◆高校アメフトクリスマスボウル2021 佼成学園高校vs立命館宇治高校ちょこっと
またまた書くのがのんびりになっていますが、昨年末に行われましたクリスマスボウルのレポをちょこっとだけお届けします。
◆12月26日全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会決勝 クリスマスボウル2021 佼成学園高校 21-24 立命館宇治高校
いやー、本当にすごかった。痺れる熱い試合でした!!
実は数日前から関東に大型寒波が到来するとの予想で、
新幹線が動くのか、関西から遠征できるのか当日までヤキモキしましたが、
行けて良かった!
行って良かったと心から感じた試合でした。
昨年度観戦した試合では文句なしベストゲームでした!
序盤は完全に佼成学園のペースでしたね。ファーストドライブ、RB0岩井零(3年)選手のランでタッチダウン! さらには、佼成学園エースQB6小林伸光(2年)選手が独走タッチダウンを見せ、このまま一気に佼成学園が力で押し切るのではないかと思わされました。
※RB0岩井零(3年)選手のランでタッチダウン!
オフェンスラインが素晴らしいのはもちろん、ブロッカーの使い方も上手い!
※佼成学園QB6小林伸光(2年)選手の独走タッチダウン!
佼成学園オフェンス、特にランオフェンスが素晴らしかった! 一度のタックルでは止まらない粘り強いランプレーに立宇治ディフェンスは四苦八苦。佼成学園が第1Qに14点をたたき込みます。
立命館宇治高校の反撃は第2Q。佼成のパントが短く敵陣からの攻撃権を手に入れた立宇治が最後はRB24竹本創一朗(3年)選手がタッチダウン! 関東大会無失点で切り抜けた佼成学園の強力ディフェンスから7点を奪います!
※立命館宇治高校RB24竹本創一朗(3年)選手のタッチダウン!
佼成学園ディフェンスの凄さは関東大会の結果で皆さんご存じの通り。本当に点が取れるのか。立宇治のドライブをドキドキして見守っていましたが、やってくれました! キッキングから手に入れたチャンスをすかさず得点につなげた立命館宇治! 「行ける! 立宇治行けるよ!」と思わせてくれたあっぱれのオフェンスでした!
立宇治1本返した! とほっとしたのもつかの間、またまた佼成学園にビッグプレーが飛び出しました。リターナー44番吉川大紀(2年)選手がキックオフリターンタッチダウン! やられたらやり返す! 佼成学園の個人技の強さを見せつけます。
※佼成学園リターナー44番吉川大紀(2年)選手のキックオフリターンタッチダウン!
あらゆるポジションで活躍の44番吉川選手! ディフェンスでも大活躍でしたね。あっという間に佼成学園にリードを広げられちょっとしょぼーんとしてしまいました。が! まだまだ前半の時間は残っていました。
しかしその返すリターンで、リターナー6番籔田英彦(3年)選手がナイスリターンを見せ良いフィールドポジションを手に入れた立命館宇治。最後はQB2川久保和翔選手からWR17仙石大(3年)選手へタッチダウンパス成功! 前半を1ポゼッション差で折り返します。
※立宇治WR17仙石大(3年)選手のタッチダウン!
派手なやり取りが続いた前半戦。しかし、立命館宇治高校がしっかり得点チャンスをタッチダウンに繋げていたのが印象的でしたね。
後半に期待が持てました。
後半戦。特筆すべきは立命館宇治高校の後半最初のドライブでしょう。佼成学園の攻撃を抑えた後の立命館宇治高校。3度?のギャンブルを成功させながら最後はまたもやWR17仙石選手へタッチダウンパス成功! この8分26秒のドライブが凄かった! 時間を使い、パントフェイクなども使ってしっかり相手ディフェンスを攻略した立宇治。4thダウンギャンブルを成功させ同点に追いつきます!
※立宇治QB2川久保選手のパススロー!
ランの素晴らしさが前面に出るQB2川久保選手ですが、ここぞというときのパスの精度が凄い!
※最後はWR17 仙石選手がワイドオープン! タッチダウン!
プレイコールも最高! ここらへんのギャンブル成功とか、ガッツィコールとか素晴らしかったですね! 大興奮でした。
その後第4Q、お互い無得点で終わった後。試合残り1分半ほどのことでした。立宇治のパントを佼成学園リターナーがファンブルロスト! キッキングのミスではありますが、これはどっちのチームでも起こりうることで。立命館宇治高校の気迫と集中力、さらには最後の最後キックを決めたK11宮﨑利功(3年)選手を褒めましょう! K11宮﨑選手がさよならフィールドゴールを決め立命館宇治高校が勝利!
クリスマスボウル優勝です!
※立宇治K11宮﨑利功(3年)選手のフィールドゴール成功!
心臓が飛び出るんじゃないかと思うくらいドキドキしてましたが、同時に「必ず決めてくれる」と信じて見守ったフィールドゴール。あと「こんなに素晴らしい試合を見せてくれたんだから、勝敗は関係ない」とも思ってましたが、やはり立命館宇治高校の勝利は嬉しくて。いやー、ホント素晴らしかったです!
※ガッツポーズのK11宮﨑選手!
蹴った瞬間に入ったと思われるほど素晴らしいフィールドゴール。立宇治スタンドは大騒ぎでした!!!
クリスマスボウル2021は立命館宇治高校がさよならフィールドゴールを決め勝利を掴みました! なんといっても立宇治の選手らの頑張りですよねー。攻守ともに出場の選手が多い中、佼成学園の高い技術にも対応し、自分たちの勝利を手繰り寄せた気迫、集中力と準備に感動しました。
試合前はね。佼成学園の方が有利だろうなと。でも、この10回に1回のレベルの勝利をしっかり掴み取った。前評判も戦力差も関係ない。結果でもって、立命館宇治高校の強さを証明して見せたところに胸が熱くなりました!
佼成学園も本当に強かった。特に選手一人ひとりのパフォーマンス、技術力の高さは高校生離れしているものがありましたね。ホントに高校生? と何度も驚きました。佼成学園のプレーから学ぶものがたくさんあるなと感じました。
この試合を見られたことに感謝。素晴らしい戦いぶりを見せてくれた両チームに感謝感謝です。
クリスマスボウルの歴史の一ページを目撃した。そんな一日でした。
書き始めていたらものすごく長くなってしまったので、写真館はまた後でお届けします! 明日かな。
◆おまけ 年末年始もアメフト観戦三昧
去年末から今年の頭にかけてNFL、NCAA、ライスボウルとテレビではありますがこれまたアメフト観戦の日々でした。
わたくし(マーチ)はもともとNFL観戦からアメフト好きになったので、NFLのプレイオフはもちろん。年始のNCAAが超楽しかったなぁ。来年もNCAAやってほしいなと思いました。
ライスボウルも面白かった! 最後のインパルスのドライブがエンドゾーンまで到達していれば! くーーー。
いろんな試合を観戦していると2022年のオフェンストレンドを妄想してしまいますね。オプション、RPO(ランパスオプション)、バンチフォーメーションからのあれやこれや、ワイルドキャット、ショベル、スラゴー。NFLのプレイオフを見ても数々のプレーが飛び出しました。
2022年はどんなオフェンスが花開くのか。そしてディフェンスはどう止めるのか。
今年2022年もいろんな試合を観ていければいいなと思います。
今年は高校アメフトもたくさん行けますように。
2022年もよろしくお願いします!
(終わり)