いろいろあったゴールデンウィーク後ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。私はなんだかちょっと疲れました・・・・・・。。
なかなか時間が取れずレポを書くまでに至っていませんので、またまた手抜きのちょこっとシリーズで先週末の高校アメフトを振り返っていきたいと思います!
5月5日快晴の立命館宇治高校グラウンドで行われました京都府大会最終戦は、関西大会出場のわずか1枚の切符を争う戦いとなりました。勝利したチームのみが京都府代表として関西大会出場となります。
2年生QB対決となったこの試合は、昨シーズン1年生ながらQBとして登場し立命館宇治高校のオフェンスを牽引した立宇治QB5庭山大空(2年)選手が貫録のパフォーマンスを見せました! 第2QのはじめにキャプテンのWR2伊佐真輝(3年)選手へのタッチダウンパスを決めると、前半残り僅かの場面でもWR6関口温暉(2年)選手へエンドゾーン隅へのタッチダウンパスを決めるなど安定感あるオフェンスを展開。またディフェンスも同国オフェンスをシャットアウトし、試合は21-0で立命館宇治高校が勝利。関西大会出場の切符をつかみました!
先発QBとなり2年目にして貫禄を感じるQB5庭山選手! 落ち着いたプレーぶりで2タッチダウンパスを成功させ好調さをアピールしました。ディフェンスもロスタックルやQBサックなどビッグプレイ連発で同志社国際オフェンスをシャットアウトし、こちらも勢いあるプレーを見せた立宇治ですが、続く舞台は強豪揃う関西大会。この試合で生じた反省点を修正し、さらにパワーアップした立宇治が関西大会でどんなプレーを見せてくれるのか期待しています!
一方、今シーズンから先発QBを務めるQB47小島知紘(2年)選手率いる同志社オフェンスは、強力な立宇治ディフェンスを前にドライブを進めることが出来ず。勝負の行方を占う後半最初のオフェンスでもターンオーバーで攻撃権を失うなど苦しい展開を強いられることになりました。
QB47小島選手が負傷退場した後に登場したキャプテンQB1渡辺雅友(3年)選手が、第4QにエースWR13浜田健(3年)選手へのパスを成功させるなどの意地のオフェンスでゴール前まで迫りますが、ギャンブル失敗により得点ならず。同志社国際の春の関西大会連続出場はここで絶たれることとなりました。
なんとかオフェンスを進めようとする2年生QB47小島選手! オフェンスにテンポが出てきたなと思う間もなく立宇治ディフェンスのストリッピングによりターンオーバーをくらうなどなかなか波に乗らせてもらえないといった印象でした。キャプテンQB1渡辺選手が登場しゴール前まで迫ったドライブでは、エースWR13浜田選手に何度かパスを通し最後まで勝利を目指して戦う闘志を見せた同志社国際。この奮闘が秋に繋がることを期待しています!
【試合結果 立命館宇治高校 21-0 同志社国際高校】
京都府
優勝 立命館宇治高校
2位 同志社国際高校
3位 龍谷大学付属平安高校
京都府1位の立命館宇治高校が春の関西大会出場です。おめでとうございます!
※レポはまた書きます!
以下は簡単に他府県の結果です。まずは大阪府大会の3位決定戦と決勝戦をご覧ください。
【大阪大会3位決定戦】
チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
高槻高等学校 WILDEAGLES | 7 | 23 | 14 | 0 | 44 |
府立箕面高等学校 SPIDERS | 6 | 0 | 0 | 0 | 6 |
※3位決定戦は高槻高校が圧巻の勝利ですね。ここまで快進撃を見せていた府立箕面高校の関西大会出場はなりませんでした。
【大阪大会決勝戦】
チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
箕面自由学園高等学校 GOLDEN BEARS | 7 | 0 | 7 | 3 | 17 |
関西大学第一高等学校 カイザース | 0 | 10 | 0 | 6 | 16 |
※決勝戦の大激戦を制したのは箕面自由学園! 最近なかなか結果のでなかった箕面自由学園が大阪府春の王座を勝ち取りました!
以上の結果をもちまして大阪府大会は以下の通り。
大阪府
優勝 箕面自由学園高校
2位 関西大学第一高校
3位 高槻高校
4位 府立箕面高校
1位~3位の箕面自由学園、関西大学第一高校、高槻高校が春の関西大会出場です。おめでとうございます!
滋賀県大会では滋賀県2位を争う試合が行われました。
【滋賀県大会 2位決定戦】
チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
県立長浜北高等学校 ランドパワーズ | 13 | 13 | 13 | 6 | 45 |
県立虎姫高等学校 ヨーケルタイガー | 8 | 0 | 0 | 6 | 14 |
※滋賀県決勝戦で立命館守山高校を苦しめた長浜北高校が県立虎姫高校を破って関西大会出場です!
滋賀県
優勝 立命館守山高校
2位 県立長浜北高校
3位 県立虎姫高校
滋賀県1位の立命館守山高校、滋賀県2位の県立長浜北高校が春の関西大会出場決定です。おめでとうございます!
兵庫県大会準決勝は、以下の通りです。
【兵庫県大会準決勝 第一試合】
チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
関西学院高等部 FIGHTERS | 20 | 3 | 7 | 7 | 37 |
市立西宮高等学校 Weathercocks | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
※関西学院高等部が圧勝で関西大会出場を決めています。市立西宮高校は高い壁を打ち壊すことができませんでした。
【兵庫県大会準決勝 第二試合】
チーム名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
県立星陵高等学校 ミーティアーズ | 0 | 0 | 7 | 7 | 14 |
啓明学院高等学校 SAINTS | 7 | 0 | 6 | 0 | 13 |
※前評判を覆して県立星陵高校が勝利! 詳しくは下をご覧ください。
そしてそして。この日行われた試合で最も注目を集めた結果がこの試合です。
兵庫県大会準決勝第二試合、県立星陵高校×啓明学院高校の試合は、強豪啓明学院を星陵高校が下し兵庫県2位以上として関西大会出場を決めました!
兵庫県大会に関心のあるマーチの夫が実はこの試合を観戦に行っていましたので、伝聞情報で申し訳ないですが簡単な試合経過をば(兵庫県大会メンバー表が売り切れていたようで、選手の名前は昨年度のメンバー表を参考にしています。誤りがあれば教えていただけると嬉しいです)
【啓明学院高校×県立星陵高校 試合経過】
試合が動いたのは第1Q、星陵のパントが短く敵陣からの攻撃権を手に入れた啓明学院がRB29福田丈陽(2年)選手のタッチダウンで先制しました。
カメラは私が京都府大会に持参してしまったため夫のスマホ画像です・・・・・・。
しかしその後お互いのディフェンスの働きがよく、互角の勝負が続いた第3Q。啓明学院がまたもやRB29福田選手のランでタッチダウンを追加し、13-0で得点をリードします。しかしこのときのタッチダウン後の啓明のTFPのキックを星陵高校がブロックしたことが、後のドラマの伏線となってくるのです。
13-0とリードされた星陵高校。「星陵の奮闘もここまでか」の空気が流れる中、ここから圧巻のドライブを見せます。自陣35YDから、ラン、パス、ラン、最後はQB11安藤誠基(3年)のランのわずか4プレイでタッチダウン! 2分弱でのドライブを完遂、TFPのキックも成功させた星陵高校が13-7とし一気に息を吹き返します。
第4Qに入り、敵陣10YDまで迫りながらもギャンブル失敗により無得点に終わった星陵高校ですが、ここで集中力を切らさない星陵ディフェンスが見事でした。啓明学院は自陣ゴール前で痛恨のファンブルロスト! モメンタムはもう一度星陵高校に渡ります。
ゴール前数ヤードからの攻撃と言う千載一遇のチャンスを手に入れた星陵高校は最後はRB32一針拓斗(3年)のランでタッチダウン! TFPのキックも成功し、ついに星陵高校の粘りが結実。13-14と逆転に成功します。
残り時間4分21秒。1点差を追う啓明学院は持ち前のオフェンス力でドライブを推進。敵陣22YDまで前進してキッカーのフィールドゴールに逆転を託しますが、この39ヤードのフィールドゴールが失敗。啓明学院、逆転なりません。
ようやく勝利の道筋を手に入れたかに見えた星陵ですがわずか数秒後、なんと今度は星陵高校がファンブルロスト! 昨年春関西大会優勝チームの意地を見せる啓明学院が再度勝利への執念を燃やし、またもや敵陣20YD付近からじわりじわりとエンドゾーンに迫ります。
勝敗の行方は啓明学院敵陣5YDからの22ヤードフィールドゴールの成否にゆだねられました。安定感のあるキッカーをもつ啓明学院が狙ったフィールドゴールでしたが、まさかの失敗!
ここまで多くの試合をその足で決めてきた啓明K9古河選手ですが、TFPのブロックが頭に残っていたのでしょうか・・・・・・。啓明学院逆転ならず。
試合は13-14で星陵高校の勝利となりました!
試合後の夫の感想は「啓明学院はいつも通り粘り強く戦っていたが、星陵高校の勝利への執念が上回っていた。何度ピンチに陥っても最後の最後まで諦めない姿勢に勝利の女神がほほ笑んだのだろう」とのことでした。
スタンドに挨拶する星陵高校の選手たち。スタンドからは選手を称える拍手が鳴りやまなかったそうです。
兵庫県大会は2位以上を確定させた関西学院高等部と県立星陵高校が関西大会出場決定です。おめでとうございます!
兵庫県大会決勝戦は明日の12日です。
【兵庫県大会決勝】
5月12日10:30~@関西学院大学第3フィールド
関西学院高等部 vs 県立星陵高等学校
私は所用で行けないのですが、熱戦を期待しています☆
以上をもちまして、春の関西大会のトーナメント表がほぼ埋まりました。広島県からは崇徳高校が、東海地区からは南山高校がいずれも地区1位で春の関西大会出場を決めています!
※これまでこういうことは(や)さんにまかせっきりだったので慣れないことをしてみましたが、多分合っていると思います。ですが、詳しい情報は公式HPをご覧くださいm(_ _)m
春の高校アメリカンフットボール関西大会開催間近。皆さんも熱い戦いをご期待ください!
(終わり)