平成29(2017)年7月29日(土)、王子スタジアムにて行われましたパシフィックリムボウル 関西高校選抜(PLB-JAPAN) x アシュランド高校(Ashland High School Grizzlies)の試合レポです。
パシフィックリムボウルとは、アメリカのオレゴン州のアシュランド高校と関西高校選抜チームとの交流試合で、試合までの1週間程度はホームステイやお互いの文化を知ってもらうための活動なども行われます。
2年に1度の開催で、会場は日本とアメリカの交互となりますので、日本での開催は4年ぶりとなります。
関西高校選抜のメンバー表は、コチラ
アシュランド高校のメンバー表は、コチラ
(いずれも関西高校アメリカンフットボール連盟へのリンクです。)
まずはアシュランド高校のコーチ、選手の入場です。
そして円陣。
赤色のユニフォームなので、ぼーっとしてるとこちらが日本チームと勘違いしてしまうことも(^o^;)
ヘルメットはグリズリー(熊)の足型マークです。
続けて、関西高校選抜のコーチ・選手の入場です。
選手は背番号の逆順からの入場です。
4年前のジャージは青一色だったのですが、今回は横に赤のラインが入って、青部分も模様が入って、かっこいいですね
アシュランド高校側と関西高校選抜側の両方に入ってくれているウォーターボーイは、ユニフォームの色からして千里ファイティングビーの皆さんかな?
また、マネージャーとして啓明学院高校、県立星陵高校、浪速高校、府立池田高校の生徒さんが双方のチームに分かれて、チアリーダーは関西高校選抜側に啓明学院高校と大阪学院大学高校が、アシュランド高校側に箕面自由学園高校の生徒さんがついてくれていました。
ヘッドコーチの府立池田高校の大野恒彦先生のもとに、関西高校選抜の選手とマネージャーが集まります。
コイントス参加選手は、関西高校選抜が、4番LB久門慶太選手(啓明学院高校3年生)、13番WR鏡味巧磨選手(同志社国際高校3年生)、28番RB前田公昭選手(関西学院高等部3年生)。
アシュランド高校が、74番OL/DL Laughery選手、55番OL/DL Morey選手、4番WR/DB Feinberg選手、2番QB Swensen選手。
コイントスは勝利したアシュランドがリターンを選択。
関西選抜のキックオフ、アシュランドのリターンで試合開始です。
<第1Q>
関西高校選抜のキックオフキッカーは、写真↑一番左の20番K浅野由芙紀(ゆふき)選手(海陽学園中等教育学校5年生)。
アシュランド、3番Ret. Ekwall選手がキックオフリターンし、自陣27ヤード付近より。
対する関西高校選抜のディフェンス先発メンバーは、
DL:96番 手塚大介選手☆(関西学院高等部3年生)、54番 森 優大選手(浪速高校3年生)、69番 田中僚介選手(追手門学院高校2年生)
LB:4番 久門慶太選手☆(啓明学院高校3年生)、6番 竹内健輔選手☆(南山高校2年生)、19番 饗庭(あいば)大喜選手☆(滋賀県立虎姫高校3年生)
DB:17番 多賀 翼選手(立命館宇治高校2年生)、23番 中塚 賢(すぐる)選手☆(立命館守山高校3年生)、29番 浅木照平選手(立命館宇治高校3年生)、3番 村井翔哉選手(立命館宇治高校3年生)、82番 石間幹二選手(立命館守山高校2年生)です。
この時期の高校試合レポはいつも月刊タッチダウンのトップボーイズ紹介を兼ねていましたが、月刊タッチダウンが廃刊になってしまったので、今年は泣く泣くハドルマガジンのハイスクールスーパースターの紹介に代えさせていただきます。
以上の選手では、☆印付きの選手が選ばれている選手です。
LBは3人とも「スーパースター」に選ばれしメンバーですね。
そして、後衛・DB陣は5人とも立命館宇治高校・立命館守山高校のユニットで、23番中塚選手、29番浅木選手の長身SFを2枚置くという贅沢さです。
(写真↑は、3rdダウンの時のものです。)
この関西高校ディフェンス陣が、1stシリーズから活躍を見せます
まずは1stダウン、QBキープを6番LB竹内選手(南山;写真↑右)と17番DB多賀選手(立命館宇治)のタックルでノーゲインに。
2ndダウン10の7番RB Watson選手のランプレイも、54番DL森選手(浪速)と96番DL手塚選手(関西学院)らのタックルでわずか1ゲインに。
3rdダウン9、96番DL田中選手(追手門学院)のラッシュをかわして出たQBスクランブルも、4番LB久門選手(啓明学院)と17番DB多賀選手(立命館宇治)がしっかりケアし、1ヤードロスに仕留めます。
1stダウン更新できず、4thダウン10、80番P Rinefort選手がパント。
関西選抜、5番Ret福原楽選手(関西学院高等部3年生)がフェアキャッチし、自陣38ヤード付近より。
関西高校選抜のオフェンス先発メンバーは、
QB:10番 平尾渉太選手☆(啓明学院高校3年生)
OL:70番 牧野隼大選手☆(啓明学院高校3年生・180cm・115kg)、60番 速水 翼選手(関西学院高等部2年生・175cm・102kg)、72番 洲崎晋吾選手(滋賀県立虎姫高校3年生・184cm・120kg)、78番 藤原 快選手(南山高校2年生・179cm・102kg)、71番 水川将太選手☆(立命館守山高校3年生・185cm・110kg)
TE:99番 岡部亘成選手☆(啓明学院高校3年生)
WR:13番 鏡味巧磨選手☆(同志社国際高校3年生)、12番 糸川幹人選手☆(箕面自由学園高校2年生)、5番福原楽選手(関西学院高等部3年生)
RB:28番 前田公昭選手☆(関西学院高等部3年生)もしくは1番 安西寛貴選手☆(関西大倉高校3年生)です。
OL陣は5人とも0.1トン越えで、アシュランド高校に十分対抗できそうなサイズ感です
その中でも一番の巨漢は、184cm・120kgの県立虎姫高校3年生のC洲崎選手。
滋賀県2位チームとして春の関西大会出場を果たした県立虎姫高校からも、このパシフィックリムボウルに複数名の選手が参加しています。
今年4月に滋賀県高校大会のメンバー表を(ま)さんに見せてもらったのですが、県立虎姫高校の監督に立命館大学出身で立命館宇治高校でコーチをされていた矢盛巧磨さんが就任されているのを知ってビックリしました
その矢盛監督も、この試合のアシスタントコーチとして参加されています。
関西高校選抜、28番RB前田選手(関西学院)のラン×2で1stダウン更新。敵陣47ヤード付近へ。
同志社国際高校のOW(オフェンシブウエポン…QBとRBもしくはWRの兼任選手)である7番WR鏡味選手(写真↑右から2番目)のジェットスウィープでゲインも、続けては1stダウン更新できず、4thダウン3に。
アシュランド、自陣16ヤード付近より。
1stダウン、80番LB林茂樹選手(崇徳高校3年生)と23番DB中塚選手(立命館守山)タックルで5ヤードロス。
2ndダウン15、32番RB Harris選手のランで6ヤードゲインも、パス失敗で1stダウン更新できず。
4thダウン9、80番P Rinefort選手がパントも、関西高校選抜(26番宮崎大地選手(兵庫県立星陵高校2年生)かな?)のプレッシャーがきつく、これはショートに。
関西選抜、敵陣35ヤード付近から。
1stダウン、1番RB安西選手(関西大倉;写真↑中央)がディフェンダーを振り払って、約20ヤードのロングゲイン!敵陣15ヤード付近へ。
私たち2人は、「さすが安西くんw」と御満悦でした。
しかし、1stダウン、アシュランドの74番DL Laughery選手のQBサックで約10ヤードの大幅ロス!
2ndダウン20、10番QB平尾選手(啓明学院)のスクランブルでナイスゲインし、3rdダウン3まで陣地回復。
ハドルマガジンのスーパースターは、各ポジション最低限の人数しか選ばない月刊タッチダウンのトップボーイズと違い、数多く選ばれてありがたみが薄れる感じで、関西高校のQBはOWも含めて5人も選ばれているのですが。
関西高校のQBは、投げてヨシ、走ってヨシ、178cmと上背もあり、安定感抜群の啓明学院高校の平尾選手が、1択でもいいくらい群を抜いています。
そして、いつもは11番のQB平尾選手が、この日は10番平尾選手。
うぅーん、10番平尾選手は、私(や)にとって既視感がありますねw
(現・関西学院大学2回生のDB平尾拓真選手が、関西学院高等部時代に10番DB・Retで、メタメタにやられた思い出がw)
タッチダウンセレブレーション。
20番K浅野選手(海陽学園)のPATキックも成功。
ホルダーは、QBでもある16番横山恵太郎選手(立命館宇治高校3年生)。
関西高校選抜がタッチダウンで先制です!
その②に続く…。