Xリーグ及び関西学生リーグは先々週末から、高校大会も兵庫大会、滋賀大会はすでに開幕していますが、今週末9月13日(日)から大阪高校大会が開幕します
それに先立ちまして、簡単に展望と注目選手を御紹介させていただこうと思います。
(日程及び会場等は、関西高校アメフト連盟の公式HPでご確認ください。)
ワタシが本格的に大阪高校大会を見始めてからは、どこかに強豪校ひしめく「死のブロック」があったのですが、今年の秋大会はそのように極端なブロックはなくて、ほっとしました(^_^;)
秋の大阪大会はブロックごとに総当たり戦を行い(2校しかないブロックもありますが)、一番勝ち点の多いチームがトーナメントに勝ち上がる方式です。
そして、春大会と同様、上位3校が全国大会に出場できる仕組みです。
それでは、ブロックごとに展望してみましょう。
<Aブロック:府立池田高・浪速高・関大一高>
春大会2位の池田高校がシード扱いとなっているブロックです。
しかし、府立池田高校は関西大会出場の原動力となった主力の3年生が春大会で引退していますので、戦力ダウンは否めないでしょう(>_<)
ただし、関西大会まで勝ち進み公式戦数が多かったこともあり、スタメン機会の多かったOLの56番八田選手や64番中俣選手、47番DB黒川選手を中心に、他の春引退チームに比べれば、試合経験のある2年生が多く、善戦が期待できます。
府立池田高校の56番OL八田選手(2年生;写真↑青ジャージの1番左)と64番OL中俣選手(2年生;写真↑青ジャージの1番右)
OL5人中2人が2年生で、引退喪失が少ないのが強みですが、さすがにブロック勝ち抜けまではしんどいかなぁ…。
ですので、Aブロック勝ち上がり第一候補は、関西大学第一高校です。
関大一高は、春の大阪大会では2回戦で大阪3位となった関西大倉高校に敗戦し、春の関西大会は出場叶わずでしたが、戦力は十分揃っています。
関大一高の注目選手は、2番TE/LB/P若松選手(3年生)です。
3年生の今年はTEとしてタッチダウン誌のトップボーイズ・キャンディデート(候補生)として選ばれているスラッシュプレイヤーの若松選手ですが、2年生の去年はPとしてトップボーイズに選ばれています。
対戦相手スタンドもどよめく長距離パントと186cmの長身を活かしてのロングパスレシーブは圧巻です。
他にも、パワフルなタックル・ランを見せてくれる99番DL/FB中川選手(3年生)、いいところでレシーブ・インセプをしてくれる18番WR/DB小田選手(3年生)、スピードが魅力の6番RB/RET廣田選手(2年生)にも注目していただきたいです。
浪速高校は、新人戦が2戦2敗、春の大阪大会は1回戦の清風高校戦で敗退でしたので、関大一高がいるこのブロックを勝ち上がるのは難しそうです。
注目選手は主将でもある1番TE/DL中山選手(3年生)です。
<Bブロック:府立芦間高・大産大附属高・近大附属高>
<Cブロック:箕面自由学園高・清教学園高・追手門学院高>
ベスト4に上がるためには、Bブロック勝者とCブロック勝者の対戦がありますので、この2ブロックはまとめて展望したいと思います。
このブロックは箕面自由学園高校と大産大附属高校の強豪2校が、勝ち抜け候補といえるでしょう。
まずは、箕面自由学園高校について。
春の大阪大会では、準決勝で府立池田高校に敗れ、3位決定戦で関西大倉高校に敗れ、大阪4位となり、関西大会進出なりませんでした。
トップボーイズにも選ばれている75番OL/DL松永選手(3年生・主将;写真↑右下アオテンしている選手)、72番OL/DL川部選手(3年生;写真↑中央)などを擁する攻守ラインは、大阪一強力で、箕面自由学園高校がC・Dブロックの勝ち上がり第1候補です。
オフェンスバックス陣で注目していただきたい選手は、18番WR森岡選手(3年生)です。長身ではないもののキャッチに対する集中力が素晴らしく、箕面自由学園パッシングオフェンスのメインターゲットの1人です。
ディフェンスバックス陣では、9番DB山下選手(3年生)が、178cmと長身でいい動きを見せていました。
次に、大阪産業大学附属高校について。
春の大阪大会は、1回戦で大阪3位となった関西大倉高校と対戦し、初戦敗退となってしまいました。
ここ3大会(1年半)、関西大会・全国大会出場を逃してしまっている名門・大産大附属高校には、そろそろ復活していただきたいのですが…(>_<)!
大産大附属高校は、Bブロックを勝ち上がれても、箕面自由学園相手に勝つのは難しいかなぁ…(>_<)(>_<)
注目選手は、DB/WR/RETで主将の13番森上選手(3年生)と3番TE/LB/P小倉選手(3年生)です。
182cmと長身で、ロングパスターゲッターとしてスタンドを沸かせるプレイが魅力の3番TE小倉選手(3年生)
あと、個人的に好きなチームは、清教学園高校です。
新人戦では箕面自由学園、高槻高校、大阪大会では大正高校戦勝利後、再び箕面自由学園と、強豪校ばかりと当たって気の毒でしたが、いいチームでした。
清教学園の3年生の引退時期は少し変わっていて、春大会をもって引退するか、秋大会をもって引退するか、自分で選べるそうです。
なので、もしかして、すでに引退されているかもしれませんが、注目選手は6番QB本田選手(3年生)と44番TE/DL勝田選手(3年生)です。
6番QB本田選手は、冷静にレシーバーを見極めることができるナイスパサーで、私が好きなタイプのQBです(^_^)
44番TE/DL勝田選手は、2年生の時から目立っていて、183cmの長身とスピードを活かして、QBサックやロスタックルを量産していました。
10番RB/LB太田選手や96番WR/DB楠本選手などなど、他にもいい選手いますが、いかんせん3年生の選手たちは、まだ現役で試合に出場するかどうかはクエスチョナブルです
追手門学院高校は、これまでなかなか大阪ベスト4に進出できていませんが、チーム力は大会ごとに上がっているように感じます。
春の大阪大会は、1回戦で箕面自由学園相手に敗戦してしまいましたが接戦でしたので、秋も善戦が期待できます。
新人戦と春の大阪大会では、9番WR/DB松下選手(3年生)、21番LB/TE海崎選手(2年生)が印象に残りました。
近畿大学附属高校は、新人戦は2戦2敗、春の大阪大会1回戦は大阪学芸高校相手に敗退していますので、大産大附属高校相手に勝ち上がるのはちょっとしんどいのではと感じます。
大阪大会は拝見できていないのですが、その前の新人戦では、WR/DBであり、PでもRETでも主将でもある1番藤川選手(3年生)が印象に残りました。
府立芦間高校は、人数不足の影響からか、新人戦、春の大阪大会と欠場で、この秋の大阪大会が今年初公式戦となります。
新入部員がたくさん入ってくれて、選手が1人でも多く増えてくれているといいのですが…。
<Dブロック:関西大倉高、清風高、府立箕面高>
<Eブロック:府立豊中高、大阪学院高>
先ほどのBブロック・Cブロック同様、ベスト4に上がるためには、Dブロック勝者とEブロック勝者の対戦がありますので、この2ブロックはまとめて展望したいと思います。
このD・Eブロックの勝ち上がり第1候補は、関西大倉高校です。
春の大阪大会は、準決勝で関西大会優勝の高槻高校に敗れ、3位決定戦で箕面自由学園高校に勝利し、大阪3位として関西大会に出場しました。
LB3人衆が強力で頼もしいのですが、その中でも、トップボーイズ・キャンディデートに選ばれている9番LB徳茂選手(3年生)が注目選手です。
ロスタックル量産で、春大会時点では頼れる主将でもありました。
他には、キックオフキッカーとリターナーも兼任の22番WR/DB荒尾選手(3年生)に注目していただきたいです。
今年の大阪高校の3年生は長身のWRやTEが多く、見ていて楽しいのですが、その中でも荒尾選手はボールをもぎ取る心技が強力で、なかなかに気が強そうです。(←とっても誉め言葉です)
181cmの長身のため細身に見えますが、ランアフターやリターン時にディフェンダーを吹っ飛ばしてしまうパワフルさを兼ね備えています。
WRと競り合ってインターセプト奪取の22番DB荒尾選手
こういう強気なインセプ(もしくはレシーブ)ができるのは、大阪では荒尾選手くらいかなぁ…。
関西大倉高校と同じDブロックであるのは、清風高校と府立箕面高校ですが、いずれも3年生が春大会で引退しているので、戦力ダウンは必至です。
春大会の清風高校は、新人戦で大産大附属高校に勝利し、大阪大会2回戦で大阪2位となった府立池田高校相手に接戦で敗れてしまったものの、躍進を見せました。
しかし、その時の主力選手の多くが3年生で引退してしまっているため、再建の秋大会になると思われます。
2年生以下で印象に残っている選手は、ナイスタックルやサックを見せてくれていた1番LB/RB河田万葉選手(2年生)です。
府立箕面高校は、春の大阪大会1回戦、大阪2位となった府立池田高校相手に敗退してしまいました。
府立箕面高校も、春大会の主力選手の多くが3年生で引退してしまっているため、秋は苦しい戦いになると思われます。
2年生以下で印象に残っている選手は、17番K/P/DB/WR石田選手(2年生)です。
プリンスボウルではインターセプトもあげていましたね。
Eブロックは、府立豊中高校と大阪学院大学高校の一騎打ちです。
府立豊中高校は、春の大阪大会1回戦、関大一高相手に惜敗し、初戦敗退となりました。
…このブロックはこの文言のコピペばっかになってしまうのですが…、春大会の主力選手の多くが3年生で引退してしまったため、戦力ダウンは必至です。
ただ、春大会でスタメンではなかった2年生ライン陣に180cmオーバーの体格のいい選手が多く、春大会後の練習次第では善戦できるのではないかと思います。
不思議なことに、豊中高校は公立高校なのでセレクション(スポーツ推薦)がないにもかかわらず、180cmオーバーの体格のいい選手が常に多いイメージです。
2年生以下で印象に残っている選手は、180cmと長身WRの1番村瀬選手(2年生)です。
大阪学院大学高校は、新人戦は府立豊中高校、関西大倉高校、春の大阪大会1回戦は高槻高校と、いずれも強豪校ばかりと当たってしまったこともあり、春シーズンは勝利を挙げることができませんでした。
よしんば、再建モードの豊中高校に勝ったとしても、Dブロック勝者(予想は関西大倉高校)に勝つのは難しそうです。
印象に残っている選手は、150cmと小兵RBの35番RB榊原選手(3年生)です。
<Fブロック:高槻高・府立大正高・大阪学芸高>
春大会1位・関西大会優勝の高槻高校がシード扱いとなっているブロックです。
このブロックが一番接戦になりそうな気がします
春の関西大会優勝の高槻高校といえども、強力選手揃いの3年生が春大会で引退していますので、戦力ダウンが大きいことは否めません。
ただし、19番WR/DB平井選手と57番OL/DL藤井選手以外はスタメンではなかったものの、勝ち進むチームは公式試合数も多いので、高槻中学での実績も含め、試合経験を積めている2年生は他の春引退の高校に比べればずっと多いです。
また、高槻中学からの経験者である1年生は即戦力として期待できます。
…とはいえ、1年前の秋の高槻高校ほどの戦力は、ないかなぁ…。
春大会は引退したエースWR2番岡崎選手(3年生)に次ぐパスターゲットであった19番WR/DB平井選手(2年生)。高槻高校の新たなエースWRとして期待されます。
この高槻高校の対抗馬が、大阪学芸高校です。
春の大阪大会2回戦では、関西大会優勝の高槻高校に悔しいコールド負けを喫してしまいました。
大阪学芸高校は、2年生時からスタメン出場している3年生も多く、メンバーが入れ替わった高槻高校相手に、どれだけ対抗できるか注目です。
プリンスボウルにも出場し2年生時からスタメンの78番OL/DL岩澤選手(3年生・主将)と76番OL/DL清水選手(3年生)、186cmと長身パサーの10番QB山方選手(3年生)、春大会でのナイスタックルが目立った88番DB/WR/P/RET武部選手(3年生)が注目選手です。
78番DL/OL岩澤選手(3年生;写真↑左のタックルしている選手)と76番DL/OL清水選手(3年生;写真↑右)。大阪学芸高校は、高槻高校相手に春の雪辱を果たしたいところです
府立大正高校は、春の大阪大会1回戦、清教学園高校相手に敗戦はしましたが、いいチームでした。
人数は少ないですが、タッチダウン誌の高校名鑑によると、体格のいい1年生がライン選手として複数入部してくれた模様で、善戦が期待できます。
注目選手は、ナイスパサーでプリンスボウルではLBとしても活躍していた24番QB/LB林大希選手(2年生)、トップボーイズ・キャンディデートにも選ばれている22番WR/QB/DB/RETの22番松田選手(3年生)です。
府立大正高校の24番QB林選手率いるパッシングオフェンスが、高槻高校、大阪学芸高校相手にどれだけ通用するか期待されます。
以上、ブロックごとの展望をつらつらと書かせていただきましたが、ワタシの全国大会への勝ち上がり予想は、
1位:箕面自由学園高校
2位:関西大倉高校
3位:関西大学第一高校
です。
箕面自由学園高校の攻守ラインの安定性が、一番の予想根拠です。
とはいえ、自分で予想しときながら何ですが、「秋大会がこんなコンサバティブな結果になるわけないよな…」という思いも反面。
ワタシが「あんな予想して、す、スイマセンでした~…orz!!」と平謝りするハメになるような、この3校以外からの思わぬ勝ち上がりに期待しています。
特に、今大会が高校アメフト最後の大会となる3年生の皆さん、がんばってくださいね(*^ー^)ノ
おわり。