平成28(2016)年6月18日(日)、エキスポフラッシュフィールドにて行われました春の関西高校大会 決勝戦 関西学院高等部(兵庫1位・昨春関西準優勝、昨秋全国優勝) x 海陽中等教育学校(東海1位)の試合レポです。
この試合レポの写真は、私が撮った写真をメインに、(ま)さんの旦那さんが撮ってくださった写真も使わせていただいてますm(_ _)m
試合前の整列です。
雨はひとまず上がったものの、フィールドには水が浮いており、すべりやすい状態です。
左側のホワイトジャージが海陽中等教育学校、右側のカラー(青)ジャージが関西学院高等部です。
人数が倍以上違いますね
海陽学園の41番RB/LB八木主将(3年生)と関西学院高等部の59番DL菅野主将(3年生)のコイントスの結果、海陽学園が勝利し、前半レシーブを選択。
両主将の握手。
海陽学園のキックオフ前の円陣です。
海陽学園は、箕面自由学園高校、啓明学院高校と関西の強豪2校を破って、東海代表として初の決勝戦進出です
対戦相手は、2011年の準決勝で35-28というスコアで惜敗した関西いや、全国高校アメフト界の王者・関西学院高等部!相手に不足はありません
海陽学園スタンドには、“REMENBER(忘れるな) 2011.6.11 KG FIGHTERS 35-28 KAIYO BLUESTORM”というTシャツを着ている若いOBらしき方もいらっしゃいました。
※7/2加筆※
フォロワーさんに転載許可をいただきましたので、そのTシャツの写真を掲載させていただきます。
上の方に書いている“It's not whether you knocked down, It's whether you get up.”は、NFLのスーパーボウルの優勝チームに送られるトロフィーに名前が冠せられているヴィンス・ロンバルディー氏(元GBパッカーズHC)の名言です。
日本語に訳すと、「ノックダウンされたは大したことではない。そこから立ち上がるかどうかが重要なのだ。」という感じでしょうか?
さて、その時の雪辱を果たして、東海初の関西大会優勝を果たすことができるでしょうか!?
先日の準決勝の試合レポで、海陽学園の西村英明監督が元京都大学アメフト部キャプテンであることを御紹介させていただきましたが、海陽学園スタンドには、ギャングスターズロゴをつけた方がチラホラ…。
もしかして、私が知らなかっただけで、京大ファンの方の間では有名なのでしょうか(;^_^A
ある方に「今度は指導者になって、打倒・関西学院を目指しておられるんですね!」とメッセージをいただきましたが、そういう意味では関西学生アメフトファンも注目すべき試合です!
関西学院高等部のキックオフ前の円陣です。
関西学院は、広島城北高校、同志社国際高校相手に、順当に勝ち上がっての決勝戦進出です。
秋シーズンの集大成であるクリスマスボウル(全国大会決勝戦)では2年連続優勝している関西学院、実は春の関西大会では2010年以来、5年間優勝から遠ざかっています。
さらに目指すは、春秋連覇の完全優勝!
海陽学園の再挑戦を、クリスマスボウル覇者の力をもって跳ねのけることができるでしょうか?!
この日のスタメンです。
<関西学院高等部:オフェンス>
OL:76番奥谷選手(3年生)、65番高木選手(3年生)、58番阿部選手(3年生)、52番武内選手(3年生)、79番遠藤選手(2年生)、RB:21番三宅選手(3年生)、QB:9番奥野選手(3年生)、TE:89番栃尾選手(3年生)、WR:11番高木選手(3年生)、1番福原選手(2年生)、85番前川選手(3年生)、P:12番林選手(3年生)
<関西学院高等部:ディフェンス>
DL:96番手塚選手(2年生)、99番近藤選手(3年生)、50番岡選手(3年生)、59番菅野選手(3年生・主将)、LB:33番三村選手(2年生)、4番廣川選手(3年生)、57番繁治選手(3年生)、DB:25番小西選手(3年生)、20番岩崎選手(3年生)、32番市川選手(2年生)、34番河南選手(3年生)、K:33番三村選手(3年生)
<海陽中等教育学校:オフェンス>
OL:58番原選手(3年生)、78番小澤選手(3年生)、77番萩野選手(3年生)、56番松本選手(2年生)、79番小澤選手(3年生)、TE:99番後藤選手(3年生)、WR:85番山本選手(3年生)、82番大作選手(3年生)、RB:6番白崎選手(2年生)、26番小島選手(3年生)、QB:4番坂野選手(3年生)、P:21番太田選手(3年生)
<海陽中等教育学校:ディフェンス>
DL:75番野田選手(1年生)、77番萩野選手(3年生)、58番原選手(3年生)、79番佐々木選手(3年生)、LB:62番武田選手(3年生)、41番八木選手(3年生・主将)、93番二木選手(2年生)、DB:98番松井選手(3年生)、21番太田選手(3年生)、80番張選手(3年生)、85番山本選手(3年生)、K:9番浅野選手(1年生)
試合前の整列の写真でもわかるように、両校で選手数に差があります。
海陽学園の選手数は、公式パンフレット上、1年生を入れてたったの28名!
この中からケガ等で試合に出場できない選手もいるでしょうし、実質はもう少し少ないでしょう。
それゆえ、ほとんどの選手が攻守両面で出場しています。
準決勝では、疲労が最小限になるように、選手を定期的にローテーションし、フィールドに出ていない選手は日陰(テント)で座らせて休むことを徹底させる等、工夫がなされてたように思えました。
しかし、これよりたった1週間前の啓明学院高校戦では、勝利したものの、激戦がたたって傷んだ選手も少なくなかったはず(>_<)
ましてや、決勝戦は、昨春、準決勝までは圧倒的な力を見せつけた高槻高校であっても、攻守両面ゆえに苦戦した1Q12分ゲームです。
海陽学園の選手たちのコンディションも、気になるところです…。
<第1Q>
関西学院の33番K三村選手(2年生)のキックオフで試合開始。
海陽学園、6番R白崎選手(2年生)がキックオフリターンし、自陣32ヤード付近からとまずまずの位置からのオフェンスに。
先発QBは、準決勝に引き続き、4番坂野(ばんの)選手(3年生)。
26番RB小島選手(2年生;写真↑左から3人目)や85番WR山本選手(3年生)のラン×3でゲインも、1stダウン更新には至らず、4thダウン1に。
フォルススタート後、21番P太田選手(3年生)がパント。
静かな立ち上がりに、ラインの力関係を計っているのかな?という感じもしました。
関西学院は、自陣31ヤード付近からのオフェンスに。
先発QBは、こちらも準決勝に引き続き、9番奥野選手(3年生)。
海陽学園のオフサイドの反則で前進し、
2ndダウン5、 9番QB奥野選手から…、
11番WR高木選手(3年生)へのパス成功で1stダウン更新。50ヤード付近へ。
さらに、9番QB奥野選手のキープ、9番QB奥野選手→85番WR前川選手(3年生)のパス成功で1stダウン更新×2。敵陣24ヤード付近へ。
海陽学園の80番DB張選手(3年生)らの2ヤードロスタックル(写真↑)もあり、続けては1stダウン更新できず、4thダウン3に。
38ヤードフィールドゴールフェイクからのパス成功も、ダウン更新には至らず、ターンオーバー!
海陽学園の自陣21ヤードからのオフェンスに!
海陽学園にとっては、関西学院の順調な1stドライブをうまく無失点で断ち切ることができたかのように思えましたが…、
スナップがそれ、関西学院の96番DL手塚選手(2年生)がボールをおさえ、なんと自陣深くで痛恨の再ターンオーバー(>_<)!
関西学院の敵陣3ヤード付近からのオフェンスに!
海陽学園ディフェンス、なんとか1ヤードを残してタッチダウンは阻止しますが…、
33番K三村選手の18ヤードフィールドゴール成功!
写真↑、シールドが豪快に崩れていますね
関西学院高等部 3-0 海陽中等教育学校、1Q残り4:46
関西学院、タッチダウンならずも、フィールドゴールで先制です!
関西学院、33番K三村選手がキックオフ。
海陽学園、6番R白崎選手がリターンし、自陣30ヤード付近から。
4番QB坂野選手→80番WR張選手のパス成功でゲインし、
2ndダウン1、26番RB小島選手のランで1stダウン更新。自陣42ヤード付近へ。
関西学院の59番DL菅野主将(3年生)らのサックで約10ヤードの大幅ロスし、続けては1stダウン更新できず。
4thダウン16、21番P太田選手がナイスパント。
関西学院、自陣17ヤード付近から。
ここでQBを12番林選手(3年生)に。
以後、関西学院は、QBを9番奥野選手と12番林選手を併用して起用していました。
3rdダウン5、12番QB林選手→89番TE栃尾選手(3年生)のパス成功で1stダウン更新。自陣27ヤード付近へ。
関西学院、時間がなくなり、タイムアウト1回目を取得。
1Q残り0:24
関西学院、12番QB林選手のキープで、2ndダウン8に。
写真↑でもわかるでしょうか?ここからしばらく、雨がきつく降り始めるのでした…
第1Q終了、関西学院高等部 3-0 海陽中等教育学校
その②に続く…。