🏈同志社国際高校vs京都両洋高校 ちょこっとレポ
今年度、最初の試合は京都府大会でした。
2024年4月7日に行われました京都府大会第二試合、同志社国際高校vs京都両洋高校の試合を簡単にレポートします。この両チームは昨今ライバル争いを繰り広げている二チーム。昨年春は京都両洋の勝利、昨年秋は同志社国際の勝利とあって負けられない一戦となりました。
(京都府大会は正確なメンバー表が手元にないため、メンバーの名前などは昨シーズンのものやメディアの記述を参照します。誤りがある場合はお知らせいただけると幸いです)
先制したのは同志社国際でした。相手のミスから得点チャンスを手に入れた同志社国際はRB37横手のナイスゲインや、WR18川島へのパス成功などゴール前へ迫ると最後はQB12津守のランでタッチダウン! キックも成功し、7点を先制します。返す第2Q、両洋がすかさず反撃します。こちらも相手のミスから手に入れた得点チャンスを両洋RB12木村のオープンランでタッチダウン! キックは不成功も両洋が6点を返し、前半は7-6と1点差のまま折り返します。
後半に入ってもじりじりした展開が続く両者。再度試合が動いたのは残り2分を切ってからでした。キックのミスの1点が重くのしかかっていた両洋は自陣から圧巻のラストドライブ。QB1福井のランやWR19本田へのパス成功、WR24西脇へのパス成功などで敵陣まで前進すると、最後はRB17福本へのパス成功そのままエンドゾーンへタッチダウン! 試合残り50秒ほどで、7-12と両洋が逆転成功!
春の試合は京都両洋がラストドライブで逆転勝利! 勝負強さを見せました!
🏈京都両洋RB17福本大葵(3年)の逆転タッチダウン!
🏈同志社国際QB12津守舷太(2年)のタッチダウンラン!
同志社国際もドライブしながらも得点があまり取れないフラストレーションのたまる展開に。そんな中でも昨年度から活躍しているQB12津守選手が気を吐いていました! ランもパス出ていましたしもう少し点を取れても良かったかなという印象でした。
この試合、ちょっと気になったのが両者のターンオーバーの多さです。春の試合と言うことでボールセキュリティが甘くなる傾向はあるものの、ちょっと多かった。特に両洋は普通にランが出ているのにターンオーバーで攻撃権を手放す展開がもったいなかったですね。
裏を返せば、同志社国際のタックルが良いところに入っていたのでしょうか。ボールを狙ってのタックルが奏功したのだとしたらこの内容も頷けます。
春のライバル対決は両洋の勝利! あとは立宇治にどのくらい迫れるのか。この二チームの残り二試合も楽しみです!
などと書いている間に京都府大会の第二節が始まってしまいました。京都府大会の続きは後ほど。
🏈追手門学院高校vs大阪学院大学高校 ちょこっとレポ
4月14日MKTフィールドで行われました大阪府大会一回戦、
追手門学院高校vs大阪学院大学高校の試合は、去年から無類の強さを見せる追手門学院高校がその強さを見せつけました!
【追手門学院高校 31-0 大阪学院大学高校】
試合は前半から追手門ペース。昨年から大活躍のRB1奥村のナイスゲインなどで敵陣まで攻め込み先制点を狙います。追手門は3rdダウン、QB9谷口→WR88谷へのロングパス成功! 最後はRB40青木のランでタッチダウン! K17 片岡のキックも成功し、7点を先制します。そこからも追手門学院の個人技が大爆発。第2Qには今年追手門のキャプテンとなったWR11藤田への目の覚めるようなタッチダウンパス成功! さらには第3Qには奥村の62ヤード独走タッチダウンなどで大阪学院大学を突き放し、31-0の快勝となりました!
大阪学院大学高校は、DB1石橋のナイスカバー、LB44宮崎のロスタックルやDL55栗栖の活躍など確実で懸命なプレーで追手門に挑むも勝利はなりませんでした。
🏈追手門学院RB1奥村倖大(3年)のナイスゲイン!
追手門学院は昨年度からのタレントが残り、戦力十分! 今年は大阪の覇権をいや、頂上をも見据えているのではと思わされました。昨年度から主力のDL79武野選手や、RB1奥村選手、WR11藤田選手などがこの試合でも大活躍! 写真はRB1奥村選手の独走タッチダウンではなく、タックルの選手を飛び越えた躍動感あふれるプレー! 大阪学院スタンドからも「おー」と思わずどよめきの声が漏れていました。
🏈大阪学院大学高校LB44宮崎豪毅(3年)のナイスタックル!
DL55栗栖選手はパントも蹴るんですが、このパントも良かった! オフェンスが出ない中でも辛抱してチャンスを待つという大阪学院、その辛抱が実らなかったのが残念です。1本取りたかったですね。写真はファンブルリカバーですが、ファンブルフォースは大阪学院DL53谷幸樹(3年)選手でしょうか。ナイスプレー!
第一試合は前評判の高い追手門学院高校の快勝となりました!
🏈関西大学第一高校vs箕面自由学園高校 ちょこっと
4月14日MKTフィールドで行われました大阪府大会二回戦、
関西大学第一高校vs箕面自由学園高校の試合。二回戦ではもったいないような強豪校対決を制したのは関西大学第一高校!
関大一高が強豪箕面自由学園を逆転で退けた試合となりました!
【関西大学第一高校 17-13 箕面自由学園高校】
前半は箕面自由学園のオフェンスが絶好調! RB22森下のナイスゲインや、RB23奥のナイスゲイン。QB11正村のキープで敵陣に攻め込むと最後はRB22森下のランでタッチダウン! キックも成功し7点を先制します。すかさず関大一高は反撃に向かいますが、RB18山内のランを中心に順調に攻め込んでいた関大一高はゴール前でファンブルロスト! ターンオーバーで得点をあげることができません。返すドライブでも箕面自由学園がQB11正村のビッグゲインでゴール前へ。最後はRB23奥がタッチダウンラン! しかしキックはブロックされ箕面自由学園のリードは13点に終わります。
ファーストドライブからオフェンスは好調の関大一高。WR7津田へのパス成功、QB2三品のキープなどでゴール前へ迫ると最後もRB18山内のラン、QB2三品のキープでタッチダウン! K39今村のキックも成功し、前半を終了し7-13と箕面自由学園リードで折り返します。
後半に入って、一番の注目はファーストドライブ。コイントスで後半をチョイスした関大一高。RB18山内のナイスゲイン、WR6谷中へのパス成功などで順調に攻め込むも、パスを箕面自由学園DB22森下がインターセプト! 関大一高の流れは潰えたかと思われました。しかし箕面自由学園のオフェンスを抑え、パントのシーンで箕面自由学園パンターに強烈なプレッシャー! パントが短くなり再度チャンスを引きずり寄せた関大一高は最後はQB位置に入ったWR7津田のダイブでタッチダウン! ギャンブルでタッチダウンを成功させた関大一高が1点リードもモメンタムを一気に掴みます。その後、箕面自由学園の反撃が不発に終わった後も関大一高はK39今村がフィールドゴールを成功させ得点は17-13と関大一高がリード! 試合残り2分半、4点差。最後のドライブに望みをかける箕面自由学園はQB位置に一番のアスリート(であろう)QB10番 山元を送り込みます。この山元のQBキープがナイスゲインを連発。ファーストダウンを連続更新しますが、残り時間はわずか。4thダウンロングに追い込まれた箕面自由学園はギャンブルを止められ万事休す。
大阪強豪校対決は関大一高が気迫あふれるプレーで勝利をもぎ取りました。ナイスゲームでした!
関大一高RB18山内友喜(3年)のナイスゲイン!
昨年から活躍していたRB18山内選手ですがいやー、凄かった。前半はリードされた関大一高が後半に入ってモメンタムを失わなかったのはエースRB18山内選手のランがずーーーっと出続けていたからじゃないかなと感じるほど、とにかくランが止まらない! 要所要所でもちろんパスプレーも展開しているのですが、最終的に地上戦でぐいぐい持って行った感じですね。関大一高のオフェンスの準備と集中力に脱帽しました。しっかりラインまではチェックできてないんですが、オフェンスラインも凄いのでは??
ゴール前QB7津田凌(3年)のスニーク!
関大一高は、7番の津田選手が主将なんですね! 昨年度から活躍している選手がここでも大活躍。この試合ではパスターゲットになりつつもゴール前で自らのランでタッチダウン! 試合後の関大一高の選手らの喜びが、この試合に絶対に勝ちたかったという熱い気持ちが現れていました。素晴らしい勝利でした!
箕面自由学園QB11正村祐隼(3年)のキーププレー!
こちらも昨年度から活躍しているQB11正村選手! 素晴らしいゲイン&クォーターバッキングでポンポンとタッチダウンを獲得しました。RB22森下選手、RB23奥選手と二人のRBがいるのも頼もしいですね。後半に得点がなかったのが残念です。
箕面自由学園DB22森下修太郎(3年)のインターセプト!
RBとしてもタッチダウンを獲得しているDB22 森下選手! ここは関大一高に攻め込まれたところを起死回生のインターセプトでした! 前半もゴール間際でファンブルフォースなど、しぶといディフェンスも見せてくれた箕面自由学園。しかし、関大一高の勢いの前に勝利は掴めませんでした。
前半は素晴らしいオフェンスで、絶好調に思えた箕面自由学園が後半に入って失速してしまったのは、どうしてなのでしょう。関大一高のアジャストが素晴らしかったのかもしれませんが、ラストドライブに登場した山元選手のプレーも素晴らしかっただけに悔いが残ります。しかし、ウェポンは十分な箕面自由学園。きっと秋にはさらに強くなった姿を見せてくれるでしょう。秋のみのじも楽しみです!
しかしこの試合はなんといっても関大一高の気合、気迫が素晴らしかったですね。14-13と逆転してから特にベンチやスタンドからの声がよく届いてきました。試合の内容も気持ちの良い逆転勝利で、今年の関大一高が春の関西をどこまで昇りつめていくのか。この後も期待が膨らみます!!
大阪府大会は追手門高校が二回戦を勝ち上がり、準決勝は4月29日!
大産大附属高校vs高槻高校
追手門学院高校vs関大一高
となりました!
上記4校は関西大会出場が決定とはいえ、見逃せない戦い。
高槻高校と池田高校の試合も素晴らしかったようで。
今年も大阪が熱いっ!!
🏈同志社国際高校vs龍谷大平安高校 ちょこっとレポ
2024年4月7日に行われました京都府大会第二節第一試合、同志社国際高校vs龍谷大平安高校の試合。この日は悪天候もあり、ごくごく簡単なレポになります。
試合結果【同志社国際 28-0 龍谷大平安】
お互いパントから入ったドライブですが、先制点はパスでした。同志社国際はQB12津守からWR6都出へのパス成功でタッチダウン! さらには次のドライブではRB22山崎のランでタッチダウンを獲得し、同志社国際がリードします。
龍谷大平安の得点チャンスは第2Q、QB99菅河のランやRB3北尾のラン? などで前進し龍谷大平安はこの日初の敵陣25ヤードまで迫ります。しかし追い込まれたギャンブルプレーは不成功。
この後後半に入ってもRB22山崎のタッチダウンランなどで追加点を獲得した同志社国際が龍谷大平安を快勝で下しました!
同志社国際RB22山崎大吾(3年)のタッチダウンラン!
雨で写真はほぼほぼピンボケ。使えるのは数枚です。この試合RB22山崎選手がナイスランを見せていました! タッチダウンは2つかな??
同志社国際リターナー18番川島慶射(3年)のナイスリターン!
同志社国際は18番の川島選手がキャプテンでしょうか。初戦では両洋相手に悔しい敗戦となりましたが、春のラストは立宇治戦。王者相手に食らいついていってほしいですね!
龍谷大平安オフェンス!
龍谷大平安は、オプションプレーを中心に。ナイスゲインもたくさんありました!
龍谷大平安QB99菅河虎暖(2年)&RB44古川晋弥(3年)のプレー!
QBなのに99番? と思って思わずご父兄にお名前をお聞きしたQB99菅河選手! この試合何度も良いゲインを見せ大活躍でした!
で、帰宅して気づいたんですが、平安はHPにメンバー紹介がありますね! 素晴らしい~! 次からはメンバーの名前しっかりご紹介できそうです。
HPはこちら
OB紹介も熱い!! 名選手がいっぱいです!!
HP見ていると、充実してますねー。
是非是非最終戦、熱い戦いを見せてほしいです!
🏈立命館宇治高校vs京都両洋高校 ちょこっとレポ
2024年4月7日に行われました京都府大会第二節第二試合、立命館宇治高校vs京都両洋高校の試合。第二試合からは雨が強くなり、遠くからそーっと見てましたが王者立宇治の強さが炸裂していました。
試合結果【立命館宇治高校 41-0 京都両洋高校】
立宇治は昨年からエースQB3番井口が健在。RB27出雲のランなどで前進し、さらにランでタッチダウン。第1Qで14点をリードすると2年生QB4大鹿が登場! QB4大鹿→WR12樋口へのロングパス成功で立宇治3つ目のタッチダウン! 見事な肩を見せつけます。
リベンジに燃える京都両洋ですがランオフェンスは立宇治ディフェンスにほぼ抑えられ、前半終了間際。パスに活路を見出します。QB1福井からWR24西脇、WR19本田?、WR23齋藤へのパス成功で一気にゴール前へ! タッチダウンが期待されましたが、ギャンブルのパスをカットされ前半終了。
その後後半に入っても得点を重ねた立宇治が41-0とコールド勝ちをおさめました!
※雨でほぼ写真はありません! 1枚だけ。
立宇治のランディフェンスが素晴らしく、両洋の武器を封じられてしまったことが両洋にとっては厳しかったですね。パスでぽーんぽんと行ったドライブで得点があれば。
立宇治は連覇に向けて春からエンジン全開でしょうか。金色のクリスマスボウル仕様のメットがめっちゃかっこよかったです!
京都は最終戦。
関西高校アメフト公式のHPでは5月7日になっていますが、
5月5日(日)ですよね。
京都両洋高校vs龍谷大平安高校
立命館宇治高校vs同志社国際高校
立宇治の強さ際立つ京都府大会。
このまま全勝で関西大会出場を決めるでしょうか。
(終わり)
🏈ちょこっとぼやき
最後にちょこっとぼやき。
いやー、昨年度のレポ全然書けなかったなー。
2023年、一番嬉しかったのは立宇治のクリスマスボウル優勝。一番驚きすごいと思ったのは阪大の1部昇格。1番悔しかったのが同志社の1部昇格ならずですが、面白かった入れ替え戦や最終戦を悉くスルーしてしまいました。
2024年もマイペースにやります。よろしくお願いします。
あ、同志社2024年度キャプテンはなんとQB15佐々木康成選手! いやー、これは嬉しい。QBとキャプテンの両立は大変でしょうが、頑張ってほしい。今年の同志社本当に期待しています! 怪我には気を付けて―。
(終わり)