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西日本学生代表校決定戦2016 関西学院大学 x 立命館大学①(や)

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平成28(2016)年12月4日(日)、万博記念競技場にて行われました西日本学生代表校決定戦2016 関西学院大学(前年関西学生2位)立命館大学(前年学生王者)の試合レポです。

 

今シーズンのリーグ戦開始直前のブログ「『甲子園ボウルへの道のり』西日本代表校決定戦の仕組みが変わりました!」で詳細を書かせていただきましたが、今年から関西学生2位校も西日本学生代表校決定トーナメントに出場することとなりました。

 

今年2016年の関西学生Div.1優勝校は、関西学院大学!

11月20日(日)、同じく万博記念競技場にて行われた関西学生Div.1最終戦では、関西学院大学が立命館大学を22-6で下し、再び関西学生王者に返り咲きました。

 

点差以上に関西学院大学の攻守圧倒が目立ったこの試合。

しかし、後半タイムアウト残数3が示すように、立命館大学は前半で2タッチダウン差をつけられて、あらがわなかったように見えました。

…というのも、リーグ最終戦で勝とうと負けようと、(立命館大学・関西学院大学とも、負けた場合にその前段のトーナメント準決勝にまわったとしても勝てるという前提で)、西日本学生代表校決定戦で再び、両者が対戦する可能性が高く、かつ、甲子園ボウルに出場できるのはリーグ最終戦ではなく西日本代表校決定戦の勝者。

なので、リーグ最終戦で、手の内を明かしてケガ承知でシャカリキに勝ちにいくことは、両者にとって最善の策ではないのです…。

 

関西学生2位となった立命館大学は西日本学生代表校決定トーナメント準決勝にまわることとなり、翌週11月27日(日)、博多の森陸上競技場にて、名城大学(東海学生代表)と対戦しました。

(自分たちの所属校が出場しないにも関わらず、準備や雨の中での開場、運営に御尽力くださいました九州学生連盟の皆さま、お疲れさまでした。ありがとうございました。)

結果は、20-38で立命館大学が勝利。

快勝とはいかなかったまでも、ケガで欠場していた選手たちが復帰し、次週の西日本代表校決定戦勝利=甲子園ボウル出場にむけて望みをつないだ試合でした。

 

前置きが長くなりましたが、つまりは、この西日本代表校決定戦が「本番」。

甲子園ボウル出場をかけて、関西学院大学と立命館大学の両雄が再び対戦することとなりました。

リーグ最終戦前から隣り駅の万博記念公園駅に設置されていた立命館大学の巨大看板(2m×10mくらい?)も会場にお目見えしました。

試合前日に、学生スタッフたちが徒歩で手運びで会場前まで運んでくれたそうです。

パンサーズファンの私としては、こういったスタッフのかんばりに報いるためにも、立命館大学に勝利してほしいところです。

 

この日の関西学院大学のスタメン表です。

 

次に立命館大学のスタメン表です。

 

今年の関西学生リーグのイメージソングを歌ってくださってる「ヨースケコースケ」さんのミニライブの後、いよいよ関西学院大学の入場です!

続けて、関西学院大学のビッグゲーム前の儀式「Fight on」。

 

ちなみに、立命館大学の入場は、その間に普通に。

 

両校整列後、主将・副将が前に出て、コイントスです。

関西学院大学の47番LB山岸明生主将(4回生)と立命館大学の73番OL西信一朗主将(4回生)のコイントスの結果、関西学院大学が勝利し、前半レシーブを選択。

別の試合レポでも書きましたが、今シーズンの関西学生Div.1は特に、コイントスに勝って後半レシーブを選択するケースが非常に多かったです。

しかし、ここは前半レシーブを選択し、関西学院大学の先制点が欲しい(立命館大学に先制点を取られて波に乗られたくない)との意思が感じ取れました。

 

キックオフ前に、立命館大学のビックゲーム前の儀式「オクラホマスタイル」です。
西主将の“Whose House ?”の掛け声に対して、周りの選手が“Rits House !”と答えます。

最後は“Win !”

 

この日は大雨が降る傘との予報でした。

私は開場されるキックオフ2時間前の12時ちょっと前に会場に到着しましたが、その時はまだ雨は降っていませんでした。

実は私のパンサーズファン仲間たちの間では「雨が降れば立命館大学有利」との前情報が出回っており、「勝てるならずぶ濡れになろうと構わない!むしろ、雨よ早く降れ!!」と、みんなカッパ等万全の雨装備で臨んだキックオフでした。

 

私はその頃はまだアメフトを見る習慣がなかったのですが、パンサーズファンのみならず関西学生アメフトファンの間で語り継がれる2004年のプレイオフでのシーズン2回目の関立(立関)戦「雨の長居」での立命館大学のタイブレイク(延長戦)の末の勝利。

奇しくも、この日は「雨の長居」と同じく12月4日、しかも同じく大雨との予報。

立命館大学は、リーグ戦最終戦の惨敗により関西学院大学有利と転じた前評判を覆し、勝利することができるでしょうか?

 

そして、キックオフ前になって、待望の雨が降り始めました。しかし、まだまだ小雨でした。

 

<第1Q>

立命館大学の35番K多田羅選手翔吾選手(2回生)のキックオフで試合開始。 
関西学院大学、24番R池永拓矢選手(4回生)がキックオフリターンし、自陣25ヤード付近から。 


先発QBは、6番伊豆充浩選手(4回生)。


6番QB伊豆選手→33番RB野々垣亮佑選手(4回生;写真↑)のパス成功でゲインし、2ndダウン1、40番RB橋本誠司選手(4回生)のランで1stダウン更新。自陣38ヤード付近へ。

続けて、22番RB加藤隆之選手(4回生)のラン、40番RB橋本選手のラン、33番RB野々垣選手のランで1stダウン更新×3。

あっという間に敵陣12ヤード付近へガーン

 

リーグ最終戦では、DB陣の穴を狙われパスを通されまくって旗色を悪くした立命館大学ディフェンス、もう同じ失敗はできないとばかり奥に走り込む関西学院大学WRたちにビタビタにマンツーでDBたちが張り付き、関西学院大学OLたちが立命館大学DLたちを押しのけてRBがその壁を突破すれば後はもうガラ空き。

関西学院オフェンスにキレイに第1ラウンド(リーグ最終戦)の裏をかかれ、パンサーズファンの私としては、はっきり言って、目も当てられない1stシリーズでした…えーん

 

しかし、守備範囲が狭くなるレッドゾーンオフェンス、立命館大学のナイスラッシュが効き、パス失敗で1stダウン更新できず。

慌てず騒がず、まずは1番K西岡慎太朗選手(4回生)の25ヤードフィールドゴール成功!
ホルダーは、38番石井宏典選手(4回生)。

関西学院大学 3-0 立命館大学、1Q残り8:06
関西学院大学、余裕のフィールドゴールでの先制点でした。

 

関西学院大学、1番K西岡選手がキックオフ。


立命館大学、リターナーを4人(1番猪熊星也選手(4回生)、5番森本紘介選手(4回生)、25番渡邉綾介選手(2回生)、32番西村七斗選手(3回生))配すという特殊な隊形を取っていましたが、

エースRBである32番R西村七斗選手がキックオフリターンし、自陣30ヤード付近から。


先発QBは、11番西山雄斗選手(3回生)。 


ラン、パス成功×2もあまりゲインなく、1stダウン更新できず。
4thダウン9、82番P宇治野健選手(3回生)がパント。

 
関西学院大学、あまりリターンできずも、自陣37ヤード付近から。


関西学院大学、攻撃を支えるOL陣は左から(写真で言うと右奥から)、70番井若大知選手(3回生)、72番清村壱成選手(4回生)、73番松井和史選手(4回生)、64番高橋良太朗選手(4回生)、59番藏野裕貴選手(4回生)。

下回生からスタメンを取っている選手も多く、特に70番井若選手は、1回生時から右利きのQBのブラインドサイド(死角)である左側を護るLTとして出場していました。

6番QB伊豆選手→16番WR安在航平選手(3回生;写真↑)のパス成功で1stダウン更新。敵陣48ヤードへ。


続く2ndダウン、6番QB伊豆選手→11番WR前田泰一選手(3回生;写真↑)のパス成功で1stダウン更新。

立命館DL・LB陣は、関西学院の強力なOL陣の壁を割ることができず、関西学院のオフェンス2ndシリーズでは、6番QB伊豆選手がパスを悠々と決めることができました。

続くシリーズ、ラン、パス成功であまりゲインなかったものの、3rdダウン9、6番QB伊豆選手→22番RB加藤選手のショベルパス成功で1stダウン更新…。

こういうところでのショベルパス成功でのゲインは、関西学院オフェンスの代名詞ですね。

またしてもあっという間にゴール前、敵陣14ヤード付近へ。

 

関西学院大学、ラン、パス成功もあまりゲインなく、3rdダウン9、6番QB伊豆選手のドローもダウン更新には至らず、4thダウン5に。

1番K西岡選手の27ヤードフィールドゴール成功! 
関西学院大学 6-0 立命館大学、1Q残り1:29
関西学院大学、フィールドゴールでまたしても余裕の追加点です。

 

関西学院大学、47番K山岸明生選手(4回生)がキックオフ。
最近では山岸主将が蹴ることは珍しいですが、U-19の時とか、昔は蹴ることもありましたね。


立命館大学、25番R渡邉選手がキックオフリターンし、自陣21ヤード付近から。 
ランもノーゲイン×2、ロングパス失敗で、またしてもほぼゲインできず、4thダウン10に。
 

第1Q終了、関西学院大学 6-0 立命館大学

 

点差こそついていないものの、関西学院大学が、関立(立関)戦第1ラウンドと同様、攻守とも押している第1Qでした。

そして、「雨よ、雨よ早く降れ~、そしてこの状況が好転してくれ~えーん」と、祈るばかりの私でした…。

 

その②に続く…。


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