平成27(2015)年11月22日(日)、ヤンマースタジアム長居(長居陸上競技場)にて行われました関西学生Div.1 最終節(第7節) 関西学院大学(昨年1位) x 立命館大学(昨年2位)の試合レポの続きです。
第1Q終了、関西学院大学 0-3 立命館大学
<第2Q>
関西学院、3rdダウン2、自陣31ヤードから。
6番QB伊豆選手(3回生)のキープで45ヤードのロングゲイン!敵陣24ヤード付近へ。
4thダウン1ギャンブル、6番QB伊豆選手のキープで1stダウン更新し、敵陣13ヤード付近へ。
立命館大学、ここで関西学院の15ヤード罰退しての3rdダウンやり直しではなく、罰退はないもののロスオブダウン(4thダウン)となるディクライン(反則の放棄)を選択。
1番K西岡選手(3回生)の27ヤードフィールドゴール成功!
ホルダーは、38番石井選手(3回生)。
関西学院大学 3-7 立命館大学、2Q残り8:27
立命館大学の反則ディクラインは、失点ゼロか失点7点かのギャンブルより、確実に3点失うことを選んだもので、結果論ですが、これはなかなかに冷静かつクレバーな判断だったと思います。
関西学院、1番K西岡選手がキックオフ。
立命館、2番渡邉選手(1回生・日大三高卒;写真↑右)がキックオフリターン。
リードブロッカーは、32番西村七斗選手(2回生・大産大附属高卒;写真↑左)。
その先導役の32番西村選手(写真↑左から2番目)が、関西学院キッキングカバーチームを次々とブロックし…、
2番渡邉選手がキックオフリターンタッチダウンΣ(゚д゚;)!
18番K栃尾選手(3回生)のPATキック成功。
関西学院大学 3-14 立命館大学、2Q残り8:12
この最終節の展望として書かせていただいた立命x関大戦レポで「最終節では隠し玉となるかも!?」と紹介させていただきました2番渡邉綾介選手が、予言どおりやってくれました(*^ー^)ノ!
立命館大学、16番K池上選手(3回生)がキックオフ。
関西学院、キックオフリターンし、自陣21ヤード付近から。
28番RB高松選手(2回生・箕面自由学園卒)のラン、24番WR池永選手(3回生)のランで、1stダウン更新×2。敵陣42ヤードへ。
6番QB伊豆選手→85番木下豪大選手(4回生)のロングパス成功で約40ヤードのビックゲイン!
敵陣2ヤード付近へ。
しかし、40番RB橋本誠司選手(3回生)や6番QB伊豆選手のラン×3も、立命館大学の堅守に阻まれ、タッチダウンには至らず。
1番K西岡選手の20ヤードフィールドゴール成功!
関西学院大学 6-14 立命館、2Q残り5:20
立命館大学が、第1Q終了間際のゴール前オフェンス、ギャンブルでタッチダウンを奪い取ったのに対し、関西学院大学は、ゴール前4thダウンでいずれもフィールドゴールを選択。
慌てず騒がず確実に加点し、逆転のチャンスを待ちます。
関西学院、30番K千葉選手(4回生)がキックオフ。
立命館、32番西村七斗選手がキックオフリターンし、自陣40ヤード付近から。
関西学院の37番DB小池選手(4回生)のロスタックルで、1stダウン更新に至らず。
パント時に立命館の反則があり、パント蹴り直しに。
4thダウン11となり、82番P宇治野選手(2回生・千葉日大一高卒)がナイスパント。
このボールを関西学院のリターナーがファンブルし、立命館の38番奥野(弟)喬平選手(2回生)がリカバー!
引き続き、立命館の敵陣8ヤード付近からのオフェンスに!
このビッグプレイに、一番敵陣深くにいたはずの82番P宇治野選手、思わず駆けつけたようですね(^_^)
関西学院、タイムアウト1回目。
立命館、32番RB西村選手などのラン×2もあまりゲインなく、3rdダウン・ゴール前6ヤード、タイムアウト1回目。
前半残り1:42
立命館、11番QB西山選手のキープもタッチダウンに至らず。
関西学院、タイムアウト2回目。
前半残り1:33
18番K栃尾選手の24ヤードフィールドゴール成功!
ホルダーは14番宇野選手(4回生)。
関西学院大学 6-17 立命館大学、2Q残り1:29
立命館大学、16番K池上選手がキックオフ。
関西学院、10番田中雄大選手(4回生)がキックオフリターンし、自陣25ヤード付近から。
立命館のスポーツマンらしくない行為の反則で1stダウン更新。自陣39ヤード付近へ。
しかし、残り時間が少ないことから無理はせず、スコアには至らずタイムアップ。
前半終了、関西学院大学 6-17 立命館大学
立命館大学がリードしていますが、ハーフタイムに関西学院公式Twitterアカウントから発信された前半終了時点スタッツによると、獲得ヤードは関西学院が148ヤード、立命館大学は53ヤードでした。
立命館大学がターンオーバーでいい位置からオフェンスできていたことと、ナイスパントで関西学院大学を自陣深くまで押しやれていたこと、ゴール前ディフェンスでタッチダウンを阻止できていることなどが、このスコアに繋がっているのでしょう。
<第3Q>
関西学院の30番千葉選手のキックオフで後半開始。
立命館、32番西村選手がキックオフリターンし、自陣40ヤード付近から。
1stダウン更新できずも、4thダウン10、82番P宇治野選手がナイスパント。
関西学院、自陣11ヤード付近から。
1stダウンで立命館の91番DL大野選手(3回生)のQBサックで5ヤードロスしたこともあり、1stダウン更新できず、4thダウン8、1番P西岡選手がパント。
立命館、自陣43ヤード付近から。
1stダウン、11番QB西山選手(2回生・立命館宇治高卒)→81番TE成田選手(1回生・立命館宇治高卒)のパス成功で20ヤードのロングゲイン!敵陣37ヤードへ。
続いて1stダウン15、2番渡邉選手のランで26ヤードのロングゲイン!敵陣16ヤード付近へ。
3rdダウン5、11番QB西山選手が58番DL藤木選手(2回生・関西学院高卒)のタックルを受け、ファンブルロスト(>_<)!
関西学院の66番DLパング選手(3回生;写真↑一番右)がボールを押さえて、ターンオーバー!
現地ではわかってなかったんですが、ファンブルフォースは58番DL藤木選手だったんですね。
58番DL藤木選手は関西学院高等部時代は主将で、3回生の時は、春の関西大会、秋の全国大会とも、関西決勝でいずれもQB西山選手率いる立命館宇治高校に敗れています。
それだけに魂のこもったタックルであったのでしょう。
関西学院、失点の危機を脱し、自陣16ヤード付近からのオフェンスに。
立命館大学の91番DL大野選手のロスタックルなどもあり、1stダウン更新できず、1番P西岡選手がパント。
立命館、自陣43ヤード付近から。
2ndダウン5、11番QB西山選手から…、
(OL陣、ナイスパスプロテクションです)
86番猪熊選手(3回生)へのロングパス成功!
…からのランアフターで、計38ヤードのロングゲイン!敵陣5ヤード付近へ。
しかし、1stダウン更新できず、立命館大学、フィールドゴール隊形に。
ここで関西学院、フィールドゴールブロックΣ(゚д゚;)!
関西学院の10番DB田中雄大選手(4回生)がリターンし、ロングゲイン!
このまま逆タッチダウンかと思われたところ、これを阻止したのはなんと立命館の14番ホルダーの宇野選手!
ホルダーの位置からここまで走って、なんとか追いつきました
ともあれ、関西学院の敵陣15ヤード付近からのオフェンスに!
関西学院、3rdダウン15、タッチダウンパスを立命館の20番DB長尾選手(4回生)にカットされ、1stダウン更新できず。
カットの瞬間の写真は撮れませんでしたので、その後のセレブレートの写真を。
20番DB長尾選手は162cmと小柄ですが、WRの前にまわりこんでジャンプ一番、ナイスパスカットでした
関西学院、ここで4thダウンギャンブルを選択。
今度はタッチダウンパスを立命館の39番DB橘選手(2回生)にカットされ、ターンオーバー!
立命館、自陣20ヤードからのオフェンスに。
しかし、2ndダウン10、関西学院の2番DB岡本選手(3回生)がインターセプト!
関西学院の敵陣30ヤードからのオフェンスに!
ディフェンスがすぐさま攻撃権を取り戻してくれました
これに応えたい関西学院オフェンス、
1stダウン、6番QB伊豆選手→91番TE山本俊太朗選手(4回生;写真↑)のパス成功でロングゲイン!一気にゴール前5ヤード付近へ。
最後は、6番QB伊豆選手→86番WR松井選手(1回生)のタッチダウンパス成功!
ここで関西学院、タイムアウト1回目。
3Q残り0:24
関西学院、トライフォーポイントのプレイはパス失敗で、2点コンバージョン失敗。
関西学院大学 12-17 立命館大学、3Q残り0:24
PATは無得点となったものの、関西学院、ついにタッチダウンです!
関西学院、30番K千葉選手がキックオフ。
立命館、42番長谷川航平選手(4回生)がキックオフリターンし、自陣40ヤード付近から。
32番RB西村選手のランでゲインし、2ndダウン4に。
第3Q終了、関西学院大学 12-17 立命館大学
前半はターンオーバーなどもあり有利に試合を進めていた立命館大学ですが、第3Q終了間際、関西学院大学が待望のタッチダウンをあげ、1ポゼッション差まで迫ってまいりました…(>_<)
その③に続く…。