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【関西高校アメフト】大産大附属高校vs立命館宇治高校 ちょこっと(ま)

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🏈大産大附属高校vs立命館宇治高校 ちょこっと

 

12月10日王子スタジアムにて行われました全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会準決勝、関西決勝は高校アメフトファンの期待を裏切らぬ大熱戦! 目まぐるしくモメンタムが変化する試合を制したのは立命館宇治高校! 立命館宇治高校が、2年ぶりにクリスマスボウル出場を決めました!

 

試合結果【大産大付属高校 13-21 立命館宇治高校】

 

試合はまずはディフェンシブに。

立宇治ディフェンスの狙いが「ストップ・ザ・片桐」だとすれば、大産大付属ディフェンスは「ストップ・ザ・漆原」(多分)!

両者ディフェンス陣がプラン通りに相手オフェンスを止めた後、パントのボールを立宇治リターナーがファンブル! 大産大付属52番竹原が確保し、大産大付属が敵陣からの攻撃権を手に入れます!

なんとここから大産大付属オフェンスはわずか2プレー!

ランの後、QB0片桐からWR13阪本(1年)へのパス成功、そのままエンドゾーンへタッチダウン! K藤東のキックも成功し、大産大付属が7点を先制します!

立命館宇治はすかさず反撃開始。エースRB0漆原のランなどでファーストダウンを更新すると、WR1林俊成へのパス成功、クオータータイムを挟んでWR13山本依武希へのパス成功、最後はWR81山口へのパス成功でタッチダウン! K25内野のキックも成功し、立命館宇治高校も一歩も引かず。取られたら取り返すのタッチダウン返しで同点に追いつきます。

その後両者ディフェンス陣が踏ん張り、前半はそのまま7-7で折り返す両者。勝負は後半に委ねられます。

 

後半は立命館宇治高校のリターンから。立宇治は、自慢のラン中心のドライブがじわりじわりと前進! RB0漆原のランなどでFDを更新すると、最後もRB0漆原へのスクリーン成功そのままエンドゾーンへタッチダウン! キックも成功し、7-14とこの試合初めて立命館宇治高校がリードを奪います。

その後、立宇治はDB13山本依のインターセプトや、大産大付属LB44有川のQBサックなどでドライブがパントに終わる中、第3Q途中から大産大付属オフェンスが息を吹き返します。WR85村井へのパス成功、RB3岩成のランなどでFDを更新するも、サードダウンロング。ここで大産大附属WR85村井へのロングパス成功! 一気にゴール前へ迫ります。最後はエースRB3岩成のランでタッチダウン! 大産大付属が同点へ……となりませんでした。TFP、キックを立宇治伊東がブロック! キック不成功で大産大付属の得点は13点。大産大附属13-14立命館宇治と1点が重くのしかかります。

第4Qの攻防も熾烈でした! QB3井口のキープ、RB0漆原のランなどでゴール前まで攻め込み追加点を狙う立宇治。しかし、ゴール前でのランプレーで大産大付属DB4小野?がファンブルフォース! リカバーも大産大付属となり、攻撃権は大産大附属高校へ! 立宇治に点を与えません。返す大産大付属のドライブでは立宇治のディフェンス陣の強烈なプレッシャー! たまらず投げたボールを立宇治LB18桐間がインターセプト! 大産大附属に振れたモメンタムを立宇治が引き戻すビッグプレー。立命館宇治高校は敵陣30YD付近よりの攻撃権を手に入れます。最後はRB20森本のオープンのランでタッチダウン! キックも成功し、立命館宇治高校がリードを8点に広げます!

しかしまだまだワンポゼッション差。大産大付属は試合残り2分少々からの同点ドライブを狙い、この試合何度か登場しているQB9番小林へ。QB9小林からWR0片桐へ見事なロングパスを成功させた大産大付属は敵陣30YDまで前進。しかし立宇治DB陣、DB25内野とDB13山本依のカバーもあり4thダウンに追い込まれた大産大附属高校はギャンブル失敗となり万事休す。

大産大付属の反撃を抑えた立命館宇治高校が二年ぶりのクリスマスボウル出場を決めました!

最後の最後まで熱く、ハラハラドキドキの試合でした。

ナイスゲームにスタンドからは大きな拍手が送られました。本当に良い試合を見せてもらいました!

 

立命館宇治高校WR81山口祥太朗(3年)のタッチダウンパスレシーブ!

なんとDEも兼任している立宇治81番山口選手! オフェンスでもディフェンスでも存在感のあるプレーで勝利に貢献しました!! いやー、この試合は本当のお互いのディフェンス陣が踏ん張りなかなか得点が得られない中、ここぞという時に頼りになる存在です!

 

🏈総合力の立宇治!

ハドルマガジンさんの「攻守蹴」の一言になるほどと頷いた私。

キャプテンDL96東正選手を中心としたディフェンス陣の固いディフェンスとQB3井口選手を中心としたオフェンス陣。またこれまで全国大会の追手門戦ではK25内野選手のフィールドゴール成功でリードを広げる展開もありました。関西の多くのライバル達を総合力で跳ね返してきた立命館宇治高校が関西決勝でも強敵大産大附属高校を下し、クリスマスボウル出場を決めました!

 

大産大附属高校WR85村井駿午(3年)のパスレシーブ!

大産大附属高校は、ランが出ない苦しい状況の中この一発のパスで状況を打開していました! 特にWR13阪本選手とWR85村井選手へのロングパスは見事でしたね! また片桐選手をワイドレシーバーとして起用するプレーも魅せてくれました! 強さを見せた大産大附属高校でしたが、立宇治の総合力の前にクリスマスボウル出場とはなりませんでした。

 

🏈負けてなお、強さを感じた大産大附属高校!

片桐選手中心のオフェンスに大注目だったこの試合。キーププレーは立宇治のディフェンス陣に止められたものの、ランがダメでもパスがあるとばかりのパフォーマンス素晴らしかったですね! 昨年から続く「大阪強し」の流れの中、この関西決勝でも大阪1位の意地を見せてくれました。

 

ちょこっとレポを書くために写真を見返しましたが、現場での興奮を思い出してまたもやじーん。高校アメフトのレベルの高さを感じる、流石関西決勝と思わせてくれるナイスゲームでした!
 

(つぶやき)

この試合の配信の実況はタージンさん! 解説はおなじみ上村編集長でした。古参NFLファン的には増田アナとかタージンさんとかNFL名物実況が国内高校アメフトの場に来てくれるのがとても嬉しい。タージンさん、盛り上げナイスです! 

 

 

🏈いよいよ、明日はクリスマスボウル!

明日はいよいよ高校最強を決める頂上決戦。

クリスマスボウル@横浜スタジアムです!

 

クリスマスボウル@横浜スタジアム

12月24日 13:00~

佼成学園高校vs立命館宇治高校

 

二年ぶり4度目の対戦の両者。因縁の戦いは見逃せません!

正直ね。佼成学園はリベンジに向けて闘志を燃やしているはずです。思い返せば2018年、立宇治が佼成学園に大逆転を喫し敗北してからこの両者のクリスマスボウルでの因縁は始まったかと思います。2019年、2年連続でクリスマスボウル出場を決めた立宇治は横浜スタジアムでクリスマスボウル初優勝。さらに2021年、またもや横浜スタジアムでの再戦となった両者の戦いは、さよならフィールドゴール成功の劇的な幕切れで立宇治の勝利。常勝佼成学園が、立命館宇治に2度もやられていることに危機感を覚えていることは間違いありません!

 

三度目の横浜スタジアムでの両者の対戦となるこのクリスマスボウル。佼成学園は周到な準備で立宇治を迎え撃とうとしていることでしょう。うむむ。チャレンジャーとなった佼成学園がどのくらいの強さを見せるのか。立命館宇治高校が相手の闘志を跳ね返し、どれだけ食らいついていけるのか。これはドキドキの一戦ですね。

 

ハドルマガジンの展望も読みましたが、やはりライン戦が注目でしょうか。とにもかくにも勝負は当たってみないと分からない! 楽しみすぎるクリスマスボウルは24日クリスマスイブ! 

素晴らしいゲームを期待しています!

 

ネットでの中継もあるので、ぜひご注目ください!!

 

(終わり)


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