思い返せば去年の秋大会のこと。龍谷大平安×市立紫野の試合を観戦した私は、平安の選手らの高校生離れした体格やアスリートっぷりを見て、「こりゃあ、同志社国際もうかうかしていられないぞ。龍谷大平安、手ごわい相手になるぞー」と戦々恐々としていたのですが、果たせるかなこの日。私は自分の予感が間違っていなかったことをこの目で目撃するのでした。
と前置きしたところで、簡単ですが関西高校アメフト京都府大会、同志社国際高校×龍谷大付属平安高校の模様をお送りします(今日のカメラはマーチの夫です)。
まずはコイントスから。
左同志社国際:主将・河原正真、副将・三浦直輝、馬目健、岡田航(と、メンバー表にありますが河原くんの姿が見えないような)
右龍谷大付属平安:主将・宮前良平、副将・楠元凌汰、柳生蒼
コイントスに勝利した同国が後半チョイス。この後半チョイスが後々効いてきます。
試合前の円陣、龍谷大平安高校!
去年の秋も思いましたが、ベンチからも威勢の良い大きな声が飛び、龍谷大平安のなみなみならぬ闘志がひしひしと伝わってきます。
こちらは同志社国際!
同志社国際も負けてはいません! 春の陽気に弾むような声。いいですねワクワクしてきます。
さらに、ランプレイなどで前進し、QB7山際→TE9岩本(3年生)パス成功FD!
頭上を越えるような高めのパスをナイスキャッチ! 岩本選手!
しかし続くラン攻撃は同国LB7坂本のナイスタックルなどで止められ、4thD。パント隊形からのスペシャルプレイもFDには至らず攻守交代です。
2番青根選手(2年生)へのダイレクトスナップだったような。このプレイでファーストダウン更新を試みた平安でしたが、ここは同国ががっちりガード。攻守交代です。
同国の攻撃、QBは8番石田。同国はエースRB岡田航(3年生)のラン中心で前進を図ります。FD連続更新!
去年から同国オフェンスの柱の一人だった岡田選手! 今年は三年生、チーム全体を引っ張っていきます。
しかし、この後反則などもあり3rdD14、短いパス成功もFDには至らず。あっという間に1Q終了です。
同国P3中村(2年生)のパントはタッチバックで平安、自陣20YDより攻撃。ここからの平安の攻撃をご覧ください。オフェンスウェポンの多さがよくわかります。
ランパス織り交ぜて自在な攻撃を繰り広げる平安、レッドゾーンに入り一度パス失敗もQB7山際→WR25寸田(3年生)へパス成功でゴール前へ!
一枚の写真でQBとレシーバーが収まることは少ないのですが、LBの前にすっと入ってくるパスを寸田選手がキャッチ! 平安ゴール前10YDへ!
RBには仲川選手もいるんですよねー。彼も多くのポジションをこなすアスリートです! TFPキックは不成功ですが、平安の見事なドライブが完遂、6点先制です!
Kはラインマンの55番楠元選手! 去年も感じましたがでかいガタイに迫力ある蹴りっぷり。但しこの試合、平安高校は終始オンサイドキックを試みていました。
平安に先制された同国の攻撃は、こちらはもっぱらシンプルなランプレイ中心。岡田のランでFD!敵陣へ攻め込むと、RB3中村のランなどでFD!
どうしても岡田くんの印象が強くなってしまいますが、3番中村くんも良い働きをしていました。
時間のない中同国はTOを消費しながら一歩一歩前進、RB12岡田のランランでゴール前へ攻め込むとラストTOの後、QB8石田のTD!
石田くんのキーププレイかと思いましたが写真を見ているとごちゃごちゃしている中、こぼれたボールを石田くんが押さえたのかな? この光景を見て石田君のタッチダウンと判断しましたが、違っているかもです。
TFP、K14山田のキック成功!
たまには引きの画で。スタンドからの観戦はチームテントが邪魔で写真撮影が困難なので、いつもの高台からの観戦ですが、この気持ちよさ伝わるでしょうか。
平安の攻撃中に前半終了です。
前半終了【同志社国際 7-6 龍谷大平安】
終わりを迎えようとする桜の花びらがハラハラ散る中の観戦は、なんとも言えない心地良さ。ですが、フィールド上は熱い熱い戦いが繰り広げられ、内容も拮抗した良いゲームとなっております。