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【高校アメフト2019春 関西大会準決勝】6月8日の試合をちょこっと(ま)

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記事が長いので目次をつけました。

 

準決勝第一試合、大阪1位の箕面自由学園×兵庫2位の啓明学院の対戦は期待に違わぬ大熱戦。両チームディフェンスがビッグプレーを繰り広げる中、前半に獲得した1タッチダウンを守り切った箕面自由学園が見事勝利! 決勝戦へコマを進める!

 

 
箕面自由学園高校07007
啓明学院高等学校 00000
 
 

第一試合、箕面自由学園(大阪1位)×啓明学院高校(兵庫2位)の強豪対決は、期待に違わぬ大熱戦となりました!

 

前半戦、両チーム共に活躍を見せたのはディフェンス陣でした。

 

強力なオフェンスを擁する箕面自由学園の前半最初のドライブはQB10山口翔(3年)選手のナイスゲインなどで前進。フィールド中央付近まで攻め込みますが啓明学院LB3堀江優大(3年)選手のQBサックでロスし、パントに終わります。

 

 

啓明学院LB3堀江優大(3年)選手のQBサック!

 

その後お互いシリーズをパントに終えた後、先に得点チャンスを掴んだのは啓明学院でした。

 

啓明学院は自陣14YDからの攻撃。エースRB29福田丈陽(3年)選手のナイスゲインなどで順調にドライブを展開し、さらにQB12新井優太(3年)選手からWR83岡部有馬(2年)選手へのパス成功などで敵陣13YDまで攻め込みます。

 

得点を狙いたい啓明学院でしたが、パスを箕面自由学園LB81石川誉(3年)選手がインターセプト! 箕面自由学園がディフェンスのビッグプレーで、啓明学院を無得点に抑えます。

 

 

※箕面自由学園LB81石川誉(3年)選手のインターセプト!

 

勢いに乗る箕面自由学園は啓明陣ゴール前まで前進しますが、ファンブルロストにより攻撃権を奪い返され、チャンスを生かせません。

 

そんな中、前半終了間際。敵陣からの攻撃権を手に入れた箕面自由学園が本領を発揮! QB10山口選手のキーププレーや、WR80鈴木絢真(3年)選手へのパス成功でゴール前へ迫ると最後はQB10山口選手→WR35波田和也(3年)選手へのパス成功でタッチダウン!

 

箕面自由学園が7-0と7点をリードし前半を折り返します。

 

 

※WR35波田和也(3年)選手へのパス成功でタッチダウン!

前半終了間際、3rdダウンゴールまであと6YDの状況でタイムアウトを全部使い果たした箕面自由学園。「うお! これパスしかないやん!!」という状況の中、きっちりとパスでタッチダウンを獲得したのがさすがでした! ここぞという時の集中力。箕面自由学園の勝負強さを感じたプレーでした!

 

 

しかし、後半に入りじわりじわりと啓明学院もペースをつかみます。後半最初のドライブはパントに終わるも、良いゲインを繋げた啓明学院は自陣33YDからの攻撃権を手に入れます。ここからエースQB12新井優太選手の交代で急遽入った2年生QB8柴原颯斗選手が奮闘。一度は箕面自由学園キャプテンDB13鈴木崇与(3年)選手からQBサックの洗礼を浴びるもその後落ち着いてパスでファーストダウン更新!

クォータータイムを挟んで第4Qに入ってからも、RB29福田選手のナイスゲインなどで前進を続けた啓明学院がまたもやゴール前まで攻め込み得点チャンスを迎えます!

 

 

※啓明学院RB29福田丈陽(3年)選手のランプレー!

後半、特に大きな存在感を見せた啓明学院RB29福田選手! QBが交代した後もしっかりとゲインを重ね、啓明学院はいよいよゴール前2YDまで前進します。

 

そしてここで、この試合のキープレー! 啓明学院ゴール前2YDからの3rdダウンで投じたパスを箕面自由学園DB34廣長晃太郎(2年)選手がインターセプト! このプレーは箕面自由学園のオフサイドの反則で取り消しとなりますが、これが箕面自由学園ディフェンスに流れを呼び込みました。啓明学院残り1YDからのサードダウンは箕面自由学園LB3海﨑琢(3年)選手がロスタックル! さらにフォースダウンも箕面自由学園ディフェンスがストップ! 箕面自由学園が守り抜きます!

 

 

※啓明学院の3rdダウンゴール。箕面自由学園LB3海﨑琢(3年)選手がロスタックル!

ゴール前を守り切った箕面自由学園ディフェンス! このLB3海﨑選手のロスタックルが大きかったですね。一方の啓明オフェンスは良いドライブを続けながらも得点にならず、追いかける展開が続きます。

 

その後も両チーム無得点のまま試合残り2分。啓明学院は敵陣46YDからの攻撃にすべてを賭けます。ここでエースQB12新井優太選手がフィールドに復帰! 4thダウンに追い込まれますが、QB12新井選手→WR80三上陸(3年)選手へのパス成功でファーストダウン更新! 望みをつなぎます。

 

 

※啓明学院WR80三上陸(3年)選手が素晴らしい集中力でパスキャッチ!

サイドライン際、見事なキャッチ! 追い込まれた啓明学院、絶体絶命の状況でファーストダウンを更新させたWR80三上選手のガッツィなプレー! 一気に同点~逆転への期待がかかりましたが・・・・・・。

 

 

しかしこの後、ロングパスが惜しくも不成功に終わった啓明学院はタッチダウン獲得ならず。前半に獲得した7点を守り切った箕面自由学園が見事勝利を掴み、決勝進出を決めました!

 

 

※要所要所で、ナイスプレーを見せた箕面自由学園が決勝進出です!

 

第一試合は、箕面自由学園が啓明学院の反撃を封じる形での勝利となりました! もう少しお互い点が入ってもと思われましたが、両チームのディフェンス陣の堅い守りが印象的でしたね。惜しくも勝利ならなかった啓明学院ですが、準決勝まで勝ち進んだ力は流石の一言で、秋に期待が持てる内容でした☆

 

 

以上、準決勝第一試合は箕面自由学園が堅守により決勝進出です!

 

 

 

準決勝第二試合、関西学院高等部×関西大学第一高校の試合は予想外の展開に! ビッグプレーを連発した関西学院高等部が関大一高を攻守にわたり圧倒! まさかの大差で決勝進出を決める!

 

 

関西大学第一高等学校 00077
関西学院高等部 141471247

 

第二試合はまさかまさかの大差の試合となりました。本当に唖然呆然の試合展開でした!

 

 

強豪校同士の渋い戦いが予想されたこのカードですが、実際はディフェンスのビッグプレーが飛び交う派手な幕開けとなりました。

前半最初の関西学院高等部のドライブ。RB28池田唯人(3年)選手のナイスゲインなどで順調にドライブを進める関学高でしたが、パスを関大一高DB34田中大智(3年)選手がインターセプト! 攻撃を退けます。

 

関大一高DB34田中大智(3年)選手のインターセプト!

 

 

しかし、すかさず関学高等部ディフェンスがやり返します。関大一高QB2須田啓太(2年)選手のパスを関学高等部LB44前田龍一(2年)選手がインターセプト返し! 関学高等部、敵陣からという絶好のフィールドポジションを手に入れます。

 

 

関学高等部LB44前田龍一(2年)選手のインターセプト!

 

 

ディフェンスのビッグプレーにより敵陣38YDからの攻撃権を手に入れた関学高等部は、最後はQB11前島仁(3年)選手からWR85宇佐美諒真(3年)選手へのパス成功でタッチダウン! 7点を先制します!

 

 

この後も関学高のナイスプレーが続きます。オフェンスを進めたい関大一高は、QB2須田選手がパスを投じようとしますがそれをKGHディフェンスに悉く潰されます。関学高LB44前田選手、DL58村田知輝(2年)選手のQBサックなどでファーストダウン更新すらままならない関大一高。ドライブはパントに終わります。

 

 

関学高等部LB44前田選手、DL58村田知輝(2年)選手のQBサック!

とにかくポケット(QBが安全に投げるためにオフェンスラインが作る空間)が狭まるのが早い!! QB2須田選手攻略をきっちり準備してきた関学高等部ディフェンスはこの後も関大一高の攻撃を完璧に封じます。

 

またもや敵陣からの攻撃権を手に入れた関学高等部は勢いに乗り攻め込みます。RB28池田選手らのランでゴール前まで前進した関学高等部、最後はRB27松野優太(3年)選手のランでタッチダウン! あっさりと追加点を獲得します。

 

 

関学高等部RB27松野優太(3年)選手のタッチダウンラン!

オフェンスラインとRB1夏山空(3年)選手のブロックも完璧!! しっかりとタッチダウンを獲得します。

 

その後も関学高等部の選手らは勢いのあるプレーで関大一高を圧倒! 続く関大一高のオフェンスもLB33森本慶(3年)選手のインターセプトで退けると、RB7澤井尋(2年)選手のランでタッチダウン! 5番坂口翼(2年)選手→TE17トゥロター・ショーン(3年)選手への2ポイントコンバージョンも成功させた関学高等部は22-0と大きくリードを奪います。

 

このままでは終われない関大一高、走力ある5番大庭啓慎(3年)選手のビッグリターンにより敵陣からの攻撃権を手に入れますがここもファーストダウン更新ならず。反撃の糸口がつかめません。

 

 

※関大一高リターナー5番大庭啓慎(3年)選手のビッグリターン!

カットバックでディフェンス陣を抜き去る5番大庭選手のナイスリターン! 関大一高は5番大庭選手が何度かナイスプレーを見せますが、ドライブを続けることができず。苦しい時間が続きます。

 

 

一方、絶好調の関学高等部はQB11前島選手が約80YDの独走タッチダウン! 前半を終了し28-0と関学高等部が大きくリードを奪います。

 

 

後半に入っても攻め手を緩めない関学高等部はRB28池田選手のビッグゲインでゴール前へ迫るとRB7澤井選手のランでタッチダウン! 3Q途中でリードを35点に広げます。

 

反撃に向かいたい関大一高はQB2須田選手のキープやスクランブルでようやくオフェンスが前進! 敵陣35YDまで前進するとそこからQB2須田選手→WR3井川直紀(3年)選手へのパス成功などでゴール前17YDに迫ります!

 

 

※なんとかゲインを重ねる関大一高QB2須田啓太(2年)選手!

関学高等部ディフェンス陣を崩すことができず苦しい状況の中、なんとか自身の足でゲインを重ねるQB2須田選手! いよいよ反撃なるかと期待されましたが・・・・・・。

 

 

しかしこのゴール前でも関学高等部ディフェンス陣が立ちはだかります。関学高DL17トゥロター選手のQBサックにより4thダウンに追い込まれた関大一高はパス成功もファーストダウン更新に至らず。ここも無得点に終わってしまいます。

 

 

関学高等部DL17トゥロター選手のQBサック!

オフェンスでもTEとして活躍のトゥロター選手がここはQBサックで関大一高オフェンスをストップです! 

 

その後関大一高は4thクォーターにQB2須田選手からWR6石田法希(3年)選手へのパス成功でタッチダウン! 一矢報いますが反撃もここまで。この後、QBを9番林孝亮(2年)選手へ交代させてからも追加点を獲得した関学高等部が47-7と快勝! 鮮やかな戦いぶりで決勝にコマを進めました!

 

 

※関大一高の意地を見せたWR6石田法希(3年)選手のタッチダウンパスレシーブ!

持ち味のロングパスを成功させてタッチダウンを獲得した関大一高! ここまで息苦しいほどオフェンスを抑えられていただけに、ようやくすかっとしたタッチダウンを見ることができました。正直こんなに大差になるとは思いませんでしたが、関大一高にとっては課題の残る試合という感じでしょうか。この試合をしっかりと修正して秋に繋げてほしいですね。

 

 

この試合、とにかく関西学院高等部の選手らの集中力と気合いの高さを感じました! 関西学院高等部が快勝で決勝戦へ駒を進めました! 

 

 

春の関西大会決勝は大阪1位×兵庫1位の頂上対決となりました!

 

以上、お届けしましたように準決勝を勝ち進んだのは大阪府1位の箕面自由学園高校と兵庫県1位の関西学院高等部です!

 

決勝戦は大阪1位×兵庫1位の頂上対決となりました!

 

 

◆正直、関西学院高等部の勢いが凄い! 準決勝ではオフェンスライン、ディフェンスラインともに関大一高に仕事をさせずしっかりとゲームをコントロール。今年のKGHの恐ろしいほどの充実ぶりがうかがえます!

 

 

※準決勝で見事な活躍を見せた関学高等部ディフェンスライン!

DL91生田裕樹(3年)、DL57吉岡快(3年)、DL58村田知輝(2年)、DL17トゥロター・ショーン(3年)の強力なディフェンスライン! 関大一高オフェンスを封じました! 

 

 

◆しかし、箕面自由学園だって負けていません! しっかりとしたチーム作りに定評のある箕面自由学園、その中でも攻守ラインの安定感は抜群です。副将泉選手を中心とした攻守ラインメンが関学高等部ラインメンとどう対峙するのか。本当に楽しみです!!

 

 

※こちらも箕面自由学園ご自慢(多分)のオフェンスライン!

LT57泉恭輔(3年)、LG58野田晴太郎(3年)、C75福田涼介(3年)、RG69吉田伊織(3年)、RT78欠野雅仁(3年)であってるかな? 75番福田選手は190cm、125kgと、大柄な箕面自由ラインの中にあっても一際目立っています!

 

 

最近写真館とかでもなかなかご紹介していないラインの選手たちですが、決勝戦はライン戦にも注目です! 

 

 

その決勝戦は日曜日、エキスポFFにて行われます。

 

 

6月16日 @エキスポFF

<決勝戦>

箕面自由学園高校×関西学院高等部 『 LIVE配信 』

 

 

上でも書いたように準決勝だけを見ると関学高等部が一つ抜きん出た勢いに感じますが、一方の箕面自由学園も対KGH戦に関してはきっちりと対策を練ってくるでしょうから勝負の行方は全く分かりません!

 

ちなみに昨年秋の関西トーナメントで両者が戦った時には20-7で箕面自由学園が勝利。関学高等部としては昨秋のリベンジもかかった一戦ですね☆

 

 

今年の秋のクリスマスボウルを占う意味でも大事な大事な一戦です。春の関西大会頂上決戦を制するのはどちらのチームなのか!

16日の関西大会決勝に是非ご注目ください!!

 

 

(終わり)


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