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【高校アメフト2019秋 全国大会】11月10日二回戦3試合をちょこっと(ま)

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目次

 

高校アメフト2019全国大会 二回戦第1試合 立命館宇治高校×南山高校は立命館宇治高校のオフェンスが大爆発! 前評判の高い立命館宇治高校が快勝で関西準決勝に駒を進める。2年生1年生主体の南山高校は無念の敗退に。

 
 
 
チーム名1Q2Q3Q4Q合計
立命館宇治高等学校 パンサーズ2877345
南山高等学校 CRUSADERS00000
 
 
高校アメフト2019全国大会 二回戦第1試合は前評判の高い立命館宇治高校が南山高校を攻守に圧倒するパフォーマンスを見せました!
 
立命館宇治高校、まずはディフェンスが先制パンチ! 南山高校のパスを立宇治LB1永田大和(2年)がインターセプトリターンタッチダウン! 劇的な幕開けを飾ります。その後もQB5庭山大空(3年)率いる立宇治オフェンスが大活躍。RB4藤井大輔(3年)のタッチダウンランやWR13関口温暉(3年)へのパス成功、WR97山下憂(3年)へのタッチダウンパスを成功させ第1Qで大量28点を獲得した立命館宇治高校が、QBをQB2番川久保和翔(1年)に交代させた後も得点を積み上げ45-0で快勝! 貫録のパフォーマンスで関西準決勝に駒を進めました!
 
 
立宇治LB1永田大和(2年)選手がインターセプトリターンタッチダウン!
第1Qにいきなり飛び出したビッグプレー! 立宇治LB1永田大和(2年)選手がインターセプトリターンタッチダウン! 昨シーズンの秋王者の立宇治さすがの貫禄で南山高校を蹴散らしました。
 
 
立宇治キャプテンWR97山下憂(3年)選手のタッチダウン!
立宇治圧巻のオフェンス陣。第2Q途中にはQBを2番川久保選手に交代させる余裕を見せた立命館宇治高校。意気揚々と関西準決勝進出です!
 
 
一方の南山高校。3年生が春で引退となる南山高校ですが、2年生の選手もあまり見かけず。メンバー表を見るとスキルポジションの大半が1年生という布陣に驚きました! 強豪立宇治相手に無得点で敗れるものの1年生QB6稲葉祥生(1年生)のパスプレー、RB22齊田一歩(2年)のランプレーやインターセプト。また、1年生DB16西﨑大敬(1年)のインターセプトなど、ポテンシャルの高さを見せた南山高校。春の試合に期待がかかります!
 
 
南山高校QB6稲葉祥生(1年生)選手からRB11曽我拓斗(1年)選手へ!
3年生引退とは聞いていた南山高校。ですが、目立つスキルポジションはRB22齊田一歩(2年)選手以外はほぼ1年生。思わず「南山、1年生ばっかじゃん!」と声が出るほどでした。強豪立宇治相手に歯が立たなかった印象ではありますが、2年生と1年生主体のチームと思えば健闘しているなーと感じる場面もしばしば。来年春、期待しています!
 
南山高校、DB16西﨑大敬(1年)選手のインターセプト!
実はこの一つ前のプレーでもナイスパスカットを見せた南山DB16西﨑選手! 南山高校の選手らのポテンシャルの高さを見せた一幕でした!
 

 

二回戦第2試合、啓明学院高校×関西大学第一高校。屈指の好カードとなったこの試合は予想を裏切らない大熱戦に! 序盤の関大一高のリードを啓明学院高校がじわりと追い詰め12-13と関大一高が1点リードで迎えた第4Q。残り時間4秒で啓明学院K1本田夏樹(3年)選手が逆転フィールドゴール成功! 啓明学院が劇的な幕切れで勝利を掴む!

 

チーム名1Q2Q3Q4Q合計
啓明学院高等学校 SAINTS036615
関西大学第一高等学校 カイザース670013

 

 

いやー、この試合は本当に凄かった! 序盤の関大一高の盤石の強さ、後半に入ってからの啓明学院の粘り強いオフェンス、そして最後の幕切れに興奮の嵐でした!!!

 

試合序盤は関大一高がペースを握ります。RB14横山智明(3年)キャプテン率いる関大一高オフェンスがランとパスを織り交ぜた多彩な攻撃で啓明学院を脅かします。QB2須田啓太(2年)→WR3井川直紀(3年)へのロングパス成功で一気にゴール前7YDまで迫ると最後はRB14横山のラン、ランでタッチダウン! キックは不成功も関大一高が6点を先制します。

 

 

関大一高、RB14横山智明(3年)キャプテンのランプレー!

待ってました! RB14横山選手のランプレー! この試合(私が勝手に)一番注目していた14番横山選手! 先制タッチダウンを含んだ攻守の活躍で関大一高を引っ張ります!

 

 

その後、K1本田夏樹(3年)のフィールドゴール成功で啓明学院が3点を追加した第2Q。関大一高が自陣9YDから、またもや圧巻のオフェンス見せます。RB5大庭啓慎(3年)のランなどでFDを更新した関大一高は、QB2須田→WR3井川へのロングパス成功、そのままエンドゾーンへタッチダウン! キックも成功し前半残り3分関大一高が3-13と啓明学院を10点リードします。

 

 

関大一高WR3井川直紀(3年)選手の見事なパスキャッチ!

強肩QB2須田選手からWR3井川選手へ放たれるロングパスは驚異的! 素晴らしいキャッチとRACで啓明ディフェンスを脅かし続けました!

 

その後、前半終了間際も得点チャンスを迎えた関大一高ですがここは啓明学院ディフェンスが踏ん張りファンブルロスト! 少し嫌な空気は残るものの関大一高が申し分のないパフォーマンスで前半を折り返します。

 

3-13と関大一高がリード。しかし数年前からでしょうか。啓明の驚異的なアジャスト力を目の当たりにして「後半の啓明」と勝手に異名を付けていた我々は「試合はまだまだこれからだぞ」と思って見守っていました。そしてその予想通り、後半に入り啓明学院が粘り強い攻守を見せ関大一高を追い詰めます!

 

 

<後半>

コイントスで後半をチョイスした啓明学院。啓明学院が後半最初のドライブをしっかりと進めます。QB12新井優太(3年)のキープ、WR80三上陸(3年)へのパス成功などで敵陣まで攻め込んだ啓明学院ですが、関大一高LB44鈴木怜央(3年)のロスタックルなどで4thダウン2へ。この4thダウンで啓明学院はパント隊形からRB31狩野史弥(3年)へのダイレクトスナップのスペシャルプレーでFDを更新! 攻撃を継続します。その後もWR22木﨑創太(1年)へのパス成功などでゴール前まで攻め込み、最後はWR80三上へのパスでタッチダウン! キックは不成功も9-13と追い上げます。

 

 

啓明学院WR80三上陸(3年)選手のタッチダウンパスレシーブ!

啓明学院ではWR80三上陸選手を注目していたワタクシ。そしてこちらも期待通りの活躍でした! 特にこのタッチダウンパスレシーブは関大一高DBのしつこいカバーもモノとせず、しっかりとキャッチ! このタッチダウンが啓明学院の反撃ののろしとなりました!

 

 

その後、関大一高のオフェンスを無得点に抑えた啓明学院は第4Q、ドライブを進めるも4thダウン5。ファーストダウンまで残り5YDというこのシチュエーションで啓明学院QB12新井優太のオプションキープでFD更新! ギャンブルを成功させた啓明学院がK1本田のフィールドゴール成功でさらに3点を追加。試合残り5:12。12-13と啓明学院が1点差に追い上げます。

 

 

啓明学院4thダウン5、QB12新井優太のオプションキープでFDを更新!

この5YDをオプションで取りに行った啓明学院! コールも素晴らしいですがしっかりとゲインをしてFDを獲得したQB12新井選手の魂のこもったプレー、素晴らしかったです!!

 

 

関大一高の誤算はこの返しのドライブでしょうか。RB14横山のラン6YDゲイン、RB5大庭のランでゲインし3rdダウン1。残り1YDをめぐる攻防は啓明学院に軍配が上がりました。関大一高はスィープでゲインを狙うも啓明学院DL45 小山勇成(3年)がストップ! 関大一高はファーストダウンを更新できず。試合残り3:11、啓明学院にオフェンスが回ってきます。

 

逆転を目指す啓明学院はQB12新井優太→WR18井之上慎太郎(2年)へのパス成功などでFDを更新。敵陣20YD付近まで迫ります。

 

試合残り9秒、点差1点。啓明学院はフィールドゴールトライへ。この38YDフィールドゴールをK1本田夏樹(3年)が見事成功! キックオフの時間も消費し啓明学院が劇的な逆転フィールドゴール成功で関西大学第一高校を下しました!

 

 

啓明学院の劇的なフィールドゴール成功は動画で! K1本田夏樹(3年)が逆転フィールドゴール成功!(音が出ます。注意!!)

プレッシャーのかかる中、よく決めました! K1本田選手! このギリギリの状態で決め切れる精神状態とはどれだけだろうとハートの強さに感じ入りました!

 

 

※動画は限定公開とし、このブログからかリンクを知る人だけが見られるように設定しています。記録として撮影しておりますが、もし問題があればご連絡ください。

 

 

試合終了【啓明学院 15-13 関大一高】

 

 

しかし啓明学院の追い上げは脅威的でしたね! ついつい使いがちな「勝負強さ」というワードをこれほど感じる試合はありませんでした。特に第4Q、残り5YDをオプションで取りにいったガッツィコールはここぞという勝負時を知る啓明学院ならではのコールではないかと感じました。そしてプレッシャーのかかる中、キックを決めたK1本田選手は見事の一言! 啓明スタンドが歓喜に沸いた瞬間でした!

 

 

関大一高にとっては後半ほとんどオフェンスをやらせてもらえなかったのが痛かったですね。前半の出来を見るに豊富なウェポンを擁する関大一高のハイパーオフェンスならばと期待しましたが、啓明学院の必死のディフェンスに封じられてしまいました。関大一高の3年生の皆さんおつかれさまでした。この試合は啓明学院の逆転勝ちの興奮とともに、関大一高がここで去ってしまう寂しさを感じる試合でした。また大学でプレーを見せてもらえると嬉しいです。

 

 

実は前日12-13からフィールドゴールを成功させて15-13で同志社大学が逆転勝利をした試合を観ていたので、二日連続で体が震えるような名勝負を目撃してアメフトファンとしての喜びを感じました!

 

 

第3試合、関西学院高等部×追手門学院高校の試合は関西学院高等部が王者の貫禄を見せ勝利! 関西準決勝に駒を進める。大阪府大会を勝ち抜いた追手門学院、前半後半合わせ2つのタッチダウンを獲得し意地を見せる!!

 

 

※第三試合は写真があまり撮れていないので動画でお届けします。※動画は限定公開とし、このブログからかリンクを知る人だけが見られるように設定しています。記録として撮影しておりますが、もし問題があればご連絡ください。

 

チーム名1Q2Q3Q4Q合計
関西学院高等部 FIGHTERS71471442
追手門学院高等学校 LUMBER JACKS070714

 

 

春の関西大会優勝校関西学院高等部に挑む追手門学院は、いきなりオンサイドキックで意表を突きます! しかしこれをしっかりと確保した関西学院高等部はQB11前島仁(3年)のロングゲインなどでゴール前へ迫ると最後もQB11前島のスクランブルでタッチダウン! 7点を先制します。その後第2QにQB11前島→RB1夏山空(3年)へのタッチダウンパス成功、RB27松野優太(3年)のタッチダウンランなどで得点を重ねた関西学院高等部。21-0と貫録のオフェンスを見せます。

 

【動画】関学高等部RB27松野優太(3年)のタッチダウンラン!(音が出ます。注意!)

 

 

前半残り1:35。意地を見せたい追手門学院高校が大阪府大会を勝ち抜いた実力をいよいよ発揮します! 序盤からナイスゲインを見せるRB2伊丹翔栄(2年)のランで前進すると、QB12鎌田陽大(3年)からWR1前田悠希(3年)へのパス成功でFDを更新! 

 

 

【動画】追手門学院QB12鎌田→WR1前田へのパス成功!(注意。音が出ます!)

投げも投げたり捕りも捕ったり! QB12鎌田選手はさらに次のプレーでも優れたパス能力を見せてくれました!

 

 

さらに追手門学院のビッグプレーが飛び出します。QB12 鎌田からWR18小林風雅(2年)へロングパス成功、そのままエンドゾーンへタッチダウン! 動画でどうぞ。

 

 

【動画】QB12鎌田→WR18小林タッチダウンパス成功!(注意。音が出ます!)

いやー、パス1本で関学高ディフェンスを引き裂いたビッグプレー! QB12鎌田選手の肩の強さも目を見張るものがありますが、レシーブしてそのままエンドゾーンへ飛び込んだWR18小林選手も見事なプレーでした!

 

<後半>

前半を終了して28-7と関学高が大きくリード。後半に入っても関学高の勢いは止まりません。ディフェンスではDL17トゥロター・ショーン礼のロスタックルやDB10渡部大二郎(3年)のナイスプレー。攻撃ではRB32東耕傳之助(1年)のリターンタッチダウンを含む二つのタッチダウンで大量42点を獲得! 42-14で関学高が見事勝利を収めました!

 

 

【動画】関学高DL17トゥロター選手のロスタックル!(注意。音が出ます!)

 

 

強豪関学高に及ばなかった追手門学院高校。ですが、随所に見せたそのパフォーマンスに選手らの能力の高さを感じました! 前半のWR18小林選手のタッチダウンパスの他にも第4Q、関学高ディフェンダーが弾いたボールをすかさずキャッチしたRB2伊丹選手がゴール前まで前進。最後もRB2伊丹選手がタッチダウンを獲得し、さすが意地を見せました。隙あらばビッグゲインが生まれる魅力的なチームでしたね。3年生の皆さんお疲れさまでした。また大学でプレーしてくれると嬉しいです!

 

 

関西学院高等部が危なげない勝利で関西準決勝に進出! 明日はいよいよ試合当日です!

 

 

関西ベスト4が決定! いよいよ明日関西準決勝!

 

いよいよ関西トーナメントもベスト4が出そろいました! どこのチームも実力伯仲の強豪校揃いです! さらに対戦カードも決定しております! 関西準決勝は明日の11月17日です!

 

11月17日 @EXPO FLASH FIELD    

11:00~  立命館宇治高等学校 vs 啓明学院高等学校   
13:30~    関西学院高等部 vs 箕面自由学園高等学校

 

 

いやー、どのチームも強さと勝負強さを兼ね備えた4チームです。第一試合の立命館宇治高校×啓明学院高校の試合は注目のカードです! 昨シーズンクリスマスボウル出場を決めた立命館宇治高校。ここまで充実した戦いっぷりを見せている立宇治ですが、充実していると言えば啓明学院も負けてはいません。ここ二試合逆転勝ちと勢いに乗る啓明学院が立宇治も撃破するのか。昨シーズン関西王者が打ち破るのか。本当に楽しみな一戦です。

 

 

そして第二試合は春大会決勝と同じカード。大阪1位の箕面自由学園高校と兵庫県1位の関西学院高等部の戦いです! 春は関学高の貫禄の勝利となりましたがリベンジに燃える箕面自由学園の秘策はなにか? こちらも見逃せない一戦です!

 

 

この4チーム、どこが勝ってもおかしくない実力者揃い! 明日は他に注目の試合もありますし、皆さんいよいよ佳境となったアメフトシーズンを楽しみましょう!

 

 

(終わり)


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