遅くなりましたが、関西学院高等部vs同志社国際は前半を終わり、17-10と関西学院がワンポゼッションのリード。一度同点に追いついた同国でしたが、その返しのドライブで関学高がきっちり得点をして前半折り返しです。いよいよ後半戦! その前に。
同志社国際チアのハーフタイム!
アメフトでもチアでも、高校生のレベル高いなぁと感じる今日この頃です
ハーフタイム中の関学高等部!
59番菅野洋佑キャプテンを中心にハーフタイム中も真剣な関学高、集中力は切らしません!
ハーフタイム中の同志社国際!
こちらは逆転に向けての気合注入! 後半は同志社国際のレシーブからとなります。
では後半開始!
びしっとポーズが決まっている審判を見て、夫が思わず撮ってしまったに違いないワンショット。 いよいよ後半開始です!!
後半開始。
関西学院高K33三村快(2年)のキックオフ!
後半は関学高等部のキックオフから。
同志社国際、リターナー21番藤田成哉(3年)のキックオフリターンで同志社国際は自陣28ヤード付近から。
同志社国際はこの後半最初のドライブでの得点を目指します!
同国、自陣28YD付近より。
ファーストプレイ、QBは10辻耀介(3年)。
RT75寺井瑞基(3年)、RG53田中響(3年)、C51田中将祥(3年)、LG61中邑勇介(3年)、LT62梶本侑暉(3年)のラインメンが同国オフェンスの屋台骨です。
RB21藤田のランでゲインすると、QBを1番渡辺雅友(1年)に変更。QB1渡辺から……関学DL50岡大河(3年)選手、DL99近藤陸(3年)選手のものすごいプレッシャー! しかしプレッシャーを受けつつも渡辺選手から……
→WR13鏡味巧磨(2年)ロングパス成功!自陣46ヤード付近へ!
ロングパス成功でフィールド中央付近まで前進の同国。このまま順調に前進かと思いきや、ここから思わぬことでオフェンスはリズムを失います。
RB21藤田のランの後の2ndダウンで時間がなくなりタイムアウトを取った同国、RB21藤田のランも関西学院のDL96手塚大介(2年)のタックルであまりゲインなし。
同国エースRB藤田選手に襲いかかる手塚選手! さらにまた時間のなくなった同志社国際。ディレイオブゲームの反則で下がり、3rdダウン10へ
ディレイでロスヤードの同国、関西学院のDL59菅野洋佑(3年)のサックでロスし、FD獲得ならず。このドライブもパントに終わります
タイムアウトを使うべき場面というのは、もちろんあるかとは思いますが、40秒計の時間がなくなりタイムアウトを使わざるを得ないとはなんとももったいない。追いかける同国にとってこの後半最初の勝負のドライブでプレイコールが入らず、何度も時間切れとなったことは一つ大きな課題として残りました。スタンドからもため息が漏れるこの同国のバタバタした空気を見逃さず、華麗に仕留めた関学高菅野キャプテンのサックは天晴!
4ダウン12、同志社国際はパントへ。ここでリターンする関学高にビッグプレイ! 関西学院、R11高木宏規(3年)があれよあれよと走り……
30YDの目印の手前から走っているので、このリターンは……
およそ70ヤードを走り切り、パントリターンタッチダウン!
気がつけばもう前には誰もおらず。悠々と走り切る高木選手の俊足に誰も追いつけずリターンタッチダウンです!
57番の繁治選手が高木選手に駆け寄りセレブレート! タッチダウンをあげた11番高木選手に駆け寄る57番繁治選手! この写真がとっても良いので、(や)さんから提供してもらいました!!
K33三村のキックも成功!
KGHの強さの一つはキッキングの安定力だと思っている私ですが、今期もやはり強し。ホルダーはQBの奥野選手です!
高木選手の個人技であっという間に同国を突き放した関西学院。後半に入り、同国の追い上げを許しません。
3Q残り6:05【関西学院高 24-10 同志社国際】
追いかける同志社国際、21番藤田がキックオフリターンし、自陣27ヤード付近から。
1stダウン、
RB21藤田のランでFDを獲得し自陣38ヤード付近へ。しかしここから
関西学院のDL57繁治があわやインターセプトのナイスパスカット、さらに48番のパスカット!
48番くんのナイス左手! 関学高48番くんの名前が分かりません>< が、関学高Dが暴れまくってます!!
追い込まれた3rdダウンも関西学院のDL59菅野のサックで大幅ロスし、FD獲得ならず。同国はここもパントです。
関西学院、11番高木がパントリターンし、自陣48ヤード付近から。
関学高自陣48YDより、QBは再度
9番奥野耕世(3年)へ。関西学院もタイプの違うQBを使い分けますが、こちらはドライブごとにユニットが入れ替わる感じでしょうか。奥野ユニットのドライブ、RB28前田公昭(2年)のランやRB26島谷隆也(3年)のランでFDを更新し、ランプレイ中心のオフェンスで敵陣29ヤード付近へ! RB28前田選手にハンドオフするQB9奥野選手。ランランと進んできましたが……
関西学院、
QB9奥野から……脚のある奥野選手ですがここは自らの右腕で。奥野選手が投じたパスは……
→WR15黒津大和(2年)へパス成功! そのまま黒津がエンドゾーンに飛び込みタッチダウン!! ディフェンスのタックルをひきずりながら黒津選手がタッチダウン!
黒津選手に駆け寄る選手たち!
WR14山口選手や、RB28前田選手からのセレブレート!
K33三村のキックも成功し、関学高等部、いつでも得点は取れるんだよと言わんばかりの圧巻のドライブで同国をさらに突き放します!
3Q残り2:00【関西学院 31-10 同志社国際】
同志社国際、21番藤田がキックオフリターンし、自陣27ヤード付近から。
後半に入り、関学高の固いディフェンスに思うようにオフェンスをさせてもらえない同国。ランも関西学院の
佐藤?らのナイスタックルであまりゲインなし、
RB4和田尚人(2年)のランでゲインも……
とにかく同国は食らいつくしかありません。2年生RB和田選手のランで前進した3rdダウン、またしても時間がなくなり 同志社国際タイムアウト後半2回目。 3Q残り0:29
3rdダウン6、同志社国際RB21藤田のランでFD! 自陣45ヤード付近へ。
同国エースRB藤田選手、得意のスイープでFD! 3Q終了です!
3Q終了【関西学院高等部 31-10 同志社国際】
4Q開始。残りはあと1Qしかありません。
同志社国際、ここでQB1渡辺→WR13鏡味の24ヤードロングパス成功!敵陣31ヤード付近へ。
ようやく敵陣へと進入した同志社国際、ここは渡辺選手のパス。さらにQB10辻→EB21藤田へのスクリーンパス成功でFD! レッドゾーンへ!
第4Qに入りようやく敵陣18ヤード付近まで前進した同国、ここまでパス、スクリーンパスとテンポよくパスを成功させてましたが、何度も同じ手は通用しません。 QB10辻からのパスは関西学院のLB33三村がインターセプト!
同国エースレシーバー鏡味選手へのパスはさすがに読まれたか? キッカーも務める三村選手がするりとレシーバーの前に入る技ありのインターセプト! さらに三村選手のナイスリターンにより良いフィールドポジションから攻撃権はまたもや関西学院へと移ります!!
関西学院、LB三村のビッグプレイで、自陣48ヤード付近から。 ここも奥野ユニットです。QB9奥野のキープでFDを獲得し、敵陣42ヤード付近へ前進するもパス失敗、同志社国際のLB9坂本博希の2ヤードロスタックルで3rdダウンへ。
同国坂本キャプテンががつんとランプレを止めに行きます。3rdダウンのパスも失敗で関西学院高はこのドライブをパントへ。
攻撃権を手に入れた同志社国際、自陣31ヤード付近から。ですがここもオフェンスが関西学院のディフェンスに苦しめられます。
LB57繁治らのタックルでランは1ヤードロス藤田選手得意のオープンランをきっちりストップ! ゲインを与えない関学高ディフェンスです。さらにロングパス失敗、藤田のドローでゲインも、FDには至らず、4ダウン3に。
もう後がない同国は、4thダウンギャンブル、WR13鏡味選手が投げるスペシャルのパスも失敗で、ターンオーバー。
なんとレシーバーの鏡味選手に投げさせるスペシャルプレイで突破を狙った同国ですが、関学高DB34河南壮太(3年)が鋭いタックル! 鏡味選手もぎりぎりで投げるもパス失敗でターンオーバーです!
関西学院、敵陣32ヤード付近から。ここで
QBは12番林大翔(3年)へ。
RB26島谷のラン5YDとゲインするも……
島谷選手のランなどで前進も…
パス失敗の後の3ダウン5のランは、同志社国際のLB9坂本のナイスタックル!でノーゲイン
同国坂本キャプテンが右腕一本でストップ! なんとか関学高を4thダウンへと追い込みます。
関西学院高、長めの44ヤードフィールドゴールトライは、失敗。 試合残り3:56で攻守交代です。
残り4分と追いつくにも厳しい時間の同志社国際。自陣27ヤード付近から。 1stダウン、
QB10辻のキープでFD!3ポゼンッション、21点差をひっくり返すには厳しい残り時間。しかし、最後まで全力で勝利を目指す同国、QB辻選手の足でファーストダウン! 自陣37ヤードへ。
RB5幹田真也(2年)のラン、RB21藤田のドローで敵陣45ヤード付近へ。 QB10辻→WR13鏡味パス成功からのランで約35ヤードのロングゲイン!
走る鏡味選手! 同国は敵陣9ヤードとエンドゾーンまでもうすぐです。 試合残り2:19
関西学院のオフサイドで敵陣4ヤード付近から1stダウン。
QB1渡辺→WR13鏡味エンドゾーンへのパス成功タッチダウン!
鏡味選手ががっちりとキャッチ! 渡辺→鏡味のホットラインで同国意地のタッチダウン! 同国、6点を追加!
K24三木貴博(3年)のキックも成功! 三木選手のキックも成功! 同国は短時間でのタッチダウン獲得です。まだまだ残り時間は2分!!
試合残り2:02【関西学院 31-17 同志社国際】
試合残り2分少々。同志社国際はもちろんオンサイドキックです! しかしこのオンサイドは、
関西学院のLB6池辺悟(2年)が押さえて、失敗です!
池辺選手の視線がボールをとらえています。このオンサイド失敗で同国は万事休す!
関西学院、50ヤード付近から。 勝利を確信しているであろう関西学院高ですが、最後まで時間を使い切り攻め込みます。関西学院、WR85前川空(3年)がナイスパスレシーブも、ホールディングで取り消しに。 同志社国際のDB26前田裕太郎(2年)、DL57ダウニー・ブライアン(1年)らのナイスタックルなどで3ダウン13も、RB31中尾俊介(2年)へのピッチ、QB12林のキープでFD更新。
最後まで攻め手を緩めない関学高、RB31中尾選手のランなどで前進です!
タイムアウトを使いつつ、最後の1秒まで攻める関西学院ですがパス失敗が続き、QB12林→WR14山口パス成功もスコアには至らず、タイムアップ。
山口選手へのパス成功も得点には至らず。しかしながら関西学院高等部、危なげない勝利です!
試合終了【関西学院高等部 31-17 同志社国際高校】
試合終了後の整列!
関西学院高等部円陣!
同志社国際高校円陣!
以上お届けしました通り、関西大会準決勝は関西学院高等部の快勝となりました!前半は互角に近い戦いかと思われましたが、後半に入り関学がその本領を発揮。高木選手のパントリターンタッチダウンなどの個人技や、二人のQB奥野選手、林選手らのドライブでもお互いタッチダウンをあげるなど、豊富なオフェンスウェポンがその実力をいかんなく発揮した結果かと思います。また、ディフェンスも後半は同国のオフェンスを7点に抑えるなど、オフェンスディフェンスキッキングと春にしてハイレベルな隙のないチーム作りはさすが、脱帽です。
一方の同志社国際ですが、チームの持ち味、選手らの個性は発揮しましたが関西学院に完敗となってしまいました。オプションに定評のあるQB辻選手、藤田選手のラン、さらにパスが得意なQB渡辺選手からWR鏡味選手へのパスなど、自分たちの武器はこれだという部分は出せたと思いますが、総合力では関西学院高に敵わず。自分たちにできること、足りないことがはっきりとした試合となりました。しかしまだ春の試合、是非秋にはまたレベルアップしてこの関西大会に戻ってきてほしいと思います。が、そのためには京都府大会などを勝ち上がらなければなと今から戦々恐々です……。
あと、後半の40秒計がなくなってのタイムアウト、ディレイなどのドタバタはなんとしてもなんとしても!!秋までに修正してもらいたい。関西大会ともなると当然ですが、ベンチワーク一つとってもおろそかにはできませんね。
以上、準決勝でした。終わり。