後半開始 近大K5望月涼平(東海大学付属仰星 3年)のKick Off、 同志社DB6松本祐樹(高槻高 3年)のナイスリターン! 自陣33YDより
松本選手のナイスリターンで、同志社大学良いフィールドポジションからの攻撃です!
同志社大学自陣33YD付近より。これまでランはいいけれどもパスは不安定と言われてきた同志社大学のパスオフェンスが火を噴きはじめます!! QB8古角知也(豊中高 3年)→WR83服部巡(海陽学園 3年)へのパス成功を皮切りに……
さらにRB20山形のランの後、QB8古角→WR3光山周世(星陵高 3年)へロングパス成功! 連続写真で!
ぼっけぼけの写真ですが、好きなプレイなので連続写真2枚でお送りします! ディフェンダー二人にぴったりとマークされながらも綺麗にボールの軌道に体を入れると……
この球際の集中力を見てください!
見事な集中力で右手一つでキャッチ!!! さすが、同志社のビッグプレイメイカー光山くんの素晴らしいキャッチです! このロングパスが一気に同志社へ流れを引き寄せます!!
一気に敵陣13YDへ攻め込んだ同志社大学、ランは近大ロスタックル、近大インターフェアがありゴール前2YDへ。同志社ゴール前2YDよりの攻撃ですが、近大ディフェンスも負けずに食い下がります。RB20山形和嗣(同志社国際 3年)のランランもストップ!
近大ディフェンダーも必死で食い下がります。近大DL97山内天翔(近大付属広島 1年!)とDB21長嶺大樹(大阪産業大学付属高 4年)のナイスタックル! 同志社大学3rdダウン。
同志社後半1回目のタイムアウトの後、最後はRB35菅谷遊(同志社高 4年)のランでTouchdown!
オフェンスラインの頑張りとRB35菅谷選手の一瞬の切れ味でタッチダウン!!
OL78神野英煥(清風校 3年)がセレブレート!!
この後さらにベンチのみんなのところへ行き喜びを分かち合う菅谷選手! ナイス! 同志社大学同点に繋がるタッチダウンです!
TFPK41井上雄伍(星陵高 3年)のキックも成功!
ホルダーはレシーバーの草深選手ですね。同志社大学、後半開始早々のドライブでは、苦手とされていたパスを巧妙につなぎ、最後は菅谷選手のタッチダウン! 同点に追いつきます!
同点にされた近大は自陣38YDよりでしたが、ランノーゲイン、RB28久保のドロー5YD、パス失敗でパントへ。K5望月のパントはナイスパント!
近大の後半最初のドライブはパントへ。同志社キャプテンLB54松岡秀樹(清風高 4年)、DL68森脇秀太(同志社国際 1年)がRB28久保選手にロングゲインを与えません! 森脇兄弟の弟、秀太選手は同志社国際高校出身の1年生です!!!
ここからお互いディフェンス合戦。ディフェンスのビッグプレイが飛び出します!
落ちる手前のボールに左手をぐーんと伸ばす中村選手! 現地ではあっという間の出来事でしたが、写真で見返すとボールに対する執念が腕に乗り移ったかのよう。
そしてもちろん落とさず体を入れてキャッチ! 見事なインターセプトで攻守交代です!!
集中力と身体能力のたまものの中村選手のビッグプレイ!! 同志社大学ディフェンスが乗ってきました!
先ほどは同志社に出たビッグプレイが今度は近大長嶺選手へ! 目まぐるしく変化する展開にファンもついていけません。
あちこちと動くモメンタム、ボールはまたもや近大へ。落ち着いてオフェンスを続けたい近大ですが、ここでも思いもかけぬファンブルロスト発生。なんと、近大はまたもや攻撃権を失います
後半に入りエンジンがかかり切らない近大オフェンス、悪いことは重なるものでここもファンブルでボールを失ってしまうことに……。一方乗ってきた同志社ディフェンスボールを高々と掲げているのは同志社DL94小塚雅秀(同志社国際 2年)選手です!
ディフェンスの果敢な動きで得点のチャンスを得た同志社、敵陣20YDより。RB35菅谷のランでゲインし、さらにラン中ボールファンブルも落ち着いて拾って走りFD!
エースRB菅谷選手のパワフルなラン。ファンブルした後も冷静に処理する同志社オフェンスはじりじりと前進、近大エンドゾーンは目前です。
最後はQB8古角→TE84東海聡大(同志社香里 2年)パス成功Touchdown!
ここぞというときに頼りになるTEがいるのは本当に頼もしい! 東海選手がRACでエンドゾーンへ持ち込みタッチダウン! K41井上のキックも成功し、なんと後半ゲームをリードしたのは同志社大学! 逆転に成功です!
同志社ゴロキック、近大自陣45YDより。RB28久保のラン6YDで3Q終了。
いよいよ4Q開始、泣いても笑ってもあと1Qで勝負が決まります。追いかける立場に追い込まれた近大、QB8岡村綾土(大阪学芸 2年)→TE6長手拓哉(仁川学院高 4年)へパス成功!
4年生の長手選手へ!
その後4thダウンに追い込まれた近大は、パント隊形からのスペシャルでファーストダウン! 負けるわけにはいかないと意地のオフェンスを展開します。しかし、もう一度長手選手へのパス成功でFDを獲得した後のことでした。近大後ろパスをファンブル! 転々と転がるボールをいち早く拾い上げたのは、同志社LB37明原大地(同志社国際 3年)! ターンオーバー!!
劣勢に立たされボールが手につかない近大に対し、闘志むき出しに向かっていく同志社の選手たち。がっちりボールにかかっている同志社LB37明原選手の指が、「絶対に勝つんだ」という執念を物語っています! 近大オフェンスはまたもやターンオーバー、攻守交代です!
2年生QBの岡村選手、最後の意地を自らの脚で表していますね。FD!
しかし、後半勢いに乗る同志社ディフェンスがまたもや立ちはだかります。近大、反則で下がり、さらに同志社LB37明原のサックでロス! RB28久保のランでゲインも 3rdD8!
この久保選手へタックルに行っているのも同志社LB37明原選手か! 同志社スタンドで応援するワタクシはもうここらへん気が気がじゃなくなり、何度も何度も何度も何度も掲示板の時計を首が痛くなるほど見つめます。近大タイムアウト 残り2:26!
RB20山形選手のランを必死で止める近大DL90吉岡正尭選手(近大付属 4年)! しかし時計は進み……
タイムアップ! 同志社大学が勝利、Div1復帰です!!
試合終了の瞬間、勝利の雄たけびを上げる同志社オフェンス陣!! ここまでの長い道のりを思い返す私も涙涙。入れ替え戦は同志社大学の勝利で試合終了です!!
この入れ替え戦は、戦前の予想を覆すアップセットで同志社大学の勝利で幕が下りました。Div1 の7位とDiv2の2位とでは戦力差が違いすぎる、とはよく聞く話ですが、その戦力差を埋める不思議な力の源はと言えば、同志社大学の選手らのこの試合に賭ける熱い気持ちと答えるほかありません。特にディフェンス陣のボールに対する集中力は目を見張るものがあり、その気迫が近大をじわりじわりと追い込んだ結果かなと思います。
近畿大学からするとこんなはずでは、と後悔の残る試合となったのではないでしょうか。前半、順調に前進できていたオフェンスが後半に入り同志社Dのビッグプレイなどにも阻まれ全く進まなくなってしまった。そして、劣勢を感じ取るにつれ勝利に対する焦りから歯車が噛みあわなくなる……。モメンタムの怖さと言えばそれまでですが、後半に喫したターンオーバー3つがチームを苦しめまさかの敗戦に、ファンの嘆きを思うと胸が痛くなります……。来季Div2で戦うことになってしまった近大ですが、しかし実力は折り紙つき。この悔しさをバネにさらに強くなった近大がDiv2でどれだけ暴れるのか、恐ろしくもあり楽しみでもあります。
そして、同志社大学……。いやー、ダメですね。この試合は。同志社ファンのワタクシはどうもエモーショナルになってしまって。随分時間も経ったので冷静にレポできるかなと思っていたのに、写真を見返すだけで涙が溢れてきます……わーん 思い返せば、対甲南戦。この勝負に勝たなければDiv1復帰は難しいとされていた試合に敗れ、絶望を味わったあの日。そこで腐ってダメになってしまってもおかしくなかったチームが、この短期間で悔しさを力に変え、これだけの戦う集団となってフィールドに現れてくれたことに本当に私は感謝しています。わーん
(終わり)