手の中央ランで1stダウン更新。敵陣26ヤードへ。
豊中高校、まさにニックネームのロードランナーズの名のごとく、ラン、ラン、ランで攻めます
ロングゲインはありませんが、4番RB諏訪選手の中央のランプレイを中心に、確実に3、4ヤードずつゲインし、1stダウン更新を重ねます。
ちなみに、ワタシ、最初「ロードランナーズ」は、「道を走る人」の意味だと思っていたのですが、ロードランナー(和名:ミチバシリ)というアメリカに生息する鳥のことで、豊中高校アメフト部50年史によると、当時、ランが得意でパスが不得意であったことの自虐的な意味もあるそうです(^_^;)
…ときたら、そろそろパスがきそうですよね。
1stダウン、37番QB岡口選手から投じられたパスは…、
関大一高ディフェンスがカット!
ぎゃー!インセプ(´Д`;)!?!
…と思われましたが、1番WR村瀬選手(2年生)がボールを奪い返し、パス成功に!
敵陣13ヤードへ。
3rdダウン8、36番TE今西選手(3年生)のランで1stダウン更新。
自陣5ヤード奥深くから、ついに敵陣1ヤードへ到達!
豊中、不正な防具の反則で、タイムアウトを1回ロスするものの、
1stダウン、4番RB諏訪選手のダイブでタッチダウン!
ホルダーはQBでもある37番岡口選手。
同点に追いつく大事なキックを決めた7番村井直樹選手へのセレブレート。
豊中高校、95ヤードのロングドライブを完遂し、同点に追いつきます。
豊中、77番細川選手(2年生)がキックオフ。
関大一高、このゴロキックを6番廣田選手(2年生)がリターンし、自陣29ヤードから。
しかし、1stダウンで、ファルブルロスト!
このボールを豊中の19番DL江藤選手(3年生)がリカバーし、ターンオーバー!
豊中、敵陣21ヤードからのオフェンスに。
イリーガルユーズザハンズの反則で罰退したものの、
2ndダウン20、37番QB岡口選手から…、
(OL陣、必死にQBを守ってます >< !)
48番WR吉田選手(3年生)へのタッチダウンパス成功!
7番村井直樹選手のPATキック成功。
府立豊中高校 14-7 関西大学第一高校 2Q残り3:31
豊中高校、ついにリードを奪います!
豊中、77番細川選手がキックオフ。
関大一高、ゴロボールに手がつかず、あまりリターンできず、自陣28ヤードから。
1stダウン、豊中の36番DL今西選手のQBサックを受けロス。
2ndダウン、続けて豊中の4番LB諏訪選手からのQBサックを受け、計11ヤードの大幅ロス。
3rdダウン21、7番QB畑中選手のスクランブルで大幅回復も、1stダウン更新には至らず。
2番若松選手がまたしてもナイスパント。
豊中高校を、自陣11ヤードまで押し下げます。
3rdダウン2、15番RB橘選手(2年生)のランで1stダウン更新。自陣22ヤードへ。
ここでタイムアップ。
前半終了、府立豊中高校 14-7 関西大学第一高校
序盤、苦しい試合展開に見えたかの豊中高校でしたが、逆に1タッチダウン差のリードを奪い、上出来の前半折り返しです。
しかし、ワタシにとって豊中高校は第4Qでググッと合わせて逆転するイメージが強いので、心配性のワタシは、早撃ちキッド(アイシ-ルド21)の「よすぎるとロクなことがねぇ…」の台詞が思い浮かんだのでした…。
その②に続く…。