間に関西学生アメフト開幕直前スピンオフ企画第1弾が挟まりましたが…、
平成28(2016)年6月25日(土)、王子スタジアムにて行われましたプリンスボウル2016 第1試合 京都・広島高校選抜 x 滋賀・東海高校選抜 の試合レポの続きです。
京都・広島高校選抜 27-9 滋賀・東海高校選抜、3Q残り8:07
<第3Q途中から>
京都広島、20番K永田大河選手(立命館宇治3年生)がキックオフ。
滋賀東海、9番R生田晃大選手(立命館守山2年生)がキックオフリターンし、自陣23ヤード付近から。
オフェンスは、チーム立命館守山+18番QB渡邊貴信選手(虎姫高校3年生)。
32番RB田名部怜央選手(立命館守山2年生)のランでゲインし、
2ndダウン1、18番QB渡邊貴信選手(虎姫高校3年生;写真↑1番右)のキープで1stダウン更新。自陣34ヤード付近へ。
京都広島の30番LB青根奨太選手(龍谷大平安3年生)のナイスタックルもあり、1stダウン更新できず、4thダウン9に。
この前のシリーズでは、ファンブルリカバータッチダウンもあげた青根選手、今回のプリンスボウルで印象に残った選手の1人です。
滋賀東海、ディレイオブザゲームの罰退で、4thダウン14に。
パントは、京都広島のプレッシャーがきつく、ショートに。
京都広島、敵陣45ヤード付近から。
オフェンスは、チーム立命館宇治に。
QBは、12番福井直人選手(立命館宇治2年生)。
立命館宇治高校3年生のOL(C)79番永福大悟選手は、高校生ながら180cm・113kgと大学生並みの体格で、7月に行われましたU-19世界選手権に日本代表選手として出場していました
もちろん、タッチダウン誌のトップボーイズにも選ばれています!
3rdダウン4、滋賀東海の70番DL服部明選手(立命館守山3年生)のサックで5ヤードロスし、1stダウン更新できず。
ディレイオブザゲームの反則で罰退後、4thダウン14、20番P永田大河選手(立命館宇治3年生)がパント。
滋賀東海、パントリターンも…、
京都広島の36番中川明駿選手(立命館宇治3年生)のタックルでロスし、自陣深く4ヤード付近からのオフェンスに。
立命館宇治高校3年生の中川明駿選手は、DB(CB)として、タッチダウン誌のトップボーイズに選ばれています
滋賀東海、オフェンスはチーム長浜高校に。
3rdダウン5、34番RB中尾了慧選手(長浜高校2年生)のランで1stダウン更新し、自陣17ヤード付近へ。
スリップでロスし、3rdダウン13に。
(タックルしたのは、広島城北高校2年生のDL北村健選手です。)
第3Q終了、京都・広島高校選抜 27-9 滋賀・東海高校選抜
<第4Q>
滋賀東海、3rdダウン13、自陣14ヤード付近から。
パス失敗で1stダウン更新できず、4thダウン13、パント。
京都広島、敵陣44ヤード付近から。
京都広島、オフェンスはチーム同志社国際に。
2ndダウン6、ランも滋賀東海の52番LB伊藤右徳選手(南山高校1年生)、91番DL鳥辺拓選手(東邦高校3年生)らのタックルで1ヤードロスも、
3rdダウン7、10番QB辻耀介選手(同志社国際3年生)のキープで1stダウン更新。敵陣33ヤード付近へ。
2ndダウン10、1番QB渡辺雅友選手(同志社国際1年生)→34番WR松ヶ迫拓真選手(同志社国際3年生;写真↑)のパス成功でゲインも、
3rdダウン5、滋賀東海の42番LB四達孝選手(長浜農業3年生)や14番LB平塚貴也選手(八日市2年生)からサックを受け4ヤードロスし、1stダウン更新できず。
県立長浜農業高校のLB四達選手も、このプリンスボウルで印象に残った選手の1人です。
農学部出身なので、農業高校の選手はついつい応援してしまいますね
4thダウン9、24番P三木貴博選手(同志社国際3年生)がパント。
滋賀東海、自陣15ヤード付近から。
オフェンスはチーム立命館守山に。
32番RB田名部怜央選手(立命館守山2年生)のランで、1stダウン更新×2。自陣39ヤードへ。
1stダウン、8番QB中村大輝選手(立命館守山3年生)→81番WR船越開智選手(立命館守山3年生)のパス成功で1stダウン更新。敵陣47ヤード付近へ。
京都広島の20番LB永田大河選手(立命館宇治3年生)や67番DL下辻武之介選手(龍谷大平安3年生)などのナイスタックルもあり、続けては1stダウン更新できず。
4thダウン6ギャンブルも、京都広島の52番DL大山賢人選手、54番DL加納侑之介選手(いずれも龍谷大平安3年生)のラッシュきつく、パス失敗でターンオーバーに…。
京都広島、自陣43ヤード付近から。
オフェンスはチーム立命館宇治に。
2ndダウン5、25番RB平浩希選手(立命館宇治2年生)のランで1stダウン更新。 敵陣43ヤード付近へ。
23番WR魚谷海仁選手(立命館宇治3年生;写真↑)へのパス成功などでゲインも、パス失敗で1stダウン更新できず、4thダウン6に。
立命館宇治高校3年生のWR魚谷海仁選手も、7月に行われましたU-19世界選手権に日本代表選手として出場しました。
タッチダウン誌のトップボーイズには、リターナーとして選ばれています!
京都広島、こちらも4thダウンギャンブルのパスは失敗となり、ターンオーバー。
滋賀東海、自陣40ヤード付近から。
オフェンスは、チーム長浜高校に。
試合残り1:29
滋賀東海、1stダウン、12番QB高橋康太選手(長浜高校3年生)のスクランブルで1stダウン更新。
1stダウン、12番QB高橋康太選手→44番RB肥田寿啓選手(写真↑)(いずれも長浜高校3年生)のロングパス成功!敵陣15ヤード付近へ。
1stダウン、京都広島の52番DL大山賢人選手(龍谷大平安3年生)の2ヤードロスタックルで、2ndダウン12に。
滋賀東海、タイムアウト1回目。
試合残り0:46
しかし、ここで…、
タッチダウンパスを京都広島の22番DB明石大地選手(立命館宇治3年生)が、この試合2本目のインターセプト!!
試合終了間際の被タッチダウンの危機を救うインターセプトでした
立命館宇治高校のDB明石選手は、関西大会でもボウルゲームでも、インターセプトを量産しているイメージがあります
京都広島の自陣20ヤードからのオフェンスに。
2ndダウン、京都広島、タイムアウト1回目。
京都広島、10番QB辻耀介選手→21番RB藤田成哉選手(いずれも同志社国際3年生)のパス成功で1stダウン更新。自陣31ヤード付近へ。
3番RB中村太思選手(同志社国際3年生)のランでゲインし、2ndダウン4に。
京都広島、タイムアウト2回目。
試合残り0:04
1番QB渡辺雅友選手(同志社国際1年生;写真↑1番右)からロングパスは…、
13番WR鏡味巧磨選手(同志社国際2年生)へ見事ヒット!
同志社国際はQBとして1番渡辺選手が出てくると高確率でロングパスですし、この試合終了間際のシチュエーション的にもどう考えてもロングパスなんですが、わかっていても止められないのが、この渡辺→鏡味の同志社国際ホットライン
しかし、タッチダウン目前で、滋賀東海の89番DB山本敏選手(海陽学園3年生)のタックルにあい、スコアには至らずタイムアップ。
海陽中等教育学校3年生のDB山本敏選手は、タッチダウン誌のトップボーイズに選ばれています
昨年はトップボーイズ候補生でしたので、2年連続での選出ですね
今春の関西大会では、WR/RB/DBとして攻守両面で活躍し、海陽学園の準優勝の原動力の1人でした。
こんな紹介方法で申し訳ないのですが、写真↑左の15番、立命館守山高校2年生のDB中塚賢選手もトップボーイズに選ばれています
私は今年の立命館守山高校の試合は拝見できてないので、京滋高校担当の(ま)さんに聞いたところ、「啓明学院戦で、あのWR大村選手を1人でずっとマークしてたんだよ!途中からケガか何かで抜けてしまって、それから失点が続いてしまって…(>_<)」とのこと。
あの大村選手をマンツーマンカバーできて、181cmと長身で、まだ2年生!
たまたまかもしれませんが、立命館守山高校では13番と大学パンサーズのDBエースナンバーをつけているということもあり、これから注目していきたい選手です。
試合終了、京都・広島高校選抜 27-9 滋賀・東海高校選抜
<表彰式>
勝利した京都・広島高校選抜チームへの表彰後、個人表彰選手の発表がありました。
MIPは、京都・広島高校選抜の10番QB辻耀介選手(同志社国際高校3年生)!
京都広島オフェンスを率い、第1Qには自らのランプレイで先制タッチダウンをあげました。
敢闘選手賞は、滋賀・東海高校選抜の65番OL/DL村居大地選手(滋賀県立長浜高校3年生)!
DLとしてはQBサックを記録し、OLとしても活躍しました。
MVPは、京都・広島高校選抜20番LB/K/P永田大河選手(立命館宇治高校3年生)!
第1Qは先制タッチダウンに繋がるインターセプトリターンもあり、京都広島ディフェンスの被タッチダウン0に貢献しました。
このプリンスボウルをもって関西高校アメフトの春シーズンは終了し、夏トレーニング期となりました。
秋の府県地区大会は、
・京都府大会 9月11日(日)から
・滋賀県大会 9月4日(日)から
・東海地区大会 9月25日(日)から
・広島県大会 9月18日(日)
開幕となっており、ここからthe Road to ChristmasBowlが始まります!
(京滋高校担当の(ま)さんは府県大会も行ってくれると思うのですが、)また関西大会でナイスプレイを拝見できるのを楽しみにしています
続きましては、プリンスボウル第2試合 兵庫高校選抜 x 大阪高校選抜の試合レポに取りかかりたいところですが…、関西学生アメフトがこの週末、8月26日(金)19:00 立命館大学 x 甲南大学@エキスポフラッシュフィールドをもって開幕するということで、その前にスピンオフ企画第2弾(関西学生アメフトの展望と注目選手)を入れたいと思います。
(金曜日のキックオフ前にアップするのは、ちょっと難しいですが…)
おわり。