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関西学生Div.1 2016 第1節 京都大学 x 龍谷大学③(や)

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平成28(2016)年8月27日(土)、エキスポフラッシュフィールドにて行われました関西学生Div.1 2016 第1節 京都大学 x 龍谷大学の試合レポの続きです。

 

第3Q終了、京都大学 21-21 龍谷大学

 

<第4Q>
京都大学、1stダウン10、自陣42ヤード付近から。

2ndダウン10、龍谷大学の1番DB児島健太郎選手(3回生)がロングパスをナイスカット。


しかし、3rdダウン10、19番QB田中大輔選手(3回生)→89番TE中辻威統選手(たかのり)選手(3回生)のパス成功で1stダウン更新。敵陣48ヤード付近へ。
88番TE佐々木主将(183cm・100kg)といい、この89番TE中辻選手(184cm・94cm)といい、京大のTEはラインメン並みの体格で、止めるのも大変ですあせる


龍谷大学の99番DL葛原一朗選手(2回生・龍谷大平安高校卒;写真↑)、45番LB中村智亮選手(4回生)の連続ナイスタックルで3rdダウン13に。
京大に背後への不正なブロックの反則があり、3rdダウン23に。
 

3rdダウン23、京都大学のロングパスを龍谷大学の4番DB引野(ひきの)佑大主将(4回生)がインターセプト!! 

(↑歓喜のお客さんの間から撮影)


京大オフェンスを断ち切るこの引野主将の決死のプレイに、サイドラインも、スタンドも大盛り上がりですDASH!
龍谷大学の自陣14ヤード付近からのオフェンスに。 
試合残り9:22

 

フォルススタートや91番DL仲井一輝選手(4回生)、11番DB名智雄一郎選手らのQBサック(写真↑)でロスし、3rdダウン20に。
龍谷大学、タイムアウト1回目。
試合残り8:45


龍谷大学、1stダウン更新できず、エンドゾーン内の苦しい位置からパント。 
京都大学、8番R須田克志選手(2回生・神大附属高校卒)がパントリターンし、敵陣37ヤード付近からのオフェンスに。
試合残り7:57
 

京都大学、ランで1stダウン更新。敵陣21ヤード付近へ。

続けてはダウン更新できずも、


17番K滑川周選手(4回生)の35ヤードフィールドゴール成功!

ホルダーは、80番尾崎龍平選手(4回生)。
京都大学 24-21 龍谷大学、4Q残り5:45
 

京都大学の17番K滑川選手キックオフはサイドラインわり。
龍谷大学、自陣35ヤードからのオフェンスを選択。
9番RB藤本拓弥選手(4回生)のラン、11番QB上田将輝選手(3回生)→14番WR野間健太選手(4回生)のパス成功で1stダウン更新×2。敵陣38ヤード付近へ。
試合残り4:14
 

しかし、1stダウン、パス成功後にファンブルロストガーン


京都大学がリカバーし、敵陣48ヤード付近からのオフェンスに!
このプレイに京都大学のサイドライン、スタンドは沸き返ります爆  笑
試合残り4:00

 

京都大学にホールディングの反則があったものの、龍谷大学は10ヤード罰退よりもダウンを進めることを選択し、これをディクライン。 
3rdダウン7、龍谷大学、タイムアウト2回目。
試合残り3:32

 

京都大学、ランプレイでゲインも、ダウン更新には至らず、4thダウン2に。 
京都大学のパントは、タッチバックに。 

龍谷大学、自陣20ヤードから。 
試合残り2:35
 

龍谷大学、パス成功も京都大学のロスタックルで、2ndダウン14に。 
逆転を賭けた最後になるかもしれないこのドライブでしたが、ここでエースQBの11番上田選手が負傷退場ガーン

 

龍谷大学、QBを1回生の16番山方開斗選手(大阪学芸高校卒)に。
実は開幕前展望で龍谷大学の注目の新人選手として紹介させていただいたQB山方選手、「秋リーグ戦ではケガさえなければ、必ず出番があるでしょう」と書かせていただきましたが、ま、まさかこんなプレッシャーのかかる大事な場面でリーグ戦初登板になるとは思いもしませんでした~あせる

 

京都大学のラフィングザパサーの反則、京都大学のパスインターフェアの反則で、1stダウン更新×2。自陣46ヤード付近へ。 
試合残り1:34

 

龍谷大学、ここでエースQBの11番上田選手が戻りました。
1回生QBの山方選手には荷が重かった場面だったかと思いますが、相手反則を呼び込み、オフェンスを進めることができました。
QBは、ちょっと前の言い方でいうと「もっている」というか、こういう勝利を呼び込む超能力的な才能も大事ですよね(笑)。

 

3rdダウン11、11番QB上田選手→6番WR井貝尋亜選手(4回生)のパス成功で1stダウン更新。敵陣42ヤード付近へ。

試合残り1分弱


龍谷大学、2ndダウン10、11番QB上田選手→14番WR野間選手のパス成功でゲインし、3rdダウンショート、11番QB上田選手→14番WR野間選手のパス成功からのラン(写真↑)で1stダウン更新。敵陣30ヤード付近へ。
パス失敗×3で続けては1stダウン更新できず、敵陣30ヤード付近で、4thダウン10に。

龍谷大学、タイムアウト3回目。 
試合残り0:23
フィールドゴールを蹴るとしたら47ヤード。

本来はパンターの岡田選手が代理でスコアリングキックを蹴っているこの試合の後半。
この距離のフィールドゴールが決まる可能性は低く、そのリスクを克服できたとしても、同点となるだけで逆転はできません。

同じリスクを背負うのであれば、逆転を狙えるタッチダウンを目指し、4thダウンギャンブルを選択します。

 

4thダウン10ギャンブル、11番QB上田選手→6番WR井貝尋亜選手のパス成功!

そこから右サイドライン際を駆け上がり…、


タッチダウン!! 
実は、この前のドライブでファンブルロストしてしまったのは、この6番エースWRの井貝尋亜選手だったのです…。


自分のミスを取り戻すべく極度の緊張状態から解放されたWR井貝選手は、この後、サイドラインでチームメイトに囲まれたところで、崩れるように座り込んでしまいました。

借りが返せてよかったね~~~えーん

 

このような「10ヤード以内であればゲインされてもよく、ロングゲインよるタッチダウンだけは避けなくてはいけない」シチュエーションでは、普通、後衛に人をたくさん割り付けるのですが(野球でいうと、必ずホームでアウトにできるよう前進隊形を取るような感じですね)、WR井貝選手をマークするディフェンス選手はCB1人になってしまっていました。

龍谷のエースWRを1人でマークさせるのは、京大CBにとっては、ちょっと酷でしたね…。
これはフォロワーさんに教えていただいたのですが、この時、京大ディフェンスはブリッツ(DL以外も含めたパスラッシュ)をかけていたらしく、また、龍谷オフェンスは井貝選手の逆サイドの左サイドにWRを3人配置するアンバランス隊形をとっていたため、その分、井貝選手のいる右サイドの後衛が手薄となってしまったようです。


借りを返すタッチダウンをあげたWR井貝選手も、ディフェンスの手薄な箇所を見抜き井貝選手を信じてパスを投じたQB上田選手も、京大ブリッツからQBを護った77番小嶋竜成選手(4回生)・79番山邊弘樹選手(3回生)・76番肥田悠哉選手(2回生)・67番宮川卓巳選手(3回生)・53番澤佑輔選手(4回生)のOL陣も、デコイやブロックにまわった他のWR、TE、RBも含め、まさに龍谷オフェンス一丸でもぎっとった逆転タッチダウンでした。

いや~、アメフトって本当におもしろいですね爆  笑!(水野晴郎さん風に)

 

41番K岡田尋法選手(4回生)のPATキック成功。 


京都大学 24-28 龍谷大学、4Q残り0:17
フィールドゴールの3点では逆転できない点差となりましたが、龍谷大学にとっては、一発タッチダウンを取られることだけは避けなければいけません。
 

京都大学、28番R宮路選手がナイスキックオフリターンし、自陣44ヤード付近からのオフェンスに。 
試合残り0:09

 

京都大学にとっては、あの1つか2つのプレイでタッチダウンまで持っていかねばいけない場面でしたが…、

パスをレシーブした京都大学WRがタックルを受けそうになり、一縷の望みをかけたバックトス龍谷大学45番LB中村選手がインターセプト!

試合残り0:01

 

京都大学、万策つきました…。

龍谷大学にとっては、ほぼ勝利を手中に収めた瞬間です。

 

龍谷大学、ニーダウン。

試合終了、京都大学 24-28 龍谷大学

(コーフンのあまり、珍しく、試合終了時のスコアボードを撮り損ねてしまいました汗

 

激戦を制した龍谷大学。

第2Qからは一転、京都大学ペースで、第3Qにはついに逆転されました。

また、その後、同点に追いつきながらも、第4Qにフィールドゴールで再びリードされ。

その後のオフェンスでのファンブルロスト。

試合時間残り少なくなった自陣深くからのオフェンスでのエースQBの負傷退場。

正直いうと、私はこういった面で何度も「もう、ダメだ~えーん」と思ってしまったのですが、サイドラインはあきらめた様子はまるでなく、集中力が素晴らしかったです。

 

特に、3回生エースQBの11番上田将輝選手、実は昨年の春は、立命館大学の3回生のエース11番西山雄斗選手とともに、2人の迷える「2回生エースQB11番」という感じだったのですが。

高校3年生から見ている2人ともが、すっかり立派なQBに成長してくれて嬉しいですね。

 

この激戦を制した龍谷大学の次節は、本日9月11日(日)15:30から、エキスポフラッシュフィールドにて、前年3位の関西大学と対戦します。

関西大学が一番最近で単独優勝した2009年以来の7年間は、その中での順位は入れ替われども立命館大学・関西学院大学・関西大学の3強の牙城は崩れたことがありません。

開幕前展望で、龍谷大学については「4強の一角を崩すことは不可能ではないでしょう」と書かせていただき、「おっしゃw、予想当たったwww!」と御満悦の私ですが、私の予想を上回って、関西大学まで喰ってしまえば、その強さは本物。

春の試合では、その関西大学に完敗してしまっただけに、モチベーションも上がっていることでしょう。

京大戦勝利に受かれることなく、関西大学戦に向けてがんばっておられるとの嬉しい情報もいただいておりますので、とても楽しみな対戦です爆  笑

 

一方の敗戦してしまった京都大学の次節は、本日9月11日(日)18:30から、エキスポフラッシュフィールドにて、前年5位の神戸大学と対戦します。

神戸大学は、同じ国立大学で最高学府の京都大学を非常にライバル視しており、3強よりもむしろ京都大学戦にむけて1年間準備をしてくるようなチームです。

京都大学が最後に逆転された場面を腕組みして見つめる、神戸大学のコーチ陣たち。

この最高のスカウティング材料をいかさぬ訳はありません。

京都大学 x 神戸大学の国立大学対決は、毎年すごく面白くなるゲームなので、告知遅くなりましたが、是非観に来てください!

現地観戦できない方には、GAORAでの生中継、もしくはrtvでの後日の録画中継がありますので、是非そちらで!

 

いや~、アメフトって本当におもしろいですね!(水野晴郎さん風に)

(大事なことなので、2度言いました。)

 

おわり。


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