京大K85大塚のKOから後半開始！
前半で大量リードの京大のキックオフ。黒いユニフォームがひときわ輝いて見えますね。
追大、後半最初のドライブはRB23山西のラン×2で少しずつ前進。
QB矢部から23番山西へ。3YD、4YDとゲインは重ねますが簡単にFDを許してもらえず、残った3ヤード、RB28松元のランはゲイン少なくパントです。
京大は自陣40YD付近より攻撃。前半同様田嶋のランを中心に据える京大に対し、追大DL37藤本が良いタックルを見せストップ！
そう何度もやられるわけにはいきません。この田嶋選手のランは37番藤本選手（1年生）が阻止！
しかし、攻め駒の多い京大は難なくドライブを進めます。QB佐々木のキープやRB21大上の25YDロングゲインでFDを重ねゴール前まで攻め込むと、WR10玉木のジェットスイープでさらに前進。最後はQB88佐々木のランでTD！
佐々木選手は183cm、93㎏。QBらしからぬがっしりした体型でエンドゾーンへ駆けあがりタッチダウン！TFP大塚のキックも成功でさらに追加点。
【京大35-0追大】3Q6:06
リターン中、京大名智ナイスタックルがあり追大自陣20YD付近より。RB22川淵へのパス2YD、サックを免れようとインテンショナルグラウんディングの反則でダウンを失うと矢部のランもゲイン少なく、12番山下のパントへ。 京大敵陣40YD付近。RB35田嶋のロングゲインでレッドゾーンへ攻め込みますが、反則や追大DB1番西田のナイスタックルでストップ！
追大1番西田選手ががっちりとストップ！ ここは京大タッチダウンにはいたりません。
キッキングでも追加点。大塚のFG成功で京大、さらに盤石の態勢へ。
【京大38-0追大】 3Q2:30
この状況を何とか打開したい追大はQBを14番小林聖也（2年生）へ！自陣25YDからの攻撃は小林のキープ、さらにQB14小林のスクランブルでFD！
新たなQB登場！ 14番小林聖也選手が自らの足でFDを獲得！
さらにRB34保坂のランでゲインしこのまま前進したい追大でしたが、エクスチェンジミスでファンブル、京大が押さえターンオーバー！流れを変えたいこのドライブもストップです。
一方大量リードの京大は、フリーフリッカーからQB林田がWR82白根を狙ったパスを投じるもこれは失敗！
ようやくここで初めてのパスプレイ。しかしこのスペシャルパスプレイは残念ながら失敗。
この後QTタイムを挟んでの攻撃も止められ、京大の攻撃は無得点でパントです。第4Qに入ってます。追大自陣15YD付近からの攻撃に京大ディフェンスがまたもや立ちはだかります。QB小林のキープ1YD、ランは京大高橋のロスタックル！
低く鋭いタックルは京大ディフェンスの十八番。最後の最後まで集中力は切らしません。さらに京大DL33岡本のQBサックもあり、追大4thダウン。
エンドゾーンからという厳しいところからのパント。京大47番伊藤選手のプレッシャーもありパントが短く京大は敵陣25YDとまたもや得点チャンス。京大敵陣25YD付近より。田嶋のランを一つ見せた後でした。ショットガンフォーメーション、QB17林田から…
10番の玉木選手がモーションしているのが憎いですね。この隊形から……
WR8大工パス成功&RACでタッチダウン！
短いパスをキャッチした大工選手がエンドゾーンまで駆け上がりタッチダウン！ いよいよ京大はパスプレイでタッチダウン獲得となりました。
【京大45-0追大】 4Q9:00
なんとか一つでも返したい追大。祈るような気持ちで見守ります。自陣20YD付近より小林のランランもゲイン少なく、3rdD6のランもロス。
京大はこれまでの鬱憤を晴らすようにのびのびとプレイしています。フィールド中央付近より大上のランやWR10玉木のジェットスイープでゲイン！
何度かよいゲインを見せるこのジェットスイープ。
追大DもLB21湯浅やDL53原田のロスタックルなどでがむしゃらに止めますが、京大佐々木のナイスゲインやQB林田→WR83山本パス成功などで敵陣25YDまで攻め込むと最後はダブルフェイク？からQB林田→WR20向川タッチダウンパス成功！
まだまだいくらでもプレイは準備してきましたよ。と言わんばかりの怒涛の攻撃。京大はすべてのクォーターにスコアし、その得点は50点を越えました。
試合残り1分35秒。これがラストドライブでしょう。追大自陣20YD付近よりの攻撃はQBを4年生矢部へ託します。矢部のキープ5YD、矢部のキープ10YDFD！
最後はエースQBが牽引。矢部選手のランでFD！ しかし時計は回ります。
もうパスしかない追大、QB矢部→WR6東尾パス成功！
6番東尾選手のパスキャッチの瞬間は撮れてなくてごめんなさい＞＜ 11番矢部選手とレシーブした6番東尾選手は同じく大阪学芸出身の四年生です！
さらに京大にラフィンザパサーの反則で追大は敵陣進入も残り3秒。タイムアウト明けのラストプレイ、矢部からのヘイルメイリーパスは惜しくも不成功
京大の意地がこのスコアボードにあらわれています。多くの話題を集めたこの対戦、結果は京大の一部残留。また追手門大学も二部残留となりました。
最後の両チームの挨拶
いつかまたこの組み合わせで対戦することがあれば、それはどのような舞台でしょう。そんな想像をしてしまう瞬間でした。
さて、こちらは師弟のお二人。
係の人に促されインタビューブースまで歩みを進める追大水野彌一総監督と京大西村大介監督。この後ものすごい数のメディアからのインタビューを受けておられました。
さてさて入れ替え戦はあと一試合ありますが、間に合わないのであと二日に迫ったこちらを。
いよいよ学生ナンバーワンを決めるおなじみの戦い、甲子園ボウルが14日に開催されます。対戦相手はこれまたおなじみの二校関西学院大学ファイターズ×日本大学フェニックスです！
12月14日（日）
【甲子園ボウル＠甲子園】
9:20 中学代表戦 関西学院中ｘ長浜南中
13:05 日本大ｘ関西学院大
この日は中学代表戦もありますね。オールドファンもライトファンもその歴史やプレイの激しさ緻密さを楽しめるこの一日、是非現地やテレビでご観戦をお楽しみください！！
（終わり）