皆さんご存知かと思いますが、この春の京都府大会は近年まれにみる大混戦となりました!昨秋の京都府代表であり京都強豪校の代名詞ともなっている立宇治が龍谷大平安にタイブレークの末まさかの敗戦。その結果ここまで一勝一敗の結果となり、この同国戦でまず勝ってさらに抽選で関西大会への切符を勝ち取ることが必要となってきます。一方の同国は龍谷大平安に一点差で勝利をものにしここまで二勝。この最終戦で立宇治に勝利すれば単独一位で京都府代表が決定しますが、もちろん敗戦すれば同じく三校が一勝一敗で並び抽選の上京都府代表が決定します。
最後の最後の大一番とあって、両校ベンチも応援もヒートアップ! ものすごい熱気に包まれています
コイントスの模様!
同国:12番岡田航、78番馬目健、55番三浦直輝
立宇治:21番西田晃大主将、17番家田泰成、88番田中陽太郎、80番浦本剛
立宇治円陣
この試合のカメラも夫ですが一番の瞬間は逃してますね(汗; いやー、この時の熱い掛け声をお伝えしたかった!!「手負いの獣の恐ろしさを思い知らせてやるぜ」といった感じの、お腹にずどんと来るような熱い檄が何度も何度も飛んでいました!
同国円陣
こちらも気合十分で引き締まった声がグラウンドに響きわたります! なんといってもホームグラウンド、たくさんの観客の前で素晴らしいパフォーマンスを披露し勝利を掴みたい!
コイントスは勝利した同国が後半チョイス。同国のKO、立宇治のレシーブで試合開始です!
立宇治1番村井のリターンで攻撃開始です。立宇治QBは12番福井(1年生)登場!
立宇治は秘策を隠しているはず、と予想はしていましたが、これがとっておきの隠し玉!! なんとまだ1年生、入学したばかりの福井くんがスターターQBとして登場。パスを冷静に決めていきます!
この立宇治のパス攻撃が強烈です。QB12福井→WR81長尾パスへ成功で前進すると、QB12福井→WR88田中RACロングゲイン!
取ってからのRACでロングゲイン! 試合前の円陣でも大きな声で周りを鼓舞していたムードメーカー(多分)田中副将が一気に敵陣へ!
さらにスプレッド隊形からの攻撃が同国ディフェンスを混乱に陥れます。WR4魚谷のジェットスィープ?8YD、パス失敗、WR4魚谷のランでFD!ゴール前へ
自慢の脚力で一気にディフェンスを振り切りゴール前へWR4魚谷選手! どちらもジェットスィープだったんでしょうか。ランなのかパスなのかとにかく攻撃が読みづらく、私もプレイについていけてません><
エースRB12岡田選手のランはやっぱりマークされていますね。立宇治DB15喜多選手ががっちりと止めています。同国のパント短く、立宇治敵陣40YD付近より攻撃です!
中央に大きなホールが開いていますね、ライン戦でも立宇治が優勢か。ここを駆け上がるRB2番金本選手!
さらにQB12福井→WR88田中パス成功でゴール前へ前進すると、RB98王本のラン、RB2金本のラン、最後はRB7平のランでタッチダウン!
7番平選手も一年生! 立宇治ランパス織り交ぜたバランス良い攻撃で先制です!
オフェンスウェポンの多さを見せつけタッチダウンをあげた立宇治、第1Qに7点先制です!
1Q1:39【同国0-7立宇治】
追いかけたい同国、7番坂本のリターンで自陣35YDよりの攻撃
オフェンスディフェンス、スペシャルチームでも活躍の坂本選手のリターン!
しかし、同国ここでミスが出てしまいます。QB石田のランプレイ中ファンブルロスト! ファンブルフォースはLB80浦本選手!
鋭いタックルでファンブルフォース! ディフェンスのビッグプレイは立宇治80番浦本副将! ボールは立宇治がおさえて攻守交代、同国は痛いターンオーバーです><
キッカーでも活躍中の長尾選手、ディフェンスに囲まれた状態でも落ち着いてキャッチ! このプレイで1Q終了です。
2Q開始、引き続き立宇治の攻撃は2ndD1ゴール前11YD、QB12福井→WR88田中パス成功、最後もQB12福井→WR81田中へエンドゾーン内へタッチダウンパス成功!
1年生QBを引っ張るかのように次々と確実にパスをキャッチしていくレシーバー陣。タッチダウンレシーブは88番田中副将!さらにK81長尾のキックも成功し立宇治追加点です!
14点差を追いかける同国は早めに得点を入れたいところ。自陣20YDよりの攻撃は、RB12岡田のランでFD!前進するとRB3中村太のラン3YD、RB12岡田のラン6YD、RB7坂本のランでFD!
ラン攻撃に活路を見出す同国はいろんなRBを起用、3番中村太思選手は2年生です!
ここからも同国は岡田のランランで敵陣30YDへ攻め込むと一度は立宇治DB15喜多のロスタックルに遭うも 3rdD12岡田のランFD!
ディフェンスのタックルを時にはひらりと時にはがつんとぶっとばしてゲインを重ねる岡田選手のラン! マークされながらもオフェンスを牽引、頼りになる副将です! ようやく同国はレッドゾーン進入!!
同国、この試合はじめてのレッドゾーンへ。RB12岡田のランでFDゴール前5YDまで前進しますがここから立宇治Dが厚い!!RB5幹田のラン1YD、岡田のランなどで攻めるもタッチダウンには至らず。同国K14山田のFG成功!
見えにくいですがホルダーは8番石田選手。同国のドライブはタッチダウンは取れなかったものの山田選手のキック成功で同国3点ゲットです。
立宇治自陣40YD付近より。WR4魚谷のラン、RB7平のラン、RB2金本へのショベルパスもストップでパントへ。P7平のパントはナイスパント!
3rdダウン立宇治オフェンスをストップはLB19番徳永選手とDL51田中将選手か。立宇治は無理せず時間をすすめます。
前半終わって3-14、とにかく立宇治の好調っぷりが際立ちます!! 1年生QB福井くんのパスを盛り立てる先輩レシーバー陣、さらにWRのジェットスィープなど多彩な攻撃で同国ディフェンスを翻弄。オフェンスウェポンの多さを生かし、的を絞らせない攻撃で立宇治の良いところばかり目立った前半となりました。
一方、なかなか攻め手が見つからない同国は、エースRB岡田選手の脚に頼るしかない苦しい状況。岡田選手の個人技でなんとかドライブを前進させ第2Q途中にようやくレッドゾーンまで前進したものの、タッチダウンを取ることはできず>< 苦しみながらのオフェンスの得点は3点に終わっています。
このまま立宇治が突き放すのか、それとも同国が追いすがるのか後半へ続く!